Mr.ハードラックの記録帳

主にFEサイファ、FEヒーローズについての備忘録です。たまにサイファ、ヒーローズ以外のFEのことも書きます。詳しくはプロフィールにて。

ミョルニル(実践・Echoes&聖魔編)

ミョルニル実践編第3回となる今回は、Echoesと聖魔+α出典のミョルニル敵部隊について説明します。

ミョルニルの敵部隊(Echoes編)

先ずはEchoes(外伝)出典の敵部隊から説明します。

Echoes出典の敵部隊も紋章と同じく、強さが控えめな最初期のキャラクターが大多数を占めているため、難易度的には上級でも低い部類になります。なので召喚師でも倒しやすい敵も多くいます。

また、Echoesの敵部隊には守備が高い敵が多いので、魔法や竜石のキャラクターを編成させると良いでしょう。

尚、Echoes出典の大英雄が現状4人しかいない*1ため、Echoes出典のミョルニル襲撃は他の作品に比べてかなり少ないです。

注意すべき敵

Echoes出典の敵の中で特に注意すべき敵(見出し敬称略)は以下の3名です。

カチュア

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元々は紋章のキャラクターですがEchoesにも登場します。Echoes出典ではファルコンナイトの装束で登場します。

応援スキルの「一喝+」でこちらが敵をデバフさせたとしてもそれを強化に反転させてしまうので、厄介な応援役になります。

おまけに攻撃と速さも高い上「曲技飛行」で思わぬところから奇襲を仕掛けて来るので、「一喝+」をせずに敵を攻撃して沈めてくるということもあります。

増援として現れたら遊撃役で倒したいところですが、近接攻撃で戦闘を仕掛けると思わぬ反撃を食らうことも間々あるので、遊撃役に射程2のキャラクターを入れて応戦しましょう。

パオラ

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こちらもカチュア君と同じくファルコンナイトの装束で登場します。

カチュア君と違いこちらは応援の方を最優先にし、尚且つ応援した後に安全圏まで再移動するため、応援役の厄介さと言ったらパオラ君の方が上かもしれません。

直接戦闘も強力で、「レディソード」が常に2回攻撃する上に敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算と何故かブレスと同じ仕様なので、守備が高いキャラクターで攻めようとしても魔防が低ければ返り討ちに遭います。

弱点は低めの速さと魔防なので、増援として出てきたら射程2の魔法の遊撃役で倒すと良いでしょう。

ジー

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パオラ君よりもさらに遅い速さを持ちますが、その短所を補って余りあるほど戦闘に特化したキャラクターです。

と言うのも「聖槍グラディウス」が射程2の敵に攻撃されたら反撃する上、HPが25%以上なら絶対追撃してくるため、射程2の魔法で攻撃したら反撃で返り討ちということが多々あります。

さらには「攻撃守備の凪」や「攻撃守備の機先」などで戦闘時はこちらの攻撃と守備が下がるため、生半可な攻撃と守備のキャラクターだとジーク君にダメージを与えられずにこちらが大ダメージということもあり得ます。

戦闘で苦戦するようであればムスペルの篝火などでダメージを与えてから倒すと良いでしょう。

同じグラディウスを装備した大英雄のカミュ君より遥かに強いと言うのは禁句です。

敵将

2021年12月現在、ミョルニルの敵将となるEchoes出典の大英雄は以下の4人です(見出し敬称略)。

ベルクト

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Echoes出典のミョルニルで最初に戦うことになる敵将です。

彼も最初期の大英雄で武器スキル含め全体的な能力は控えめな方なので、召喚師でも倒しやすい敵です。

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全くの余談ですが、運が良いと闇堕ちバージョンと同時に出てくることもあり得ます。因みに厄介度は闇堕ちの方が上です。

デューテ(闇堕ち)

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厳密には闇堕ち英雄の大英雄ですが、出典はEchoesなのでEchoes勢の敵将として登場します。

魔道士らしく速さが高く守備は低いので、こちらも魔防が高いキャラクターで応戦し直接物理攻撃で倒しましょう。

彼女もベルクト君と同じで、運が良ければ通常のデューテ君と一緒に出ることがあります。強さ的には闇堕ちも通常版も同じ能力傾向の青魔法なので似たり寄ったりです。

コンラート

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武器スキル「バリアの槍」で他の敵と比べると守備よりも魔防の方が高いですが、それでも全体的な能力は控えめなので、召喚師でも倒しやすい敵と言えるでしょう。

フェルナン

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彼もまたベルクト君や他の敵と同様に守備が高くて魔防は低く、速さもそこまで高くないので、召喚師でも倒せる敵だと思います。

但し、武器スキルの「瞬撃の槍」はフェルナン君の方から攻撃するとこちらは追撃できないので、なるべくこちらから攻撃して倒すようにしましょう。

ミョルニルの敵部隊(聖魔編)

続いては聖魔の光石出典の敵部隊です。

実は2021年12月現在、FEHに登場する全FE作品の中でも聖魔のみ出典の恒常英雄は一番数が少ないです*2。なので、ミョルニルの敵となる聖魔出典のキャラクターは増援ですぐに頭打ちになりやすくなります。

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そのためか、聖魔出典のミョルニル敵部隊はヒーローズ出典の恒常英雄*3との混成部隊になります。

聖魔(+ヒーローズ)出典の敵部隊は初期のキャラクターと最近のキャラクターが大体半々いるので、難易度的には中堅といったところです。召喚師で敵を倒す場合は相手をよく見る必要があります。

注意すべき敵(聖魔編)

注意すべき敵については聖魔出典とヒーローズ出典分けて記載します。聖魔では特に以下の4名(見出し敬称略)に要注意です。

ヒーニアス

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最初期からいるキャラクターですが、実は厄介な人。

見てのとおり何故か魔防が高く素早さもそこそこあるため、速さの遅い魔法系だと返り討ちにされる可能性が高いです。

それどころか、錬成武器の「ニーズヘッグ」はこちらから攻撃したときに敵が竜石か魔法だと敵は反撃できなくなるため、遠距離反撃を持っている竜石キャラクターでも一方的に攻撃されます。

さらには「相性相殺」で例えば無色の敵と三すくみ有利になるスキルで戦おうとすると、その三すくみが反転されて逆に不利になってしまいます。

…とここまで書きましたが、如何せん守備は低く、近距離反撃の手段もないので、近づいてきたら射程1の物理武器攻撃で倒しましょう。

リオン(闇堕ち)

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厳密には闇堕ち英雄ですが、出典が聖魔なので聖魔出典のミョルニルの敵として登場します。

防御面が高い上、武器スキルの「魔王の血書」で射程2の敵のダメージを削減するため、射程2の味方で戦闘すると苦戦を強いられます。

さらに「魔王の血書」は無色の敵相手だと三すくみ有利になるので、召喚師が無色魔法のままだと召喚師で倒すのは辛いです。

とは言え、速さはかなり低く絶対追撃してくる訳でもないので、射程1の赤属性で戦闘しましょう。

セライナ

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聖魔出典のミョルニル敵部隊における応援役の一人です。

アネット君と同様の「大共謀」スキルを持っており、セライナ君と応援相手の縦列方向にいる敵にデバフをばらまきます。

攻撃と速さもともに高いですが防御面はかなり低いので、増援として出てきたら遊撃役で倒しておく方が無難です。

尚、武器スキル「万雷の書」の効果で、彼女に対しては絶対追撃できない点は留意しましょう。

デュッセル

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セライナ君と同じグラド帝国六将の古参であり、アタッカーとして非常に強力な存在でセライナ君と双璧をなすと(私は)思います。

武器スキルの「黒曜の槍」は周囲1マス以内に味方がいなければ絶対追撃してくるので、速さが遅いからといって油断は禁物です。

おまけに「守備魔防の孤軍」や「守備魔防の奮起」で周囲1マス以内に味方がいなければ守備だけでなく魔防も強化されるので、条件が揃うと防御面に隙が無くなります。彼も騎兵なので孤立しやすく、条件が揃いやすくなります。

倒すのに苦労する場合はムスペルの篝火などで固定ダメージを与えてから、騎馬特効や緑属性で倒しましょう。

注意すべき敵(ヒーローズ編)

続いてはヒーローズ出典の注意すべき敵です。ヒーローズでは特に以下の3名(見出し敬称略)に要注意です。

ニフル

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聖魔+ヒーローズ混成部隊の応援役の一人で、「絶氷結界」で周囲の味方のダメージを軽減するので、彼女の周りの敵は倒しづらくなります。

速さは高いですが防御面は低いため緑属性や竜特効で倒すのが定石です。が、武器スキルの「絶氷のブレス」が、攻撃を受けた敵と周囲の敵も反撃不可状態になってしまうため、下手に攻撃すると攻撃役だけでなく周囲の味方も反撃不可状態になって、敵ターンに反撃できずに大打撃を受けることになります。

遊撃役は敵に狙われないことを利用して、彼女が増援として出てきたら遊撃役で倒すか、ニフル君自身は遠距離反撃の手段がないので騎馬または竜特効の魔法で一撃で沈めると良いでしょう。

ムスペル

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ニフル君と同じ応援役の一人で、尚且つ「絶炎結界」で周囲の味方の攻撃力を上げて来ます。

彼自身も防御面が高い上に武器スキルの「絶炎のブレス」や「竜鱗障壁」などでさらにダメージが軽減されるので、倒すのに苦労する場合はムスペルの篝火などで固定ダメージを与えてから青属性や竜特効で倒すと良いでしょう。

尚、武器スキルの「絶炎のブレス」は攻撃を受けた敵とその周囲の敵に回復不可の状態異常を与えるため、下手に攻撃すると攻撃役だけでなく周囲の味方もHP回復を一切受け付けなくなり、「命の宝玉」を発動してもHP回復できなくなるので注意です。

フィヨルム(開花)

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開花英雄も通常の英雄召喚で出てくる恒常英雄に当たるため、開花英雄である開花フィヨルム君も聖魔+ヒーローズの混成部隊に登場します。

彼女は聖魔+ヒーローズ混成部隊における護り手役であり、彼女の周囲の敵を射程2で攻撃すると彼女が身代わりになります。

一見すると守備は高くなさそうに思いますが、「飛燕金剛の構え」や「盾壁隊形」の恩恵で守備力が上がり、しかも武器スキル「絶氷ニフル」や「氷の聖鏡」で敵の射程2の攻撃を上乗せしつつ反撃してきます。

聖魔+ヒーローズ混成部隊も魔防が低いキャラクターの方が多いので、フィヨルム君の周りの敵を魔法で攻撃しようとしたら彼女が身代わりになって返り討ちにされないよう気をつけましょう。

彼女も倒すのに苦労する場合はムスペルの篝火などで固定ダメージを与えてから、赤属性や重装特効で攻撃しましょう。

敵将

2021年12月現在、ミョルニルの敵将となる聖魔出典の大英雄は以下の5人です(見出し敬称略)。

ヴァルター

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聖魔出典のミョルニルで最初に戦うことになる敵将です。

速さが高めで、専用武器スキル「魔性の槍」は奥義カウントの減少が早くなるキラー系武器となっています。

とは言え、彼も最初期の大英雄で全体的な能力は控えめな方なので、召喚師でも倒しやすい敵ではあります。

リオン

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闇堕ちしていない方のリオン君です。Echoesのベルクト君やデューテ君と同じように闇堕ちバージョンと同時に出る可能性があります。

闇堕ちと異なり、こちらは他作品出典の闇魔道士系と同じ赤魔法で守備も低めになっていますので、厄介さは闇堕ちの方が上と言っていいでしょう。

武器スキルの「ナグルファル」も無色相手だと三すくみ有利になるので、召喚師が無色魔法だと少々厳しいかもしれません。

クーガー

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守備は高いですが、武器スキルは汎用武器の錬成の他、魔防も低いので召喚師が魔法系であればさほど苦労することなく倒せると思います。

ケセルダ

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どの能力も中堅レベルで、尚且つ武器スキルも汎用の物を錬成しているので、彼も召喚師で倒せる敵だと思います。

余談ですが、ケセルダ君もヴァルター君も帝国六将の新参ですが、古参のデュッセル殿やセライナ君と比べると厄介さは一回りも二回りも下です。ケセルダ君もヴァルター君も(実質無料配布の)大英雄だからと言うのはありますが…。

オルソン

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厳密には闇堕ち英雄の大英雄ですが、出典は聖魔なので聖魔勢の敵将として登場します。
彼も守備が高く魔防と速さが低めなので、魔法系で倒すと良いでしょう。但し、彼の持つ武器スキル「虚ろな槍」が彼の周囲に味方がいない程強化される代物なので、面倒であれば1ターン目の味方フェイズに遊撃役で倒すのも手です。

