今回はFEHにある数々の戦闘マップについて説明します。一先ず、今回で基本的なFEHの入門編は一区切りにしようと思います。
各マップやイベント、闘技場、飛空城の詳しい攻略についても今回は触れず、またの機会に説明しようと思います。
はじめに
FEHの戦闘マップにはストーリーマップや外伝マップ、イベントマップ等色々あります。ただ私としては、FEHを始めたばかりの人は必ずメインストーリーを最新まで一通りクリアしてから、他のマップをやることをお勧めします。難易度はノーマルのみで結構です。
勿論どのマップから始めるかは人の自由ですが、メインストーリーをクリアせずに最新の外伝やイベントのマップを始めると以下のデメリットがあります。
- 最新の外伝や一部イベントのストーリーが、最新のメインストーリーをクリアした前提の話になっていること。
- 最新の外伝や一部イベントのストーリーで、最新のメインストーリーで根幹となるネタバレを食らうことがある。
例えばですが最新の外伝やイベントのストーリーで、メインストーリーで敵対していたキャラクター同士が仲良く登場して違和感を覚えたり、フィヨルム君の秘密やリーヴ君の正体などにも普通に触れたりします。
なので私はFEHを始めたばかりの人には、少なくともメインストーリーを最新までクリアしてから外伝やイベントのマップをやることをお勧めします。
戦闘マップは「バトル」メニューを選択すると現れ、上の写真のとおり6種類のメニューがあります。それぞれ見て行きましょう。
ストーリーマップ
FEHオリジナルのストーリーが存在する戦闘マップのメニューです。外伝の戦闘マップなどもここにあります。
メインストーリー
FEH本編のメインストーリーとなる戦闘マップです。2021年4月現在は第5部の序盤までメインストーリーが存在します。
メインストーリーも難易度はノーマルでいいので、第1部から順にクリアすることをお勧めします。というのも当たり前ですが、新しい部の話はそれまでの部をクリアしていることが前提の話になっているため、いきなり新しい部から始めると途中で困惑したり、それまでの部のストーリーにおけるネタバレを食らうからです。
メインストーリーの難易度はノーマル、ハード、ルナティックの3つがあり、いずれの難易度でも初回クリア報酬がオーブとなっています。
外伝
FEH本編のストーリーから少し外れたサブストーリーの戦闘マップです。超英雄たちがお祭りを楽しむストーリーも外伝になります。
先にも言った通り、外伝のストーリーの中にはメインストーリーをクリアしている前提の話があるので、ネタバレ等は注意しましょう。
こちらも難易度がノーマル、ハード、ルナティックの3つがあり、いずれの難易度でも初回クリア報酬がオーブとなっています。
クイズマップ
指定されたターン内にマップ上の固定キャラクターで敵を全滅させるマップです。この固定キャラクターは自分が所持しているキャラクターとは異なるため、経験値やSP、英雄値を貰うことはできません。
「ストーリーマップ」に分類されていますが、特にストーリーはなくネタバレを気にする必要はありません。
「クイズ」と頭にあるだけあって解法はありますが、自分の力で解法を見つけてみると良いでしょう。
初回クリア報酬は英雄の翼ですが、たまにオーブが報酬のマップもあります。
英雄の試練
神竜の花を入手できるマップです。詳しくはこちらをご覧ください。
連戦マップ
メインストーリーや外伝の戦闘マップを連続で挑戦したり、特定の縛りを設けて挑戦する上級者向けのマップです。以下の3つがあります。
連戦トライアル
メインストーリーや外伝の戦闘マップを連続して挑戦するマップです。3~5連戦の1セットになっています。
メインストーリーか外伝のノーマルモードをクリアすると解放されていきます。ストーリーは全て割愛されています。
こちらも難易度はノーマル、ハード、ルナティックとありますが、敵のレベルは通常のメインストーリーや外伝の時よりも上がっています。
初回報酬はノーマルとハードが英雄の翼、ルナティックがオーブとなっています。
縛鎖の迷宮
連戦トライアルをさらに縛って挑戦する上級者向け連戦マップです。