 

 

次回はケンプフ君が、その次はトラバント殿がトラ7と聖戦勢を率いてやってくるので、トラ7と聖戦勢の攻略について書きます。

*1:聖杯で召喚されるロビン君やクレーベ君は大英雄ではない

*2:聖魔の光石」自体元々キャラクター数が一番少ないのも一因。サイファでは聖魔に新シンボルを作らず、封印や烈火と同じ紫の「神器」シンボルとしていた。

*3:スルト王と開花レーギャルン君は除く。開花レーギャルン君は何回かミョルニルを試行しましたが出現しませんでした。

ミョルニル(実践・紋章編)

今回は紋章出典のミョルニル敵部隊と、反撃の日について説明します。

ミョルニルの敵部隊(紋章編)

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ご存じの方も大勢いると思いますが、ここで言う「紋章出典」とは具体的には以下の作品の出典のことを指します。

なので「紋章出典」は「紋章の謎」のキャラクターだけでなく、「暗黒竜と光の剣」やリメイク版、「アカネイア戦記」のみに登場するキャラクターも「紋章出典」扱いになります。

紋章出典の敵部隊は、強さが控えめな最初期のキャラクターが大多数を占めているため、難易度的には上級でも低い部類になります。また、それゆえに召喚師でも倒しやすい敵も多くいるので、ミッションのためにもなるべく召喚師で多くの敵を倒すようにしましょう。

ただそれでも、最近(特に第4部と第5部)に実装された紋章出典のキャラクターはかなり手ごわいので油断は禁物です。

また、カイン君やパオラ君など「救援の行路」を持つキャラクターがいるので、倒しきれなかった敵の傍にワープして瀕死の味方にトドメを刺す、なんてこともあり得るので注意しましょう。

注意すべき敵

ここからは紋章出典の敵の中で特に注意すべき敵(見出し敬称略)についてピックアップします。

ウルフ

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2021年11月時点で最新の紋章出典のキャラクターで、それゆえ他の紋章出典のキャラクターと比べてもかなり強いです。

攻撃と速さがかなり高い上、武器スキル「猛き狼の弓」で戦闘中も攻撃と速さが強化されるだけでなく、自分から攻撃すると攻め立ての効果*1を持つので、生半可な守備の射程2のキャラクターで彼の攻撃を受けようとすれば十中八九反撃する間もなく沈みます。

幸い防御面は低いので、彼が近づいてきたらこちらから騎馬特効などで一気に倒しましょう。出て来た瞬間に遊撃役で倒してしまうのも手かもしれません。

ジュリアン

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盗賊ながら速さは高いのはもちろん、守備も高いので生半可な物理攻撃では中々倒せません。

しかも最も厄介なのは、「金剛の反撃・近距離」で射程1の物理攻撃(剣・槍・斧・牙)に攻撃されても反撃できる上攻撃と守備も上がるので、思わぬ反撃を食らいます。さらに武器スキルは「騎殺の暗器」で騎馬特効も付くので、騎馬系でジュリアン君と戦闘すればほぼほぼ返り討ちに遭います。

穴となっているのは低めの魔防と射程1のブレスには反撃できない点なので、竜石のキャラクターで戦うと安牌です。

クリス

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クリス君は男性の方も女性の方もかなりの難敵です。

どちらも速さが高い上に「回避・怒り」で、敵との速さの差だけダメージを軽減する*2ので数値以上に防御力もあり、一回の戦闘では倒しきれないことが多々あります。

それどころか「影の英雄の剣(槍)」が奥義が発動しやすい上に、戦闘開始時に敵のHPが100%なら自身の弱化無効かつ敵も弱体化させるため、まともにやり合うと返り討ちにされる可能性も高いです。

「ムスペルの篝火」か「炎纏う召喚師」で固定ダメージを与えてから戦闘すると良いでしょう。

シリウス

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前の4名に比べると能力値的にはやや控えめのように見えますが、それでも侮ってはいけない強敵です。

まず武器スキルの「黒騎の孤槍」が周囲1マス以内に味方がいなければ自身のHPを除く能力が4づつ強化され、さらには「攻撃速さの孤軍」で周囲1マス以内に味方がいなければ自身の攻撃と速さが+6されます。シリウス殿は騎兵なので周囲1マス以内に味方がいない状況になりやすく、上記のスキルが発動しやすくなります。

極めつけは「攻撃速さの凪」で戦闘中、敵の攻撃と速さの強化を無効にした上で攻撃と速さを-3させるので、スキル発動の条件が揃えば実質彼の攻撃は64、速さは55、守備は46相当になります。

幸い魔防は低いので、戦う際には魔法やブレスで攻めると良いでしょう。騎馬特効であれば尚良しです。

敵将

2021年11月現在、ミョルニルの敵将となる紋章出典の大英雄は以下の9人です(見出し敬称略)。

ミシェイル

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紋章出典のミョルニルで最初に戦うことになる敵将です。

スキル「アイオテの盾」で飛行特効は無効になるものの、速さや魔防が低いので召喚師が剣か魔法系であれば充分に倒せる敵です。

ナバール

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ミシェイル君の次に連続して戦うことになる敵将です。

元が剣士らしく速さが高いですが防御能力は低いので、召喚師でも十分に倒せる敵だと思います。

カミュ

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スキル「グラニの盾」で騎馬特効が無効になっている他、武器スキルの「グラディウス」で射程2の敵から攻撃されても反撃します。

とは言え全体的な能力はかなり控えめなので、召喚師で十分に倒せます。

仮面をつけた方が強いと言うのは禁句です。

ローロー

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カミュ殿に引き続いて連続して戦うことになる敵将です。
元がバーサーカーなだけに攻撃と速さが高い他、最新の錬成で装備可能になった「笑面の斧」は敵が強化されていれば逆に弱体化させるうえ、パニック状態*3にするため、こちらが強化を受けているとかえって倒しにくくなります。

とは言え防御力はそこまで高くないので、強化を受けていない状態であれば倒しやすい敵ではあります。また、前回の死神騎士のところでも説明しましたが、ダブル状態の後衛の敵は能力強化を受けていない状態なので、ダブルの後衛で倒すと良いでしょう。

クライネ

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ローロー君からさらに引き続き連続して戦うことになる敵将です。

攻撃や速さは中堅程度ですが、最新の錬成で装備可能になった「狙撃手の弓」で戦闘後に敵とその周囲2マスの敵に7ダメージと攻撃と速さ-7のデバフをばらまき、さらには「蛇毒」で戦闘終了後に敵に10ダメージを与えるため、彼女と戦闘すると戦闘終了後に17ダメージを負うことになります。

近距離反撃の手段はないので、1ターン目の自軍フェイズに遊撃役で倒してしまっても良いかもしれません。

余談ですが、クライネ君から次のガーネフ殿まで、紋章出典のミョルニル敵部隊襲来の間隔がかなり空きます。

ガーネフ

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他作品の闇魔道士の敵将と異なり、能力値的には守備や魔防どちらも中堅程度に高く、速さも中堅というバランスの取れた能力をしています。

悪く言ってしまえば器用貧乏ですが、専用武器スキルのマフ―が、3ターン目開始時に自身を中心とした縦5列以内の敵(魔法以外)に反撃不可の状態異常を与えるので、放っておくと広範囲に厄介な状態異常をばらまきます。

風花雪月のソロン殿と同じく、1ターン目の自軍フェイズに遊撃役で倒しておく方が無難です。

アストリア

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守備と速さが高い一方で魔防は低いので、戦う際には魔法かブレスで攻撃すると良いです。

但し、武器スキルの「メリクル」はターン開始時に自身と周囲2マス以内の物理武器(剣・槍・斧・弓・暗器・牙)の味方の能力を強化させるため、彼も1ターン目の自軍フェイズに遊撃役で倒しておいた方が無難です。

エレミヤ

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彼女自身は杖使いな上に能力値もそこまで高くはないので、召喚師で十分に倒せる敵将ではあります。

ただ、武器スキルが名前のとおりパニック状態を付与するもので、さらには瀕死状態の味方が近くにいれば杖による回復を優先的に行うので、面倒であれば1ターン目に遊撃役で倒しておくと良いでしょう。

ザガロ

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2021年11月時点では聖杯で召喚できませんが、恐らく近々追加される可能性が高く、そうなると彼もまたミョルニルの敵将となり得えます。

武器スキルの「瞬撃の弓」とスキル「攻撃守備の機先」で、自分から攻撃すると攻撃と守備が高くなり、さらには敵は追撃できなくなります。

速さもそれなりに高いので召喚師で倒すよりかは、1ターン目の自軍フェイズに遊撃役で倒してしまった方が無難です。

反撃の日

ここからはミョルニルの「反撃の日」について説明します。

まず今まで説明を端折りましたが、ミョルニルには具体的には以下の4ステップが存在します。

  1. 予兆の日
  2. 防戦の日
  3. 反撃の日
  4. (平穏の日)

「予兆の日」とはミョルニル開催前の予告期間のことであり、この間にミョルニル防衛戦の準備が行えます。

「防戦の日」とは今まで説明しているメインとなる防衛戦の期間を指します。「防衛の日」は2日間で、この期間に防衛戦を一度でもいいからクリアすればミョルニル終了後に将位に応じた報酬が貰えます。

「反撃の日」とは、防戦の日の次にミョルニル敵部隊に反撃する期間のことです。こちらは後程説明します。

最後の「平穏の日」はミョルニル開催終了後の期間のことですが、場合によってはこのステップにはならずに、直ぐにまた「予兆の日」になることがあります。

ここでお分かりになると思いますが、「予兆の日」と「平穏の日」はどちらもミョルニル開催期間外のことを指すので同じ意味です。加えて、防衛戦の準備は「防戦の日」や「反撃の日」にも可能なので、厳密にはミョルニルは「防戦の日」と「反撃の日」の2ステップになります。

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さて、この「反撃の日」は「防戦の日」が終わってすぐに始まり、期間は16:00~翌13:00の間なので「防戦の日」に比べるとかなり短いです。

「反撃の日」は戦闘マップ形式で戦うのではなく、「投票大戦」と同じアイテム消費によるポイント制で戦う形式になります。

1時間ごとにアスク王国とミョルニル敵部隊の攻撃力(ポイント)が加算され、どちらの攻撃力が高いかによって優勢と劣勢に分かれます。そして劣勢の時に攻撃すれば加算される攻撃力のポイントの倍率が高くなります。攻撃時に加算されるポイントは「防戦の日」の最高スコアによって変動します。

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敵部隊に攻撃して攻撃力を加算するには「反撃の矢」というアイテムを1本消費します。攻撃時には写真のようなバリスタが反撃の矢を放ち、ミョルニル敵部隊を攻撃するアニメーションが再生され、その時に加算される攻撃力のポイントが表示されます。

反撃の矢は3本しかなく増やす手段もないため、どのタイミングで何本消費するかを考える必要があります。迷う場合は投票大戦と同じく終了間際に3本一気に使ってしまうのも手です。

どうでもいい余談ですが、バリスタに乗るのは遊撃役の前衛となっているキャラクターで、反撃の矢は残念ながら敵部隊をけしかけているトール君には当たりません。

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「投票大戦」と同じく、こちらがどんなに頑張って攻撃ポイントを加算しても、実際に反撃の日に参加しているユーザー数や敵の神槌レベルによっては、残念ながら負けることがあります。

「反撃の日」に勝利した場合は「王国Lv」が1だけ上がり、反対に負けた場合は1下がります。

因みに「反撃の日」にアスク王国が負けると、Twitter界隈では「またアスク王国滅んでる」とよく言われますが、あくまで敵部隊への反撃で敗北しているだけであり、アスク王国自体への侵攻は「防衛の日」で食い止めてて滅んではいない…と私は思います。

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「反撃の日」で攻撃した場合、ミョルニル終了時に「王国Lv」に応じた報酬が貰えます。尚、現時点では「王国Lv」は30がMAXです。

因みに「反撃の日」の敵部隊の攻撃力加算ポイントは、敵部隊の「神槌Lv」に応じて高くなり、「神槌Lv」はこちらが反撃の日で勝つたびに高くなり、逆に負ければ低くなります。

 

次回はコンラート君がEchoes勢を率いてやってきますが、その次のクーガー君が聖魔勢を率いてやってきた時にEchoesと聖魔を纏めて更新しようと思います。

*1:追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃

*2:速さの差×4%、最大40%まで軽減

*3:強化を+ではなく-にする状態異常

ミョルニル(実践・風花雪月編)

さて前回の予告通り、今回は死神騎士が風花雪月出典の英雄を引き連れてのミョルニルなので、その攻略について説明しようと思います。

はじめに

ミョルニルの攻略と言いましたが、ここでは

  • 各出典作品におけるミョルニルの敵部隊の特徴
  • 厄介な敵や召喚師で狙うべき敵
  • 敵将となる大英雄の特徴
  • その他補足説明(立ち回り方とか)

といったことを説明して、実際どう攻略するかの具体的なことは書きません。

と言うのも、ミョルニルそのものの攻略は持っているキャラに依存しますし、尚且つ初期配置や増援として出てくる敵は完全にランダムなので、安定した攻略法というのもありません。

なので、この記事を参考に自分で何とかする、という形になりますのでご了承ください。

ミョルニルの敵部隊(風花雪月編)

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前回も言いましたように、ミョルニルの敵は敵将の出展作品に登場するキャラクターとなります。今回の死神騎士は風花雪月出典なので、周りの敵も見てのとおり風花雪月出典になります。

実は風花雪月出典の敵部隊ですが、他の作品出典の敵部隊と比べてかなり難易度が高いです。

と言うのも、風花雪月出典のキャラクターは他作品に比べて割と最近実装されたキャラクターが多く、そしてソシャゲの宿命か最近に実装されたキャラクターの方が強い傾向にあるので、必然と風花雪月出典のキャラクターは他作品出典のキャラクターよりも強くなります。

勿論他作品でも最近実装された強力なキャラクターはいますが、他作品は最初期の強さが今に比べて控えめなキャラクターも数多くいるため、総合的な部隊の戦闘力は若干抑えられます。

しかしながら、風花雪月出典は殆ど最近実装された強いキャラクターしかいないため、総合的な部隊の戦闘力は他作品に比べてかなり強力になります。

それゆえ結構厄介なキャラクターも大多数を占めます。

注意すべき敵

まず、風花雪月の敵は全体的に攻撃と速さが高いキャラクターが多数占めており、こちらが追撃し辛いどころか追撃されることもザラにあります。

なので基本的に敵からの攻撃を耐えて反撃で倒す、ということはしないでください。十中八九やられます。

中には、

  • 敵ターンが開始すると奥義発動状態になっている(リシテア君やハピ君など)
  • 自分から攻撃したときに追撃可能なら、攻撃した直後に追撃する(カトリーヌ君やイングリット君など)
  • 見た目の数値以上の素早さが出るヒルダ君やコンスタンツェ君など)

というスキルを持つ敵も多いので、なるべくこちらからの攻撃で敵を倒しましょう。

以上のことから、風花雪月の敵部隊ではほぼほぼ注意する敵だらけですが、その中でも特に厄介な敵(見出しは敬称略)についてピックアップします。

アネット

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先ず個人的には彼女が増援として出てきたら、他の敵そっちのけで最優先で倒すことを薦めます。

というのも基本的に応援を持つ敵は、射程に味方がいれば敵の攻撃よりも味方の応援を優先します。

アネット君の場合は「攻撃速さの応援+」でただでさえ攻撃や速さの高い敵を強化させるだけでなく、「守備魔防の大共謀3」で応援使用時に彼女と応援相手と同じ列にいるこちらの味方の守備・魔防を下げ奥義を発動させなくするという凶悪なデバフをバラまきます。

しかもそれだけではなく、「打ち砕くもの」の効果で応援された敵は移動+1される*1ため、射程外だと思って油断してると一気に敵が詰め寄ってきます。

幸い彼女自身はそこまで素早くなく守備も低めなので倒しやすくはありますが、「打ち砕くもの」が敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算するので、近接攻撃の場合は反撃で深手を負うことにも注意です。

ユーリス

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彼も増援として出てきたら優先的に倒しておきたい敵です。

ユーリス君は「義侠の戦刃」で移動が+1(実質移動は3)で行動後に再移動できる他、「トリック」で3マス先の味方と入れ替わるスキルを持ちます。

つまり例えば凶悪な敵をおびき寄せたとしても、トリックでその敵を安全圏に置く上に自分も再移動で安全圏に移動するため、こちらのペースを乱してきます。

彼自身も守備力は高くないので増援として出てきたら遊撃役で倒すか、若しくは守備の高い味方をユーリス君の射程に置いて釣りだすと良いでしょう。因みに移動補助スキルを持つ敵は、応援を持つ敵と違って基本的に敵の攻撃の方を優先します。

ドゥドゥー

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彼の場合はこちらが敵を攻撃するときに注意すべき存在と言えます。

ドゥドゥー君は「鎧の護り手・近間3」と言う、周囲2マス以内の味方が射程1の武器に攻撃された場合は彼が身代わりになるスキルを持っています。しかも身代わりになっている間は攻撃と守備が上がるため、相性が良くてもこちらの攻撃が効かないどころか反撃で一撃で倒される可能性もあります。

もしドゥドゥー君が倒しておきたい敵の近くに現れた場合、近接攻撃だと彼が身代わりになってそのまま反撃でこちらが倒される危険性が極めて高いです。特に先のアネット君やユーリス君の近くに現れたら物凄く厄介です。

射程2の攻撃にては「鎧の護り手・近間3」が発動しないので、倒しておきたい敵の近くにドゥドゥー君がいる場合は射程2の味方で敵を倒すか、若しくは先にドゥドゥー君自身を魔法や重装特効などで倒しておくと良いです。

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因みに攻撃対象が護り手による身代わりかどうかは、戦闘前の予測画面で確認可能です。写真ではエーデルガルト君がイングリット君を攻撃しようとしてますが、彼女の真後ろにいるドゥドゥー君が護り手で身代わりになっています。

なので攻撃する前に対象が護り手による身代わりになっていないかどうか、今一度よく確認しておきましょう。

コラム:闇ディミトリ君と覇骸皇帝について

今年の闇落ち英雄で登場した闇ディミトリ君と覇骸皇帝は、出典は風花雪月ですがミョルニルの敵としては出てこないようです。

私は10回くらい上級で初期配置の敵を確認しましたが、闇ディミトリ君と覇骸皇帝は出現しませんでした。

因みに他の作品では、出典が大英雄と同じであれば闇落ち英雄は普通に出てきます。

召喚師で狙うべき敵

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前回の報酬のところでも少し説明しましたが、ミョルニル開催期間中は召喚師で敵を倒すと秘伝書の紙片が貰えるミッションがあります。

一見すると、速さが高い風花雪月の敵を中堅の速さを持つ召喚師が倒すのは難しそうに思いますが、中には召喚師が倒せるレベルの速さの敵もいるので、その敵が現れたらなるべく召喚師で倒すようにしましょう。

次からは召喚師が狙うべき敵について何人かピックアップします。

最初の方に実装された風花雪月のキャラクター達

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最初の方(2019年の夏ごろ)に実装された風花雪月のキャラクターは、最近実装されたキャラクターと比べると一回り程強さは抑えられています。なので、召喚師でも十分に倒せると思います。

召喚師が魔法系であれば、速さと魔防の低いエーデルガルト君やディミトリ君、中途半端な速さと魔防のヒューベルト君あたりが狙い目です。

星4以下で登場するキャラクター

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現在の召喚で星4以下で召喚されるキャラクターも星5のキャラクターと比べると一回り程強さは抑えらているので、星4以下で登場するキャラクターも召喚師で倒せると思います。ただ、速さがそれなり高いキャラもいるのでタカは括らないようにしましょう。

召喚師が魔法系であれば、速さの低いバルタザール君や、魔防の低いフェルディナント君やセテス殿、杖使いのメルセデス君やリンハルト君あたりが狙い目です。

敵将

2021年11月現在、ミョルニルの敵将となる風花雪月出典の大英雄は以下の6人です(見出し敬称略)。

クロニエ

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風花雪月出典のミョルニルで最初に戦うことになる敵将です。

原作ではアサシンだったことを反映してか、クロニエ君は速さが高い代わりに防御面が低いので、召喚師のスキル構成次第では召喚師でも倒せると思います。

但し、武器スキルの「アサメイの短剣」がこちらが少しでもダメージを負っていれば彼女が強化される代物なので、1ターン目に遊撃役で倒しておくのが無難でしょう。

死神騎士

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クロニエ君の次に連続して戦うことになる敵将です。

自分が強化を受けていると逆に彼も強化される上に追撃もできなくなるので、一見すると厄介そうに思えます。その代わり速さや防御面が全て中途半端なので、相性やダークスパイク騎馬特効で簡単に倒せると思います。

因みにダブルの後衛はターン開始時の味方のスキルによる強化が無い状態なので、強化を受けた前衛よりも後衛の方が死神騎士を倒しやすいです。

炎帝

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炎帝は武器スキルが汎用武器である他、速さと魔防が低いため、他の敵将に比べるとさほど厄介ではありません。

ただ「守備隊形3」を持っているため、追撃不可無効のスキルを持っているか重装特効でないと、1ターン目に遊撃役で倒しきれない場合もあると思います。

先にも言ったように炎帝自身はさほど厄介ではないので、遊撃役で弱らせたら放置し、近づいてきたら召喚師で倒すのもアリです。

ネメシス

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写真の説明にあるように、武器スキル「天帝の闇剣」は味方が多いほどダメージ軽減されるため、敵の数が多いとネメシス殿に与えるダメージが少なくなり、風花雪月勢の敵将の中では最もタフです。

なので1ターン目に無理して倒そうとせず、彼を放置してなるべく敵の数を減らしてから攻撃しましょう。

幸い魔防と速さは低いので、例えばムスペルの篝火などで固定ダメージを与えてから魔法やブレスで葬っても良いでしょう。

ソロン

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他の作品の闇魔道士の例に漏れず、ソロン殿自身は速さと守備が低めなので、召喚師でも倒しやすい敵将ではあります。

但し、放っておくと武器スキルの「バンシーθ」によるえぐいデバフと状態異常が発動しこちらが不利になるので、早いうちに遊撃役で倒しておいた方が無難だと思います。

アルファルド

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能力傾向はソロン殿と同じく速さと守備が低く、尚且つ武器も汎用なので敵将の中では厄介な部類ではないと思います。

1ターン目で遊撃役で倒してしまうか、近づかせて召喚師で倒すかはお任せします。

ミョルニルでの立ち回り補足

ここから先はミョルニルの防戦での一般的な立ち回りについて補足説明します。

不利な状況だと思えば降参すべし

ミョルニルでの防戦で例えば、

  • 初期配置に厄介な敵が厄介な位置にいる
  • 初期配置で厄介な敵同士が固まって配置されている
  • 主戦力となる味方が早いターンでやられてしまった

など不利な状況があれば、迷わず右下のメニューから「降参」を選んで仕切り直しましょう。

前回言ったようにミョルニルのスコアは減点方式で味方を失うと減点されるので、敵の初期配置の時点で味方に甚大な被害が出そうと思えば、降参してこちらが有利に戦える状況まで仕切り直すのも手です。

尚、ミョルニルの防戦にはスタミナやアイテムを消費するということはないので、戦況不利であればいくらでも降参して仕切り直しても問題ありません。

ギミックの発動

前回は文書だけで説明したギミックの発動を、今回はスクリーンショット付きで改めて説明します。

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まず発動したいマップ上のギミックをタップすると、下のメニュー欄にf:id:hardluck_mr:20211106145007p:plainアイコンが出るので、アイコンをタップします。

ここでは「生命の宝玉」を使います。アイコンタップ前にギミックの効果範囲がちゃんと味方(若しくは敵)に及ぶかどうかを今一度確認しましょう。

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アイコンをタップすると本当に使用して良いかどうかの確認ダイアログが出るので、ここで「使用する」をタップするとギミックのエフェクト発動後に効果が現れます。

今回は「生命の宝玉」の効果により、ギミックの範囲内にいる召喚師、ギネヴィア君、キヌ君の体力が50回復しました。

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ギミックを使用するとギミックの左上に数字が表れ、ギミック自身の色もグレーになってf:id:hardluck_mr:20211106145007p:plainアイコンもタップできないようになります。

これはその数字のターン数分ギミックが使えないことを表します。数字で指定したターン数を過ぎると再びギミックの色が元に戻り、ギミックの左上にf:id:hardluck_mr:20211106145007p:plainアイコンが出るので、この時はギミックを再度使用できます。

「生命の宝玉」の場合「3」と左上に現れてるので、3ターン後まで使えないことを意味します。使用したターンが4ターン目なので、7ターン目にならないと再使用できません。7ターン目になると「生命の宝玉」が再使用可能になります。