縛りの内容は、一度出撃したキャラクターが連続して戦闘マップに出撃できないというもので、一戦毎に異なるキャラクターを編成して挑戦しなければなりません。
敵も連戦トライアルのルナティック並みに強いため、難易度は高いです。
初回クリアの報酬はオーブの他、専用の聖印が貰えます。
四天の庭園
水、風、地、火のいずれかの祝福が付けられたキャラクター(伝承英雄含む)のみが挑戦できるマップです。例えば「水の庭園」は水の祝福が付けられたキャラクターか伝承英雄しか挑戦できません。
連戦トライアルと同じく戦闘マップはメインストーリーか外伝のマップとなっており、ストーリーは割愛されています。
庭園には通常の庭園と大庭園があり、大庭園は「縛鎖の迷宮」と同じルールです。
初回クリア報酬は水、風、地、火いずれかの属性+α(オーブや錬成の雫など)です。
修練の塔
キャラクターの育成に適したマップです。ストーリーも存在しないので、ネタバレも気にせずに手軽にキャラクターを育成することが可能です。
全部で11の階層があり、数字が上の階層ほど敵が強くなります。特に第9と第10階層は敵が全員恒常英雄となっているため、難易度がグッと上がります。敵が強いと感じた場合は右上の矢印アイコンをタップすると敵編成とマップが入れ替わります。
毎月、修練の塔を全員生存で一定回数クリアするとオーブなどがもらえるミッションがあるため、忘れずに周回すると良いでしょう。
スペシャルマップ
期間限定で挑戦できる戦闘マップです。こちらは基本的にFEH本編のストーリーからは完全に独立しているため、ネタバレを食らうことはありません。
スペシャルマップには主に以下の5つが存在します。
大英雄戦
大英雄が敵将の戦闘マップです。初回クリアで敵将の大英雄が仲間になります。
但し、出撃している味方4人全員が生存していることが条件で、1人でもロストするとその時点でゲームオーバーになります。
通常はメインストーリーで新しい話が追加されたタイミングで、その新しい話に登場するキャラクターと同じ出典のキャラクターがボスの大英雄戦が開催されます。
期間を過ぎてもたまに大英雄戦が復刻開催されることがあり、その時はオーブがもらえる特別ミッションが存在しますが、ミッションクリアの難度は高いです*1。
この他にも、日替わりの大英雄戦というのもあります。
絆英雄戦
大英雄戦と交互に開催される戦闘マップで、任意の同じ作品出典のキャラクター2名*2が敵将のマップです。初回クリア報酬はオーブとなっています。
こちらも大英雄戦と同じく、出撃している味方4人全員が生存していることが条件になります。
また、大英雄戦と同じく定期的に復刻開催されることがあり、その時はオーブがもらえる難度の高い特別ミッションが存在します。
伝承・神階英雄戦
伝承・神階英雄が敵将の戦闘マップで、伝承・神階英雄召喚が行われる毎月末に開催されます。
こちらも大英雄戦と同様、出撃している味方4人全員が生存していることが条件です。
大英雄戦の伝承・神階英雄版とみてよいですが、難易度は大英雄戦よりも高く、クリアしても伝承・神階英雄は仲間になりません。初回クリア報酬は伝承・神階英雄と同じ祝福またはオーブになります。
制圧戦
1部隊20人の大部隊で挑戦するマップです。次々と敵の本拠地から出て来る敵を倒しながら敵の陣地を奪い、指定ターン内に敵の本拠地を落とすとクリアとなります。
最初味方は8人ですが、味方もロストした人数分編成した20人のキャラクターが味方の本拠地から増援として登場します。
敵から奪った陣地と敵を倒した数、特定の移動タイプで敵を撃破で獲得スコアが上がり、クリア時に獲得スコアが目標スコアより上回っていれば初回クリア報酬が貰えます。
初回クリア報酬は難易度によって異なります。また、獲得スコアが上がる対象移動タイプや初回クリア報酬は毎週土曜に更新されます。
特別訓練
モブ敵が次々と増援として現れる日替わりマップで、修練の塔と同様、キャラクターの育成やSP稼ぎに利用できるマップです。
難易度は他のスペシャルマップに比べてかなり低く、「特別訓練 魔道」のように、特定の武器のキャラクターが育成しやすいようなマップになっています。
イベント