ミョルニルの敵の予測

今回のミョルニルが終わった後、次のミョルニルで敵将は誰がそしてどの作品のキャラクターが敵として現れるかは予測可能です。

ミョルニルの敵将となる大英雄は登場順(実装された順)になっているので、「聖杯で英雄を召喚」のリストで次は誰がそしてどの作品の敵が来るかを確認できます。

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例えば今回は死神騎士がミョルニルの敵将だったので、次はアストリア君が紋章勢を率いて、その次はコンラート君がEchoes勢を率いてやってきます。

尚、「聖杯で英雄を召喚」リストにある最新の大英雄*2ミョルニルの敵将として現れた場合、その次からは一巡して最初の大英雄であるナーシェン君が敵将になります。

 

 

今回はここまでとします。次回は先にも言ったように、アストリア君が紋章勢を率いてやってきた時に更新します。

*1:射程2の騎馬は除く

*2:2021年11月現在はアルファルド殿が最新

ミョルニル(基礎編)

今回からは暫く「ミョルニル」についての攻略記事を書こうと考えています。

前書き

まずは前回の更新から半年以上ご無沙汰して申し訳ありません。

本当であれば、当ブログはFEHを辞めておきながら悪ノリ便乗で門番君に投票しまくったこの方にFEHを復帰してもらい、そして彼のために色々FEH関連の記事を書こうと思っていました。が、彼はどうも復帰するそぶりが無いのと、そもそも彼が復帰しないのに何を書けばいいのかというのもあって今まで更新していませんでした。

ただここ最近、彼だけではなくFEHを遊ばれている皆様やひいては自分のために、FEH攻略の手助けとなるようなことを書こうと思い、半年ぶりに筆(?)を取りました。ツイッターだけで攻略内容を書くのも限界がありますしね。

勿論、ここよりも優れた攻略が載ったサイトは数多くあります。ここはあくまで参考書的な感覚で見ていただけると幸いです。

ミョルニル攻略

さて、前置きはこのくらいにして本題に入りましょう。今回はミョルニル攻略の基礎的な所を説明したいと思います。

ミョルニルとは

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こちらでも少し触れましたが、比較的短めのスパンでイベント開催される防衛マップです。

設定としてはFEHの世界における戦神トール君が、異界の英雄たちを差し向けてアスク王国に攻め入ってくるというもので、トール君の軍勢からアスク王国の門を防衛するということになっています。

上のとおりアルフォンス君は「突破されればアスク王国に明日はない」と言っていますが、度々ミョルニルでトール君の軍勢に負けています。最も、トール君の軍勢に反撃で負けているので、別にアスク王国がトール君の軍勢に制圧されたわけではないのかもしれませんが…。

因みにミョルニルがいつ開催されるかは、FEH公式が月初に発表するイベントスケジュールには一切載ってません。本当にトール君が急襲してくるという感じになります。但し、ミョルニルが開催される2~3日前には公式から予告があります。

ミョルニルでの戦闘

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ミョルニルでは大英雄の敵将が同じ作品出典の恒常英雄*1を引き連れて、マップ最上段の列から最下段にある扉(写真の赤丸で囲ったギミック)に向かって進軍します。例えばマークス様が敵将の場合、if出典の恒常英雄が敵軍となります。

2ターン目以降は2~3体ほど敵軍の増援がマップ最上段の列から出現します。

敵の思考ルーチンは扉への進軍が最優先で、敵が扉を2つともに到達すると敗北します。なので、こちらも敵を倒して敵の進軍を食い止めましょう。勿論、自軍が全滅しても敗北です。

勝利条件は7ターンの間、扉を1つでもいいから守り切ることです。尚、7ターン以内に敵将を倒したり、敵を全滅させてもクリアとはなりません。

ミョルニルの戦準備(出撃キャラクター)

ミョルニルの戦準備は開催期間中にも可能ですが、開催するずっと前からも準備可能です。ここではまずキャラクターの出撃について説明します。

ミョルニル出撃キャラクターの編成は「ミョルニル」→「秘宝砦の編集」→「防衛編成」メニューで可能です。

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ミョルニル出撃のキャラクターはダブルを組むことができ、状況に応じて好きな時に前衛と後衛を交替できます。前衛がやられた場合は後衛がその場に残ります。召喚師はダブルを組むことができません。

尚、ダブルを組むと比翼スキルや双界スキルを使うことができません。ダブルを組ませずに出撃させれば比翼・双界スキルを使うことができる(と思います)が、相対的に戦力が減るのでそことの二者択一になります。

上の写真のとおり、一番左端の遊撃役以外は特定の能力が上がるので、いずれかの能力に優れたキャラクターを配置するとベストです。

遊撃役

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一番左端のキャラクターは「遊撃役」といい、マップ上段の4列以内(写真の赤枠内)を移動できます。この部分は敵軍の増援が出てくる場所ですが、敵は遊撃役を狙うことはありません(遊撃役が攻撃したら反撃はします)。

反対に遊撃役以外の味方(写真の青枠内のキャラクター)は赤枠内に入ることはできず、遊撃役以外の味方が敵の射程内にいれば敵はそちらを狙って来ます。

遊撃役はなるべく他の味方の負担を減らせるように、厄介な敵が遠くに現れても直ぐに駆け付けられる騎馬系が良いと思います。さらに攻撃後再移動を持つキャラクター(レギン君や総選挙エイリーク君など)であればなお良いでしょう。

召喚師

ミョルニルでは召喚師自身も参戦します。能力はやや控えめですが、自分が所持している英雄のスキルを装備できる特性*2があるため、装備するスキル次第では十分な戦力になり得ます。召喚師のスキルは「仲間」→「仲間との交流」→「マイ召喚師」メニューでカスタマイズ可能です。

2021年11月現在、召喚師は剣槍斧と4色(赤、青、緑、無色)の魔法が装備可能ですが、個人的には無色の魔法を装備するのがオススメです。理由は、

  • 3すくみ不利になることが少なく、安定してダメージを与えられる
  • 「~殺し」のスキル*3で不利になることがない

の2点です。勿論、状況に応じて無色の魔法以外を装備しても構いません。

スキルのカスタマイズについても敵軍や防衛編成、装備武器によって適切なものに変えてもいいです。因みに私は現在以下のスキル編成にしています。

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  • 死銃ブレイザブリク…召喚師が現時点で唯一装備可能な無色魔法*4
  • 攻撃速さの応援+ミョルニルの敵相手には兎に角攻撃と速さが大事なので。
  • 凶星…最もスキルカウントが少ない奥義。魔防が高い相手だと若干苦戦するので、「月虹」や「血讐」でも良いかも。
  • 金剛の反撃・近距離…近距離武器敵の対策。近距離武器敵に攻撃されれば攻守が上がる上反撃も可能。
  • 速さ魔防の凪3…戦闘中、敵の速さと魔防がマイナスされるため、召喚師が敵を倒しやすくなる。
  • 攻撃速さの信義3…ターン開始時に味方と隣接していれば攻撃と速さが強化される。応援の都合上、味方と隣接していることが多いため。
  • 攻撃守備の密集3…自身の周囲2マス以内に味方が多いほど攻守が上がる。もっと良い聖印があればそっちにしても良いかも。
特別枠

編成の一番右端の枠は「特別枠」といい、条件を満たせばもう2人編成することができます。

特別枠が有効になるのは、以下の条件を全て満たした神階英雄が編成されたときです。

  • 特別枠に描かれた祝福と同じ祝福を持つ
  • 「攻撃部隊特別枠」の神階効果を持つ

特に肝となるのが2番目の「攻撃部隊特別枠」を持っているかどうかです。

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神階英雄が「攻撃部隊特別枠」を持っているかどうかは、神階英雄の祝福アイコンが金縁になっているかどうかで判別可能です。例えば、レギン君は天の祝福アイコンが金縁なので「攻撃部隊特別枠」を持っていますが、オルティナ様は金縁ではないので持っていません。尚、祝福アイコンをタップしても、「攻撃部隊特別枠」を持っているかどうか確認可能です。

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特別枠に編成可能な味方は、特別枠に描かれた祝福と同じ祝福を持つキャラクターのみです。

例えば上の写真の場合、天の祝福かつ「攻撃部隊特別枠」を持っているレギン君が編成されているため「特別枠」が有効になっています。同じ天の祝福を付与されたエイリーク君は特別枠に編成できますが、異なる理の祝福を付与された門番君は編成できません。

ミョルニルの戦準備(ギミック)

ミョルニルの戦準備では出撃キャラクターだけでなく、マップ上に5つまで味方を強化したり敵を弱体化させるギミックを配置することが可能です。ギミックの配置は「ミョルニル」→「秘宝砦の編集」メニューで可能です。

2021年11月現在は以下のギミックが存在します。

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ギミックの発動

防衛マップのギミックは飛空上のギミックと違って自動で発動するものではなく、任意のタイミングで発動させます。

ギミックをタップしたのち、画面右下に出てくるf:id:hardluck_mr:20211106145007p:plainアイコンをタップし、確認ダイアログで「はい」をタップするとギミックの効果が発動します。実際にギミックを発動させるスクリーンショットは後の記事で載せます。

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ギミックをタップするとギミックの効果が及ぶ範囲が現れるので、発動前に今一度確認しましょう。

f:id:hardluck_mr:20211106145007p:plainアイコンの横にある数字は、ギミック発動後に再発動可能になるまでのターン数を示します。例えば「ムスペルの篝火」を使用すると、その2ターン後まで「ムスペルの篝火」を再使用することができなくなります。なのでギミックの発動も戦況をよく見て発動するかどうか考えましょう。

ボーナスギミック

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ギミックの中には設置すれば全味方の能力がアップする「ボーナスギミック」があります。ボーナスギミックは毎回異なるので、準備期間中に1つは設置すると良いでしょう。

因みにですが、参考までに私は5つのギミックをこのように配置しています。

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配置するギミックは敵に固定ダメージを与える「ムスペルの篝火」と「炎まとう召喚師」、味方を回復する「生命の宝玉」と「命溢れる召喚師」、そしてボーナスギミックです。前者4つがボーナスギミックと被った場合は、敵を弱体化させる「エンブラの魔印」を5つ目に置くことが多いです。

ミョルニルではいかに敵を多く倒し味方を生き残らせるかが大切なので、固定ダメージ付与と味方回復は私にとって必須ギミックです。

敵増援にもダメージを与えるため「ムスペルの篝火」は遊撃枠に一番近いところに、多くの味方を回復させるために「命の宝玉」は中央に、それ以外は後方に設置しています。

その他

ボーナス神階英雄

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ミョルニルでは特定の祝福を持つ神階英雄が強化される「ボーナス神階英雄」がいます。例えば上の写真の場合は、天と理の祝福を持つ神階英雄が強化されます。こちらも毎回変わるので、ボーナス対象の神階英雄を防衛部隊に編成させると有利に戦えます。

尚、勘違いしやすいですが

  • ボーナス対象の祝福を持つ神階英雄以外の英雄も強化される
  • ボーナス対象の祝福を持つ神階英雄の神階効果を受けられる

わけではないので注意しましょう。

スコアと報酬

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ミョルニルの防衛戦では「将位」と呼ばれるランクがあり、「将位」が高いほどミョルニル開催終了時に貰える報酬の量も多くなります。

報酬は個性の実、秘伝書の紙片、秘宝玉、各種神竜の花と豪華なので、ミョルニルが開催されれば是非とも参戦しましょう。「秘宝玉」はミョルニルのギミックを強化するための材料です。

「将位」はミョルニルの防衛戦での得られるスコアが高いほど高くなります。スコアは減点方式で、

  • 味方がロストする
  • 扉が1つ突破される

とスコアが減ります。なので、高スコアを狙うためにも味方はなるべく生存させましょう。

またこの他にも、開催期間中は「召喚師で敵を倒す」ミッションがあり、達成すればより多くの秘伝書の紙片が報酬として貰えます。なので、召喚師も防衛戦で敵を多く倒して活躍させましょう。

敵の強さと難易度

敵軍の強さは、自分の今の「将位」、編成しているボーナス神階英雄の限界突破回数、マップの難易度、の3つによって決まります。

ミョルニルのマップには「初級」、「中級」、「上級」の3つがあります。当然ながら「上級」で敵が強いほど得られるスコアも高くなりますが、余りにも敵が強すぎる場合は「中級」または「初級」で戦うと良いでしょう。

因みにミョルニルに編成する味方のレベルは、どの難易度でもLv40(MAX)推奨です。

自動ターン終了設定

ミョルニルで防衛戦をする前に、「環境設定」で以下の設定をしておくことを強くお勧めします。

  • 「自動ターン終了」を「オフ」または「ダブル・比翼以外」に設定する

「自動ターン終了」が「オン」だと、味方の行動が全員終了すると即敵ターンの開始になるため、味方の行動全員終了時にギミック発動や前衛と後衛の交替ができなくなるからです。

上記の設定であれば味方の行動が全員終了しても敵ターンの開始とはならず、発動するギミックが残ってないか、前衛と後衛の交替は問題ないかをじっくりと確認できます。確認が終われば「ターン終了」ボタンをタップして敵ターンを安全に開始しましょう。

 

 

さて、長くなりましたがミョルニルの基礎編はここまでとします。

次回は今から丁度10日くらい後に、死神騎士が風花雪月勢を引き連れて来るので、その時にミョルニル攻略実践向けの攻略記事第1回を書こうと思います。

*1:総選挙英雄は除く

*2:キャラクター専用スキル、および歩行や現在装備している武器種で装備できないスキルは除く

*3:特定の武器種の敵は追撃できなくなる上に、自分は絶対追撃

*4:他の無色魔法は専用武器スキルなので装備不可

FEヒーローズの英雄たち(闇堕ち英雄)

前回まではFEH入門編のようなことを話してきましたが、今回からはもう少し踏み込んだ内容について書いていきたいと思います。

今回は現在話題の「闇堕ち英雄」について書きたいと思います。

尚、当記事で扱っている「現在」は、当記事執筆時点(2021/5/9)のものとします。

闇堕ち英雄とは

「闇堕ち英雄」とは、恒常英雄や大英雄のうち、FE原作でも何らかの理由で洗脳、暴走、悪の眷属となったキャラクター達のことを指します。

毎年5月の各部ストーリー中盤に差し掛かるときに登場します。闇堕ち英雄も恒常英雄なので、普通にすり抜けで出て来る場合もあります。

注意すべきなのは「闇堕ち英雄」は公式の言葉ではなく、人によっては「闇(英雄)」、「悪堕ち(英雄)」などとも言われたりします。

尚、闇堕ち英雄は一部を除いてFE原作終盤に登場するため、原作の壮大なネタバレを食らいます。なので、ここから先の闇堕ち英雄の紹介でも原作のネタバレを含みますが、閲覧は自己責任でお願いします。

闇堕ち英雄一覧

これまでに実装された闇堕ち英雄は以下のとおりです。原作で彼らを闇堕ちさせた人間は敬称を略します。

参考までにFEサイファでも収録された闇堕ちバージョンのカードも併せて紹介します。

第2部から登場

闇堕ち英雄が初めて登場したのは今から3年前となる第2部です。第1部では闇堕ち英雄は実装されていません。

捕らわれし魂 セリカ

f:id:hardluck_mr:20210505142055p:plainf:id:hardluck_mr:20210505183148p:plain

(左:FEH、右:サイファ

FEエコーズ終盤で、魔女化したセリカ君です。アルム君とミラ様を助けるためジュダに嵌められ、ドーマ神の贄で魔女化してしまいます。ファルシオンを手に入れようとしているアルム君に襲い掛かりますが、最終的にファルシオンの力でドーマ神の呪いが解け、アルム君と共にドーマ神を止めに行きます。

サイファでもFEHでの登場より後に収録されており、FEHと同じく剣を使います。原作でも魔女化したセリカ君がアルム君に襲い掛かるムービーでは剣だったので、それを踏襲していると考えられます。

暗黒皇帝 ハーディン

f:id:hardluck_mr:20210220105903p:plain暗黒皇帝 ハーディン

(左:FEH、右:サイファ

FE紋章で、闇のオーブの力によって暗黒皇帝と化してしまったハーディン殿です。暗黒戦争終結後にニーナ姫と結婚しますが、姫の心が自分にないことを知るや失望し、そこをガーネフに付け込まれて闇のオーブを持たされ暗黒皇帝となってしまいます。マルス様に討たれ絶命寸前に闇のオーブの洗脳が解け、マルス様とニーナ姫に謝罪の言葉を口にして果てます。

FEHでレベル40にすると元の人格が一瞬出て来るので、興味がある人はハーディン殿を仲間にしてみると良いでしょう。尚、現時点のFEHでは元の人格のハーディン殿は実装されていません。

サイファではFEHリリース前に収録されており、FEHもサイファどちらも担当イラストレーターがDaisuke Izukaさんとなっています。

邪竜の現身 ルフレ

f:id:hardluck_mr:20210505145042p:plain破滅と絶望の竜 ギムレー

(左:FEH、右:サイファ

FE覚醒で、ファウダーの儀式によりギムレーと同化したルフレ君です。彼はそのままクロム君を殺害し、絶望の未来へと進みます。覚醒本編ではファウダーの儀式が不完全だったため同化せず、そのまま未来から来たギムレーと対峙します。覚醒本編では元の人格に戻ることはありませんでしたが、絶望の未来編では絶命寸前に元の人格に戻り、自分を滅ぼしたルキナ君達に感謝とマーク君に謝罪しつつ果てます。

こちらもFEHでレベル40にすると元の人格が混じって出て来るので、興味がある人は彼を仲間にしてみると良いでしょう。

因みに女性の方のルフレ君(ギムレー)は伝承英雄として実装されています。

サイファではFEHの登場より後に収録されており、FEHもサイファどちらも担当イラストレーターが大熊ゆうごさんとなっています。

水の眷属 タクミ

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魔に魅入られし王子 タクミ魔弓を携えし眷属 タクミ

(上:FEH、下:サイファ

FEif暗夜編で、ハイドラ神の毒牙にかかり水の眷属と化したタクミ様です。長城戦で暗夜軍に敗北し断崖絶壁から落ちて自決した後、水の眷属かつ暗夜編最後の敵としてカムイ様達の前に立ちはだかります。彼もカムイ様に討たれ、絶命寸前にカムイ様に自分を止めてくれたことに感謝して水泡となって消滅します。

大英雄なので現在では聖杯で召喚することで仲間になります。

星5になると習得できる専用武器「スカディ」は、3ターン目に自身を中心とした縦3列の敵に10ダメージ与えるというもので、原作で数ターンに1回放つ波状攻撃を再現しています。大英雄戦ではこれに加えて敵の眷属タクミ様も2人になるので、大英雄戦も原作再現でした。

サイファではFEHリリース前と後で2種類収録されています。

第3部から登場

第2部では恒常英雄は3人でしたが、この部から4人登場します。この4人の中でもカムイ様とチキ君は現在でも愛用者は多く、闘技場や飛空城でも時折見かけます。

魔剣に囚われし者 マリータ

f:id:hardluck_mr:20210505152217p:plainフィアナの剣士 マリータ

(左:FEH、右:サイファ

FEトラ7序盤で、暗黒の剣を持たされて暴走した状態のマリータ君です。帝国に捕らえられたところに暗黒の剣を持たされ、義母であるエーヴェル君に切りかかってしまいます。残念ながら私はトラ7未プレイなので、エーヴェル君との戦いがどうなったか、どうやって暗黒の剣の暴走から解放されたかはわからないです、すみません。

サイファではプロモーションカードとして収録されています。

煉獄の王子 ベルクト

f:id:hardluck_mr:20210505153752p:plain覇者への妄執 ベルクト

(左:FEH、右:サイファ

FEエコーズ終盤で、ドーマ神の眷属となったベルクト君です。アルム君が次期リゲル皇帝であることを知って絶望し、自暴自棄になって婚約者のリネア君を生贄にドーマ神から力を貰い、アルム君に立ちはだかります。彼も討たれた直後に正気に戻り、母の形見の指輪をアルム君に渡し、神に弄ばれない世界を望んで果てます。

サイファではFEHでの登場より前に収録されています。興味深いのは、FEHもサイファも武器スキルの「クリムヒルド」が味方を犠牲にすることで敵の攻撃に強くなったり射程を得られる*1という点が共通しています。原作でもリネア君を生贄に得られた武器なので、クリムヒルドは生贄を捧げなければならない武器と言えます。

禍つ魂の慟哭 カムイ

f:id:hardluck_mr:20210505191424p:plain嘆きの獣 カムイ(女)

(左:FEH、右:サイファ

FEif序盤で、理性を失って竜化している状態のカムイ様です。5章で母であるミコト様を水の眷属に殺害されたショックで竜化し、リョウマ様でさえ倒せなかった水の眷属を圧倒します。最終的にはアクア様の歌で理性を取り戻し、竜の力は竜石に封じ込められます。

サイファで一番近いカードは第15弾の2コスの「嘆きの獣 カムイ(女)」として収録されています。

眠れる竜王女 チキ

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FE暗黒竜で、ガーネフ殿に操られた状態のチキ君です。ラーマン神殿の守り竜としてマルス様達と対峙しますが、バヌトゥ殿が話しかけることで洗脳が解け、そのままマルス様の仲間になります。

実はサイファではこの状態のチキ君はプロモーション含めて収録されていません。

タタラの傀儡 デューテ

f:id:hardluck_mr:20210508132733p:plain森の村の火の玉娘 デューテ

(左:FEH、右:サイファ

FEエコーズ中盤で、タタラに操られた状態のデューテ君です。アルム軍の敵として立ちはだかりますが、彼女を倒さずにタタラを倒すと洗脳が解け、クリア後にアルム君達の仲間になります。

大英雄なので現在では聖杯で召喚することで仲間になります。

サイファではN+Xのカード*2として収録されています。

第4部から登場

今から1年前の闇堕ち英雄で、現在でも恒常の4人全員が闘技場や飛空城でも良く見かけます。

奪われた心 ユリア

f:id:hardluck_mr:20210505195158p:plainグランベルの皇女 ユリア

FE聖戦終盤で、マンフロイに操られたユリア君です。ミレトスでマンフロイに攫われ、本来ならユリウス君の脅威なので始末されそうになりますが、利用価値があると考えたマンフロイによって洗脳され、セリス君達に襲い掛かります。彼女を生かしたままマンフロイを倒し*3、その後でセリス君がユリア君に話しかければ洗脳が解け正気に戻ります。

因みに原作では、離脱時の魔道書がそのまま武器になりますが、FEHでは「暗黒の聖書」という専用武器を携えています。

サイファではプロモーションカードとして収録されています。

蘇りし魔王 リオン

f:id:hardluck_mr:20210505195853p:plain魔に冒されし清心 リオン

(左:FEH、右:サイファ

FE聖魔で、魔王フォデスに憑依されたリオン君です。父の復活のため聖石を破壊したことでフォデスの封印が解け、そのままフォデスに憑依されてしまいます。エイリーク編では完全に魔王に体を乗っ取られ、エフラム編ではまだリオン君の自我は残っているという違いはありますが、いずれのルートでもそのままエイリーク君かエフラム君に討たれ、彼らに自らが犯した過ちを謝罪して絶命します。

因みに原作では武器はナグルファルですが、ナグルファルを持つリオン君は既に大英雄として実装されています。大英雄のリオン君は魔王に完全に乗っ取られる前の状態となっています。

サイファではFEH登場前に収録されています。

その血に眠る獣 カムイ

f:id:hardluck_mr:20210505200910p:plain嘆きの獣 カムイ(男)

(左:FEH、右:サイファ

FEif序盤で、理性を失って竜化している状態のカムイ様です。闇堕ちの経緯は2年前に登場した女性のカムイ様と同様なので割愛します。

サイファでもシンボルの違いはありますが、カムイ王女様と同じコスト・効果で収録されています。

暴走の闘気 アイク

f:id:hardluck_mr:20210505201853p:plain悪夢の暴勇 アイク

(左:FEH、右:サイファ

何らかの理由で負の気に呑まれて暴走してしまったアイク君です。FE暁ではアイク君がこのような状態になることはなく、原作にはないオリジナル設定での実装だったので、登場当時はかなり物議を醸しました。

サイファで収録された「悪夢の暴勇 アイク」をFEHに逆輸入したというのが一般的な見方ですが、FEHのこの暴勇アイク君は「蒼炎で漆黒の騎士を倒せなかった世界線*4のアイク君」ではないかという説が有力です。

詳しくはこちらの解説が参考になります。

magulog.hatenablog.com

狂王 アシュナード

f:id:hardluck_mr:20210508140517p:plain邪神の力を得し狂王 アシュナード

(左:FEH、右:サイファ

FE蒼炎で、メダリオンの力でさらに強化されたアシュナード王です。ミスト君から奪ったメダリオンを手に、負の気に呑まれつつも自我を保ってアイク君に立ちはだかります*5。最終的にはアイク君に討たれ、メダリオンも取り戻されます。

大英雄なので現在では聖杯で召喚することで仲間になります。メダリオンに触れる前のアシュナード王は現時点では実装されていません。最もメダリオンに触れた後と性格はほぼ同じですが…。

サイファではこの状態のアシュナード王はFEH登場より少し前の第20弾で収録されています。

第5部から登場

ここからは第5部、つまり最新の闇堕ち英雄です。

狂乱の王子 ディミトリ

f:id:hardluck_mr:20210508144359p:plain復讐と妄執の王 ディミトリ

(左:FEH、右:サイファ

FE風花雪月5年後編で、復讐鬼となったディミトリ君です。父の謀殺の首謀者が判明し、さらに紅花ルート以外*6では5年の間に様々な裏切りに遭ったのもあり、完全な復讐鬼となってしまいます。蒼月ルートではディミトリ君に復讐しようとする者によりランベール伯(フェリクス君の父)を失ったことと先生の導きで正気に戻りますが、翠風・銀雪ルートではグロンダーズ平原の戦いで復讐鬼のまま戦死します。

厳密には彼は闇堕ちではなく、精神を病んだ状態と言った方が正しいです。そのため、他の闇堕ち英雄と異なって瞳は赤く染まってません。

因みに装備がアラドヴァルではありませんが、これは原作でも5年後に再会したときに、当初はとある理由でアラドヴァルを所持していなかったためだと思われます。原作にないオリジナルの武器ですが、意匠がデビルソードと同じなので原作未実装の「デビルランス」ではないかと言われています。やられたときに武器が涙目になるので、ちょっと可愛げがあります。

サイファにはこの復讐鬼状態のディミトリ君は何枚か収録されています。右上はその中でも代表的なSRのカードです。

闇色の未来 マーク

f:id:hardluck_mr:20210508151343p:plain教団最強の使徒 ???