期間限定のイベントマップで、通常の戦闘マップとは異なるルールで戦うものが多いです。イベントによってはメインストーリーのネタバレを食らう可能性があるため注意しましょう。
2021年4月現在、頻繁に開催されるイベントの種類は以下の6つですが、将来的に開催頻度が低下したり、追加・廃止されるイベントがあるかもしれません。また以下の6つ以外にもイベントはありますが、開催頻度はかなり少ないのでまた別の機会に説明します。
想いを集めて
メインストーリーで新しい話が追加されたタイミングで開催されるイベントで、その新しい話に登場する新キャラクターに関するストーリーが見られます。但し、キャラクターによってはメインストーリーのネタバレが含まれることがあります。
戦闘マップで敵を倒すと対象の4人のキャラクターいずれかのハートマークをドロップし、それが一定値以上貯まると報酬やキャラクターに関するストーリーが見られます。
報酬には召喚を1回無料にできるチケットの他、個性の実、アクセサリー等があり、さらに1日1回オーブ2個貰うことができます*3。
戦闘マップの敵は出撃する味方のレベルに合わせるので、このイベントはネタバレを除けばFEHを始めたばかりでもとっかかりやすいと思います。
戦禍の連戦
新しい超英雄の登場と同時期に開催される連戦マップです。
ルールは通常の連戦マップと同じですが、ボーナスキャラクターというのが設けられており、そのキャラクターを出撃に編成すると獲得するスコアが上昇する他、ボーナスキャラクターの能力が強化されます。
連戦マップを最後までクリアするとスコアがもらえ、スコアが一定値以上貯まるとオーブや連戦のみで仲間になる超英雄などの報酬が貰えます。連戦のみで仲間になる超英雄もボーナスキャラクターになります。
偶像の天楼
「偶像」と呼ばれる固定キャラクター達を育てていくイベントで、ほぼ恒常で開催されています。偶像は一定の期間で更新されます。
修練の塔と同じ形式で1階層ずつ難易度が上がっていきますが、修練の塔よりも敵が強力なのと、マップに挑戦しない限り敵編成が変わりません。さらに、各マップを挑戦すると天楼スタミナを消費していくので、計画的に挑戦しないといけません。
天楼スタミナは毎日3つずつ回復するのと、「偶像の灯」と呼ばれるアイテムで回復できます。尚、1日1回初回プレイ時にオーブなどの報酬も獲得できます。
各マップで最初に敵を倒したキャラクターが好きなスキルや限界突破などの強化を受けることができます。貴重なスキルを惜しみなく付けられるので、もしかすると偶像の方がキャラクター本人よりも強くなるということもザラにあります。
そんな強力になった偶像を仲間するには、「偶像の魂」と呼ばれるアイテムが必要になります。但し、「偶像の魂」は課金アイテムなのと、期間中に1個だけしか手に入れられません。
仲間になった偶像は通常のキャラクターと区別するためレア度を表す星が青色になり、限界突破の突破元やスキル継承の継承元に選べないという制限があります。
ミョルニル
比較的短めのスパンで開催される防衛マップで、大英雄が敵将の部隊からマップ両左右下端にある扉に辿りつかれないように防衛します。
出撃する味方は常にダブル状態になっている他、味方の強化や敵の弱体化をするギミックも設置して敵の侵攻を食い止めます。
キャラクターの生存数や敵の撃破数に応じて高スコアが得られます。報酬には個性の実や秘伝書と交換できる紙片などが含まれます。
ミョルニルでは召喚師も戦闘に参加することができます。能力は固定ですが、スキルは所持しているキャラクターのスキルを任意で付けることが可能です。また、召喚師がいることで発動する特別なギミックもあります。
防衛期間の2日間を過ぎると今度は反撃イベントがあり、全国のプレーヤーのスコアも加算して敵部隊を撃破します。たまに負けることがありますが、あまり気にしなくて大丈夫です。
ロキの盤上遊戯
自分が育てたキャラクターをチェスのように盤上で戦わせるイベントで、週末に実施されることがあります。
大部隊編成で編成したキャラクターが駒となり、それを購入して敵の駒と戦います。武器や移動タイプの組み合わせで役が決まり、駒が強くなります。また同じキャラクターを3体揃えると駒のレベルが上がります。