FE覚醒の絶望の未来編で、ギムレー側の敵将となったマーク君です。彼は自分からギムレーに忠誠を誓って他の子世代と対立しているので、厳密には闇堕ちとは言えないかもしれません。彼は倒すことも可能ですが、ルフレ君が話しかけることで撤退します。特に母親であるルフレ君との会話は必見です。

サイファでは「???」というユニット名で収録されており、原作でも明らかにマーク君ではありますが「???」と表示されています。

闇色の忠節 マーク

f:id:hardluck_mr:20210508152034p:plain教団最強の駒 ???

同じくFE覚醒の絶望の未来編で、ギムレー側の敵将となったマーク君です。闇堕ちの経緯や末路は男性のマーク君と同じなので、割愛します。因みに原作では男性のマーク君はゲーティア、女性のマーク君はオートクレールを使用します。

サイファでは男性バージョンと同じく「???」というユニット名で収録されています。

覇道の終着点 エーデルガルト

f:id:hardluck_mr:20210508152759p:plain奉じた理想の果てに 覇骸エーデルガルト

FE風花雪月蒼月ルートで、ほぼ魔獣化同然の「覇骸皇帝」になったエーデルガルト君です。蒼月ルートでは、彼女と提携していた「闇に蠢く者たち」の首魁が先にディミトリ君に討たれてしまったため、ある意味追い詰められた彼女は最後の手段としてこの姿になりディミトリ君と対峙します。最期はディミトリ君に討たれて果てますが、この時のムービーは必見です。

サイファでもFEHに登場する前にこのカードが収録されています。

狂気の慕情 オルソン

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FE聖魔でグラド帝国寝返ったルネスの将オルソン殿です。失った妻のモニカをよみがえらせるためにグラド帝国に寝返り、エイリーク君やエフラム君を嵌めようとします。終盤で支配したルネス城でエイリーク君達に討たれます。

厳密には、彼も精神を病んでいる状態*7なのですが、FEHでは瞳が赤く染まっているため洗脳状態という描写がされています。但し、FE聖魔でもこの精神状態が洗脳によるものなのかどうかは不明です。

大英雄なので、現在開催されている大英雄戦をクリアするか、後のアップデートによる聖杯で召喚することで仲間になります。

サイファではオルソン殿は収録されていません。

今後登場しそうな闇堕ち英雄

ここからは完全な余談です。

FE原作でも闇堕ちしているキャラクターは数が限られるので、毎年闇堕ち英雄を登場させて大丈夫なのかというところです。が、振り返ってみると以下のように案外多いので、暫くはネタ切れになることはなさそうです。

作品ごとに今後FEHに登場しそうな闇堕ち英雄は、私は以下のとおりに予想します。抜け漏れがありましたら、コメント等でお知らせください。

紋章の謎

可能性として高いのは、洗脳されメディウスの生贄にされそうになっている、レナ君、マリア君、エリス君、ニーナ姫の4人です。そのうちニーナ姫以外は実装されています*8

ただ4人とも魔道士系なので、別々のタイミングで登場し、かつ魔道書の色もバラバラになって登場しそうです。

トラキア776

十二魔将も可能性として挙げられます。十二魔将も元は味方キャラクターらしいのですが、残念ながら私はトラ7未プレイなのでこれ以上は分かりません。

烈火の剣

烈火終章でモルフ化しているロイド君やライナス君なども可能性として挙げられます。但し、彼らは「生前の人間のエーギルから作られた存在」なので厳密には闇堕ちではないのと、終始喋らないので「想いを集めて」で困ると思います。

加えて、そのモルフ達が持っていた武器は実装済みの烈火の大英雄や恒常英雄が持っているので、この点でもモルフ達の実装は難しいかもしれません。

聖魔の光石

あり得るのはムルヴァ殿(ミルラ君の養父)かなと思います。但し、彼も一旦殺害された後にドラゴンゾンビとして蘇っているので、厳密には闇堕ちではありません。

蒼炎の軌跡暁の女神

明けぬ慟哭の夜 グレイル魔剣の闇将 ベウフォレス

可能性として高いのはグレイル殿とベウフォレス(レニング)殿だと思います。グレイル殿は超英雄として実装済みです。

前者はメダリオンに触れたことによる暴走、後者はなりそこないの薬を飲まされたことによる暴走です。

覚醒

不死なる絶望の君主 クロム

暴勇アイク君と同じサイファからの逆輸入ですが、屍王クロム君もあり得そうです。これも登場したら物議を醸しそうですが…。

但し、FE覚醒の作中ではウード君が「親が屍兵になって襲ってくることがあり得る」と言っているのと、絶望の未来編でもクロム君の遺体がどう扱われているかが不明なので、屍王として使役される可能性はなくはないです。

if

裏切りの老騎士 ギュンター透魔竜の娘 リリス

この作品については闇堕ち英雄の宝庫と言っても過言ではありません。具体的には透魔編のギュンター殿や見えざる史実編でのリリス君、水の眷属化してしまったクリムゾン君、シェンメイ様、ミコト様、スメラギ王が該当します。ギュンター殿とリリス君、ミコト様は実装済みですが、ギュンター殿は担当声優が亡くなっているため難しいかもしれません。

他にも、カンナ君が外伝でカムイ様が水の眷属に襲われたときに同じように理性を失って竜化しているので、カンナ君も可能性としてあり得ます。

風花雪月

神祖に生み出されし眷属 白きもの

今回は結果的に見送りになりましたが、銀雪ルート終章で白きものになって暴走するレア様も可能性として高いです。

他にも覇骸皇帝が実装されたので、同じように魔獣化したマイクラン君(シルヴァン君の兄)や紅花ルートのドゥドゥー君もあり得るかもしれません。

*1:サイファでは味方を一人を撃破しなければならない。FEHでは周囲2マス以内に味方がいるのが条件だが、戦闘終了後に最も近い味方に20ダメージを与える。

*2:N(ノーマル)とカード名は同じだがスキルの効果が少し違うレアカードのこと。

*3:マンフロイを倒さずに直接ユリウス君を倒すことでも、マンフロイが連鎖的に消滅しユリア君の洗脳が解ける。

*4:暁では蒼炎でアイク君が漆黒の騎士を倒した前提となっている。

*5:難易度がハード以上のみ。

*6:紅花ルートでは教会が味方に付いたため他のルートのような裏切りには遭っていない。

*7:変わり果てた姿のモニカを生前のままの姿と思い込んでいる等。

*8:エリス君は厳密には比翼の後衛のみ。

FEヒーローズをやろう(マップ編)

今回はFEHにある数々の戦闘マップについて説明します。一先ず、今回で基本的なFEHの入門編は一区切りにしようと思います。

各マップやイベント、闘技場、飛空城の詳しい攻略についても今回は触れず、またの機会に説明しようと思います。

はじめに

FEHの戦闘マップにはストーリーマップや外伝マップ、イベントマップ等色々あります。ただ私としては、FEHを始めたばかりの人は必ずメインストーリーを最新まで一通りクリアしてから、他のマップをやることをお勧めします。難易度はノーマルのみで結構です。

勿論どのマップから始めるかは人の自由ですが、メインストーリーをクリアせずに最新の外伝やイベントのマップを始めると以下のデメリットがあります。

  • 最新の外伝や一部イベントのストーリーが、最新のメインストーリーをクリアした前提の話になっていること。
  • 最新の外伝や一部イベントのストーリーで、最新のメインストーリーで根幹となるネタバレを食らうことがある。

例えばですが最新の外伝やイベントのストーリーで、メインストーリーで敵対していたキャラクター同士が仲良く登場して違和感を覚えたり、フィヨルム君の秘密やリーヴ君の正体などにも普通に触れたりします。

なので私はFEHを始めたばかりの人には、少なくともメインストーリーを最新までクリアしてから外伝やイベントのマップをやることをお勧めします。

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戦闘マップは「バトル」メニューを選択すると現れ、上の写真のとおり6種類のメニューがあります。それぞれ見て行きましょう。

ストーリーマップ

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FEHオリジナルのストーリーが存在する戦闘マップのメニューです。外伝の戦闘マップなどもここにあります。

メインストーリー

FEH本編のメインストーリーとなる戦闘マップです。2021年4月現在は第5部の序盤までメインストーリーが存在します。

メインストーリーも難易度はノーマルでいいので、第1部から順にクリアすることをお勧めします。というのも当たり前ですが、新しい部の話はそれまでの部をクリアしていることが前提の話になっているため、いきなり新しい部から始めると途中で困惑したり、それまでの部のストーリーにおけるネタバレを食らうからです。

メインストーリーの難易度はノーマル、ハード、ルナティックの3つがあり、いずれの難易度でも初回クリア報酬がオーブとなっています。

外伝

FEH本編のストーリーから少し外れたサブストーリーの戦闘マップです。超英雄たちがお祭りを楽しむストーリーも外伝になります。

先にも言った通り、外伝のストーリーの中にはメインストーリーをクリアしている前提の話があるので、ネタバレ等は注意しましょう。

こちらも難易度がノーマル、ハード、ルナティックの3つがあり、いずれの難易度でも初回クリア報酬がオーブとなっています。

クイズマップ

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指定されたターン内にマップ上の固定キャラクターで敵を全滅させるマップです。この固定キャラクターは自分が所持しているキャラクターとは異なるため、経験値やSP、英雄値を貰うことはできません。

「ストーリーマップ」に分類されていますが、特にストーリーはなくネタバレを気にする必要はありません。

「クイズ」と頭にあるだけあって解法はありますが、自分の力で解法を見つけてみると良いでしょう。

初回クリア報酬は英雄の翼ですが、たまにオーブが報酬のマップもあります。

英雄の試練

神竜の花を入手できるマップです。詳しくはこちらをご覧ください。

連戦マップ

メインストーリーや外伝の戦闘マップを連続で挑戦したり、特定の縛りを設けて挑戦する上級者向けのマップです。以下の3つがあります。

連戦トライアル

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メインストーリーや外伝の戦闘マップを連続して挑戦するマップです。3~5連戦の1セットになっています。

メインストーリーか外伝のノーマルモードをクリアすると解放されていきます。ストーリーは全て割愛されています。

こちらも難易度はノーマル、ハード、ルナティックとありますが、敵のレベルは通常のメインストーリーや外伝の時よりも上がっています。

初回報酬はノーマルとハードが英雄の翼、ルナティックがオーブとなっています。

縛鎖の迷宮

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連戦トライアルをさらに縛って挑戦する上級者向け連戦マップです。

縛りの内容は、一度出撃したキャラクターが連続して戦闘マップに出撃できないというもので、一戦毎に異なるキャラクターを編成して挑戦しなければなりません。

敵も連戦トライアルのルナティック並みに強いため、難易度は高いです。

初回クリアの報酬はオーブの他、専用の聖印が貰えます。

四天の庭園

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水、風、地、火のいずれかの祝福が付けられたキャラクター(伝承英雄含む)のみが挑戦できるマップです。例えば「水の庭園」は水の祝福が付けられたキャラクターか伝承英雄しか挑戦できません。

連戦トライアルと同じく戦闘マップはメインストーリーか外伝のマップとなっており、ストーリーは割愛されています。

庭園には通常の庭園と大庭園があり、大庭園は「縛鎖の迷宮」と同じルールです。

初回クリア報酬は水、風、地、火いずれかの属性+α(オーブや錬成の雫など)です。

修練の塔

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キャラクターの育成に適したマップです。ストーリーも存在しないので、ネタバレも気にせずに手軽にキャラクターを育成することが可能です。

全部で11の階層があり、数字が上の階層ほど敵が強くなります。特に第9と第10階層は敵が全員恒常英雄となっているため、難易度がグッと上がります。敵が強いと感じた場合は右上の矢印アイコンをタップすると敵編成とマップが入れ替わります。

毎月、修練の塔を全員生存で一定回数クリアするとオーブなどがもらえるミッションがあるため、忘れずに周回すると良いでしょう。

スペシャルマップ

期間限定で挑戦できる戦闘マップです。こちらは基本的にFEH本編のストーリーからは完全に独立しているため、ネタバレを食らうことはありません。

スペシャルマップには主に以下の5つが存在します。

大英雄戦

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大英雄が敵将の戦闘マップです。初回クリアで敵将の大英雄が仲間になります。

但し、出撃している味方4人全員が生存していることが条件で、1人でもロストするとその時点でゲームオーバーになります。

通常はメインストーリーで新しい話が追加されたタイミングで、その新しい話に登場するキャラクターと同じ出典のキャラクターがボスの大英雄戦が開催されます。

期間を過ぎてもたまに大英雄戦が復刻開催されることがあり、その時はオーブがもらえる特別ミッションが存在しますが、ミッションクリアの難度は高いです*1

この他にも、日替わりの大英雄戦というのもあります。

絆英雄戦

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大英雄戦と交互に開催される戦闘マップで、任意の同じ作品出典のキャラクター2名*2が敵将のマップです。初回クリア報酬はオーブとなっています。

こちらも大英雄戦と同じく、出撃している味方4人全員が生存していることが条件になります。

また、大英雄戦と同じく定期的に復刻開催されることがあり、その時はオーブがもらえる難度の高い特別ミッションが存在します。

伝承・神階英雄戦

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伝承・神階英雄が敵将の戦闘マップで、伝承・神階英雄召喚が行われる毎月末に開催されます。

こちらも大英雄戦と同様、出撃している味方4人全員が生存していることが条件です。

大英雄戦の伝承・神階英雄版とみてよいですが、難易度は大英雄戦よりも高く、クリアしても伝承・神階英雄は仲間になりません。初回クリア報酬は伝承・神階英雄と同じ祝福またはオーブになります。

制圧戦

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1部隊20人の大部隊で挑戦するマップです。次々と敵の本拠地から出て来る敵を倒しながら敵の陣地を奪い、指定ターン内に敵の本拠地を落とすとクリアとなります。

最初味方は8人ですが、味方もロストした人数分編成した20人のキャラクターが味方の本拠地から増援として登場します。

敵から奪った陣地と敵を倒した数、特定の移動タイプで敵を撃破で獲得スコアが上がり、クリア時に獲得スコアが目標スコアより上回っていれば初回クリア報酬が貰えます。

初回クリア報酬は難易度によって異なります。また、獲得スコアが上がる対象移動タイプや初回クリア報酬は毎週土曜に更新されます。

特別訓練

モブ敵が次々と増援として現れる日替わりマップで、修練の塔と同様、キャラクターの育成やSP稼ぎに利用できるマップです。

難易度は他のスペシャルマップに比べてかなり低く、「特別訓練 魔道」のように、特定の武器のキャラクターが育成しやすいようなマップになっています。

イベント

期間限定のイベントマップで、通常の戦闘マップとは異なるルールで戦うものが多いです。イベントによってはメインストーリーのネタバレを食らう可能性があるため注意しましょう。

2021年4月現在、頻繁に開催されるイベントの種類は以下の6つですが、将来的に開催頻度が低下したり、追加・廃止されるイベントがあるかもしれません。また以下の6つ以外にもイベントはありますが、開催頻度はかなり少ないのでまた別の機会に説明します。

想いを集めて

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メインストーリーで新しい話が追加されたタイミングで開催されるイベントで、その新しい話に登場する新キャラクターに関するストーリーが見られます。但し、キャラクターによってはメインストーリーのネタバレが含まれることがあります。

戦闘マップで敵を倒すと対象の4人のキャラクターいずれかのハートマークをドロップし、それが一定値以上貯まると報酬やキャラクターに関するストーリーが見られます。

報酬には召喚を1回無料にできるチケットの他、個性の実、アクセサリー等があり、さらに1日1回オーブ2個貰うことができます*3

戦闘マップの敵は出撃する味方のレベルに合わせるので、このイベントはネタバレを除けばFEHを始めたばかりでもとっかかりやすいと思います。

戦禍の連戦

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新しい超英雄の登場と同時期に開催される連戦マップです。

ルールは通常の連戦マップと同じですが、ボーナスキャラクターというのが設けられており、そのキャラクターを出撃に編成すると獲得するスコアが上昇する他、ボーナスキャラクターの能力が強化されます。

連戦マップを最後までクリアするとスコアがもらえ、スコアが一定値以上貯まるとオーブや連戦のみで仲間になる超英雄などの報酬が貰えます。連戦のみで仲間になる超英雄もボーナスキャラクターになります。

偶像の天楼

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「偶像」と呼ばれる固定キャラクター達を育てていくイベントで、ほぼ恒常で開催されています。偶像は一定の期間で更新されます。

修練の塔と同じ形式で1階層ずつ難易度が上がっていきますが、修練の塔よりも敵が強力なのと、マップに挑戦しない限り敵編成が変わりません。さらに、各マップを挑戦すると天楼スタミナを消費していくので、計画的に挑戦しないといけません。

天楼スタミナは毎日3つずつ回復するのと、「偶像の灯」と呼ばれるアイテムで回復できます。尚、1日1回初回プレイ時にオーブなどの報酬も獲得できます。

各マップで最初に敵を倒したキャラクターが好きなスキルや限界突破などの強化を受けることができます。貴重なスキルを惜しみなく付けられるので、もしかすると偶像の方がキャラクター本人よりも強くなるということもザラにあります。

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そんな強力になった偶像を仲間するには、「偶像の魂」と呼ばれるアイテムが必要になります。但し、「偶像の魂」は課金アイテムなのと、期間中に1個だけしか手に入れられません。

仲間になった偶像は通常のキャラクターと区別するためレア度を表す星が青色になり、限界突破の突破元やスキル継承の継承元に選べないという制限があります。

ミョルニル

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比較的短めのスパンで開催される防衛マップで、大英雄が敵将の部隊からマップ両左右下端にある扉に辿りつかれないように防衛します。

出撃する味方は常にダブル状態になっている他、味方の強化や敵の弱体化をするギミックも設置して敵の侵攻を食い止めます。

キャラクターの生存数や敵の撃破数に応じて高スコアが得られます。報酬には個性の実や秘伝書と交換できる紙片などが含まれます。

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ミョルニルでは召喚師も戦闘に参加することができます。能力は固定ですが、スキルは所持しているキャラクターのスキルを任意で付けることが可能です。また、召喚師がいることで発動する特別なギミックもあります。

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防衛期間の2日間を過ぎると今度は反撃イベントがあり、全国のプレーヤーのスコアも加算して敵部隊を撃破します。たまに負けることがありますが、あまり気にしなくて大丈夫です。

ロキの盤上遊戯

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自分が育てたキャラクターをチェスのように盤上で戦わせるイベントで、週末に実施されることがあります。

大部隊編成で編成したキャラクターが駒となり、それを購入して敵の駒と戦います。武器や移動タイプの組み合わせで役が決まり、駒が強くなります。また同じキャラクターを3体揃えると駒のレベルが上がります。

戦闘は自動で行われ、戦闘終了時の味方の駒の合計HPが相手より勝っていれば勝ちとなり、その残りHPに応じてポイントを取得します。累計ポイントでオーブなどの報酬がもらえる他、イベント終了時により優秀な成績を収めると追加で報酬が貰えます。

投票対戦

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あるテーマで該当キャラクターたちが競う人気投票のようなイベントで、毎月末に実施されます。例えば上の写真は「ポニーテルvsツインテール」であり、ポニーテールとツインテールのキャラクターが戦います。

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プレーヤーは投票対戦に参加している任意のキャラクターから一人選んでそのキャラクターの陣営で戦い、キャラクターが投票で勝てばそのまま次へ、負ければ他のキャラクターの陣営につきます。各回戦の投票期間は2日間です。

戦闘マップでは自分が選んだキャラクターの他、任意のフレンドのキャラクターと、フレンド以外のプレーヤーのキャラクターの3人編成となり、敵陣営のプレーヤーの3人編成と戦います。戦闘マップで勝利すると、投票権と「対戦の旗」を消費して投票します。投票権と対戦の旗の消費量で投票数が倍増します。投票権は1時間に1回分回復します。

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投票数が相手よりも少ない場合、投票したときの倍率がかなり高くなるので、1時間後には形勢が逆転することがよくあります。なので、今まで勝てそうになかったキャラクターが逆転勝ちするということがザラにあります。

投票対戦に参加すればミッションでオーブがもらえる他、大量の英雄の翼も報酬として貰えますが、自分が好きなキャラクターが敗北する可能性があるので、人によっては不快なイベントになるかもしれません。

闘技場と飛空城

闘技場と飛空城は、他のプレーヤーが育てたキャラクターと戦う対戦要素になっています。但し、一部はそうでないものもあったりします。どちらも毎週火曜に更新され、報酬リセットやランクアップダウンなどが発生します。

闘技場

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他のプレーヤーのキャラクターと4vs4で戦います。但し、対戦相手のレベルはこちらの編成の合計レベルに合わせます。

戦禍の連戦と同じようにボーナスキャラクターが設けられており、そのキャラクターを編成すると獲得スコアが上がる他、そのキャラクターの能力も上がります。

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闘技場で優秀なスコアを残せば、1週間後に貰える報酬も豪華になり、ランクも上がります。但し、あまりにも低い成績だった場合は降格の可能性もあります。

闘技場は初回の5連勝でオーブや錬成石などのアイテムが貰えるので、あまり成績とかを気にしない人は5連戦の報酬目当てで挑戦すると良いでしょう。

縛鎖の闘技場

闘技場の縛鎖版で、出撃するキャラクターを1戦毎に変えながら7連勝を狙うマップです。

但し他の縛鎖系と異なり、相手のキャラクターのレベルはこちらの編成のレベルに合わせて来ます。

報酬は大量の英雄の翼や錬成石、聖貨(聖印を生成・覚醒するためのアイテム)です。

フレンドダブル戦

フレンドのキャラクターの力を借りて伝承・神階英雄の軍勢を倒すマップで、どちらかというと協力の要素が大きいです。

味方の編成の4人目のキャラクターがフレンドのキャラクターとダブル状態になります。

報酬は毎回変わりますが、フレンドダブル戦は隔週の開催になります。

双界を越えて

逃げる盗賊を倒すマップで、他の闘技場マップに比べると対戦要素はありません。

異なるFE2作品出典のキャラクターにボーナスがかかり、そのキャラクターを出撃させると能力が強化されます。

こちらの報酬は個性の実や紙片などとなっております。

飛空城

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闘技場よりもさらに対戦要素が強いマップです。

闘技場との大きな違いは、対戦相手のキャラクターのレベルがそのままのレベルであることと、マップも対戦相手が編集したもので挑戦することの2点です。

闘技場と同じく能力が強化されるボーナスキャラクターが設けられている他、1日1回プレイ報酬が5回貰えます。この報酬は闘技場と異なり勝つ必要はないため、負けても報酬は貰えます。こちらも成績を気にする必要が無ければ、1日1回プレイ報酬目当てで飛空城に挑戦すると良いでしょう。

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闘技場と異なりこちらの成績はレート形式であり、対戦相手に勝てばレートが上がりますが、こちらが編集した防衛マップを相手が突破されればその分レートが下がります。

飛空城の休日

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自分が所持しているキャラクター同士が交流を深める場で、対戦要素どころか戦闘すらない緩い空間です。

本編攻略と関係する要素もあり、例えば畑では神竜の花を育てることができます。

*1:特定の移動タイプのみの編成でクリアや、アルフォンス君、シャロン君、アンナ君、同じ大英雄でボスを倒すなど

*2:ルフレ君とカムイ様のように異なる作品出典のキャラクターが組むこともあります

*3:復刻開催の場合は紙片になります

FEヒーローズをやろう(英雄編)

FEH入門編5回目となる今回は、英雄(キャラクター)や彼らとの交流について説明します。

英雄の種類

前回の育成編でも「伝承英雄」や「神階英雄」という言葉が出て来たと思いますが、召喚されたキャラクターは「~英雄」という区別をされることがあります。

恒常英雄

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召喚メニュー問わず召喚されるキャラクターのことです。FEH公式では単に「英雄」と呼ばれていますが、他の英雄と区別するために攻略サイト等では「恒常英雄」という呼ばれ方がされています。

この恒常英雄には星5だけでなく、星4や星3のキャラクター、さらには毎年行われる英雄総選挙で上位となったキャラクターも含まれます(総選挙上位のキャラクターも召喚メニュー問わずに召喚されるため)。

因みに、英雄総選挙で上位となったキャラクターは「総選挙英雄」とも呼ばれることがあります。

星4恒常英雄のオススメ

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恒常英雄の星4キャラクターのうち、一番私が個人的にオススメしたいのがこのラインハルト殿です。

青魔法の騎馬に加えて、星5の専用武器「ダイムサンダ」が非常に強力で、魔防の低い赤属性の敵であれば先制の2回攻撃で大抵沈めてしまうことができるからです。

さらに言えばラインハルト殿は星4以下なので召喚されやすく、限界突破もしやすいという利点もあります。

個性は攻撃得意で、スキルは「鬼神の一撃」や「攻撃魔防の凪」などががお勧めです。

神装英雄

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第1回のコラムでも少し話にあった課金要素「フェーパス」のアイテムによる強化された恒常英雄です。

初期の星5や星4以下の恒常英雄が対象で、能力が強化される他、イラストも一新されます。因みに神装英雄の衣装はFEHに登場する国家の装束を模したものとなっています。

但し、神装英雄は課金による強化なので、上記のように610円かかる上、フェーパス(1か月間950円)にも加入しないといけません。

神装英雄の対象となる英雄は今後も増える予定です。

大英雄

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召喚メニューからは召喚されず、「大英雄戦」の初回クリアで仲間になるか、聖杯で召喚されるキャラクターのことです。

「大英雄」と大層な名前がついていますが、FE原作で敵対していたキャラクターがこの「大英雄」に抜擢されることが多いです。

超英雄

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クリスマスやハロウィン*1などの季節もののイベントやお祭りで登場するキャラクターです。それぞれのお祭りにちなんだ衣装に身を包んで、キャラクターたちがお祭りやバカンスを楽しんでいるという設定です。

また、この季節もののイベントには「戦禍の連戦」という連戦イベントがあり、そこの報酬で仲間になるキャラクターも超英雄になります。尚、戦禍の連戦の報酬で仲間になるキャラクターは後に聖杯でも召喚できます。

当然ながら期間限定の召喚なので、恒常英雄より入手機会は少ないです。

因みに、「本編で戦争しているキャラクター達が祭りなんて楽しんでいる暇あるのか?」という意見はあるかと思いますが、それについてはこのツイートを見て一考してみてください。

比翼英雄

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2人1組になっているキャラクターです。MAP上でも2人同時に現れますが、戦闘するのは名前欄のキャラクターで、もう片方はサポートに回っているという設定です。

比翼英雄の主な特徴として、

  • 「比翼スキル」というスキルを保持している
  • ステータス画面で特殊な会話が用意されている(左上にある「…」の吹き出しのアイコンをタップ)
  • ホーム画面でキャラクターをタップしたときにどちらかのキャラクターが喋る

の3つです。

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「比翼スキル」は下側のメニューの翼のようなアイコンをタップすることで発動します。発動する前に使用して良いかどうかの確認が出るので、そこで「使用する」を選択すると特殊なエフェクトと共に比翼スキルが発動します。

尚、比翼スキルが発動するときの効果の範囲は確認画面が出る時に表れるので、そこで確かめることができます。

双界英雄

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比翼英雄と同じく2人1組のキャラクターです。こちらも名前欄のキャラクターが戦ってもう片方はサポートに回るという設定です。

比翼英雄と似ていますが、

  • 「双界スキル」というスキルを保持している
  • キャラクターは2つの異なる作品が出典元であること(比翼英雄は2人とも同じ作品が出典元)

が大きな違いです。

「双界スキル」も一見すると「比翼スキル」と似ていますが、双界英雄と同じ出典元の味方にもスキルの効果が作用する違いがあります。例えば上のチキ君とニニアン君の場合、双界スキルを発動するとそのスキルの効果が他の「紋章の謎」または「烈火の剣」出典の味方(マルス様やリン君など)にも作用します。

因みに出典元はステータス画面で名前欄をタップすると確認できます。

伝承英雄

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通常の召喚では召喚されない強力なキャラクターです。主に各FE原作での主人公格のキャラクターが伝承英雄に抜擢されることが多いです。

伝承英雄は毎月末に実施される伝承(神階)英雄召喚にて召喚されます。

伝承英雄には火、水、風、地のいずれかの祝福が付いており、この祝福を変更することはできません。その代わり、その伝承英雄と同じ祝福が付与された味方を強化する「伝承効果」が付与されています。

伝承効果は伝承英雄ごとに異なります。

祝福と伝承効果

伝承英雄と同じ祝福が付与された味方は、伝承英雄の持つ祝福のシーズンであれば、戦闘MAPでその伝承効果に応じた強化を受けることができます。

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例えば、キヌ君に伝承アイク君と同じ「地」の祝福を付与した場合、伝承アイク君と同時に出撃するとHPと攻撃が強化されます。これはキヌ君が伝承アイク君の伝承効果「HP+3、攻撃+2」の効果を受けているからです。

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但し、先ほど説明した通り、伝承効果はいつでも受けられるわけではなく、伝承英雄と同じ祝福のシーズンでないと伝承効果が発動しません。伝承アイク君の場合、「地」のシーズンでないと伝承効果が発動しません。

因みに今どのシーズンかはホーム画面等で左上の祝福属性アイコンをタップすると確認できます。戦闘MAPでは確認できないので、戦闘MAPに入る前に事前によく確認しましょう。

神階英雄

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伝承英雄と同じく、通常の召喚では召喚されない強力なキャラクターです。主に各FE原作でも神話上や神に近しい伝説の存在が神階英雄に抜擢されることが多いです。

神階英雄も毎月末に実施される伝承(神階)英雄召喚にて召喚されます。

伝承英雄と同じで、神階英雄には光、闇、天、理のいずれかの祝福が付いており、この祝福を変更することができない代わりに、その神階英雄と同じ祝福が付与された味方を強化する「神階効果」が付与されています。但し、この神階効果は「飛空城」でしか効果が発揮しません。

神階効果は神階英雄ごとに異なります。

祝福の入手方法

さてここまで記載した祝福ですが、入手機会は少ないです。特に神階英雄の属性と同じ光、闇、天、理の祝福はかなり手に入りづらいです。

祝福の主な入手方法は以下のとおりです。

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  • 各種イベントや闘技場の報酬(火、水、風、地のいずれか)
  • 伝承英雄戦または神階英雄戦のハード初回クリア報酬(伝承・神階英雄と同じ属性の祝福がもらえる)
  • 伝承英雄または神階英雄を召喚したとき(伝承・神階英雄と同じ属性の祝福がもらえる)
  • 飛空城挑戦の報酬(光、闇、天、理のいずれか)

尚、祝福を付ける時の注意点は、異なる属性の祝福を付けると祝福が上書きされて、それまでの祝福に戻すことができなくなります。なので、付け替える時など祝福は計画的に消費しましょう。

聖杯で英雄を召喚

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先ほども説明した「大英雄」や「戦禍の連戦」の報酬で仲間になるキャラクターは、後に「聖杯」というアイテムを使用することで召喚されます。

聖杯による召喚は、「仲間」→「聖杯で英雄を召喚」メニューで行います。

聖杯は飛空城の挑戦報酬等で貰えます。

注意しないといけないのは同じ英雄を何度も召喚すればするほど、消費する聖杯の量が増えます。例えば初回は消費する聖杯は100個ですが、召喚回数を増やすと50個ずつ増えて行きます。

また、同じ英雄は20回までしか召喚できません。なので、継承可能なスキル目当てで無限に召喚するということはできないので注意しましょう。

聖杯で召喚できる英雄のオススメ

FEHを始めたばかりでまだ戦力が整っていない場合は、聖杯から英雄を召喚して戦力を整えると良いでしょう。ここで、私がオススメする聖杯で召喚できる英雄4名を紹介します。

幼少ミネルバ

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とある事情でかなり強化された幼少期のミネルバ君です。見てのとおり魔防以外の能力が全て高いうえ、「赤い竜騎士の盾」というスキルで飛行特効が無効化されるので弓も受けられます。

装備武器スキルである「赤い竜騎士の斧」も強力なので、飛行の斧使いとしても十分一軍になる実力を持っています。

プラハ

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デイン王国四駿の1人である大英雄です。速さが高い槍の騎馬というのもありますが、一番強力なのは武器スキルの「フレイムランス」です。

「フレイムランス」は残りHPが高いと敵の魔防でダメージ計算する他、武器種「牙」に特効です。「牙」のキャラクターはほぼほぼ魔防が低いキャラクターが多いので、「牙」の敵が出て来た時に非常に有利に戦えます。

ネサラ

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キルヴァス国王の大英雄です。飛行タイプ「牙」のキャラクターで速さが高い他、自ターン開始時に化身していれば移動力が3になり、高い機動力を誇ります。

但し防御と魔防は低いので、飛行特効を突かれなくても大ダメージを受けてやすい点は注意が必要です。

忍者カザハナ

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忍者のお祭りに参加している超英雄のカザハナ君です。武器スキルと「死線」のスキルで攻撃と素早さが極端に高く、おまけに「忍の斧」で自分から攻撃したときに2回連続で攻撃します。

但し、守備と魔防が極端に低いので、武器相性が良くてもHPが半分以上削れてしまうことがザラにあります。

支援

最後にFE原作にもある支援について説明します。支援にはキャラクター同士の通常の支援の他、召喚師との絆の契りの2種類あります。

キャラクター同士の支援

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FEHの支援も原作と同じように、支援相手の味方が近くにいれば戦闘中の能力が強化されます。支援相手はパラメータ画面で見ることができる他、MAP上でキャラクターを選択したときに、ハートマークが現れるのが支援相手のキャラクターになります。

支援は「仲間」→「仲間との交流」→「支援」メニューでつけることができ、最初は支援レベルCから始まって最高レベルはSです。

暁の女神と同様、支援相手は一人のみで、他のキャラクターと支援を付ける場合はそれまで支援を結んでいた相手とは支援レベルが解消されるので注意しましょう。

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支援相手に制限はありません。原作通り仲の良いキャラクター同士や夫婦同士で支援を付けるのもアリですが、原作では敵対していたキャラクター同士や、サイファと同様に作品の垣根を越えて付けるのもアリです。

但し、支援値が貯まる条件は、戦闘MAPで自分の2マス以内にいる支援相手がLv35以上の敵と戦闘したときです。なので、大分強敵と戦わないと支援値が貯まらない点で言うと、FEHを始めたばかりだと支援レベルを上げるのも少々厳しいかもしれません。

召喚師との絆の契り

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召喚師(プレイヤーの分身)との支援です。キャラクター同士の支援と違うのは、常時能力が上昇する点です。

召喚師との絆の契りは、「仲間」→「仲間との交流」→「召喚師との絆の契り」メニューでつけることができ、支援と同様最初はレベルCから始まって最高レベルはSです。

召喚師との絆の契りのレベルがSになると、そのキャラクターのパラメータ画面の背景が特別なものになり、編成画面の顔写真の星もピンク色に変わります。

召喚師との絆の契りも支援と同様、結べる相手は一人のみで、他のキャラクターと召喚師との絆の契りを結ぶと、それまで結んでいた相手とのレベルが解消されるので注意しましょう。

但し、フェーパスに加入していれば召喚師との絆の契りを結べる相手が3人まで増えます*2

こちらも支援と同じく、召喚師との絆の契りによる支援値が貯まる条件は、戦闘MAPで召喚師との絆の契りを結んだ相手がLv35以上の敵と戦闘したときです。

*1:作中ではクリスマスは「冬祭り」、ハロウィンは「秋の収穫祭」と呼ばれています

*2:キャラクター3人と召喚師との絆の契りを結んだ状態でフェーパスの加入から脱退した場合、結んでいた3人の内いずれか1人を選んで召喚師との絆の契りを結ぶことができます