戦闘は自動で行われ、戦闘終了時の味方の駒の合計HPが相手より勝っていれば勝ちとなり、その残りHPに応じてポイントを取得します。累計ポイントでオーブなどの報酬がもらえる他、イベント終了時により優秀な成績を収めると追加で報酬が貰えます。
投票対戦
あるテーマで該当キャラクターたちが競う人気投票のようなイベントで、毎月末に実施されます。例えば上の写真は「ポニーテルvsツインテール」であり、ポニーテールとツインテールのキャラクターが戦います。
プレーヤーは投票対戦に参加している任意のキャラクターから一人選んでそのキャラクターの陣営で戦い、キャラクターが投票で勝てばそのまま次へ、負ければ他のキャラクターの陣営につきます。各回戦の投票期間は2日間です。
戦闘マップでは自分が選んだキャラクターの他、任意のフレンドのキャラクターと、フレンド以外のプレーヤーのキャラクターの3人編成となり、敵陣営のプレーヤーの3人編成と戦います。戦闘マップで勝利すると、投票権と「対戦の旗」を消費して投票します。投票権と対戦の旗の消費量で投票数が倍増します。投票権は1時間に1回分回復します。
投票数が相手よりも少ない場合、投票したときの倍率がかなり高くなるので、1時間後には形勢が逆転することがよくあります。なので、今まで勝てそうになかったキャラクターが逆転勝ちするということがザラにあります。
投票対戦に参加すればミッションでオーブがもらえる他、大量の英雄の翼も報酬として貰えますが、自分が好きなキャラクターが敗北する可能性があるので、人によっては不快なイベントになるかもしれません。
闘技場と飛空城
闘技場と飛空城は、他のプレーヤーが育てたキャラクターと戦う対戦要素になっています。但し、一部はそうでないものもあったりします。どちらも毎週火曜に更新され、報酬リセットやランクアップダウンなどが発生します。
闘技場
他のプレーヤーのキャラクターと4vs4で戦います。但し、対戦相手のレベルはこちらの編成の合計レベルに合わせます。
戦禍の連戦と同じようにボーナスキャラクターが設けられており、そのキャラクターを編成すると獲得スコアが上がる他、そのキャラクターの能力も上がります。
闘技場で優秀なスコアを残せば、1週間後に貰える報酬も豪華になり、ランクも上がります。但し、あまりにも低い成績だった場合は降格の可能性もあります。
闘技場は初回の5連勝でオーブや錬成石などのアイテムが貰えるので、あまり成績とかを気にしない人は5連戦の報酬目当てで挑戦すると良いでしょう。
縛鎖の闘技場
闘技場の縛鎖版で、出撃するキャラクターを1戦毎に変えながら7連勝を狙うマップです。
但し他の縛鎖系と異なり、相手のキャラクターのレベルはこちらの編成のレベルに合わせて来ます。
報酬は大量の英雄の翼や錬成石、聖貨(聖印を生成・覚醒するためのアイテム)です。
フレンドダブル戦
フレンドのキャラクターの力を借りて伝承・神階英雄の軍勢を倒すマップで、どちらかというと協力の要素が大きいです。
味方の編成の4人目のキャラクターがフレンドのキャラクターとダブル状態になります。
報酬は毎回変わりますが、フレンドダブル戦は隔週の開催になります。
双界を越えて
逃げる盗賊を倒すマップで、他の闘技場マップに比べると対戦要素はありません。
異なるFE2作品出典のキャラクターにボーナスがかかり、そのキャラクターを出撃させると能力が強化されます。
こちらの報酬は個性の実や紙片などとなっております。
飛空城
闘技場よりもさらに対戦要素が強いマップです。
闘技場との大きな違いは、対戦相手のキャラクターのレベルがそのままのレベルであることと、マップも対戦相手が編集したもので挑戦することの2点です。
闘技場と同じく能力が強化されるボーナスキャラクターが設けられている他、1日1回プレイ報酬が5回貰えます。この報酬は闘技場と異なり勝つ必要はないため、負けても報酬は貰えます。こちらも成績を気にする必要が無ければ、1日1回プレイ報酬目当てで飛空城に挑戦すると良いでしょう。
闘技場と異なりこちらの成績はレート形式であり、対戦相手に勝てばレートが上がりますが、こちらが編集した防衛マップを相手が突破されればその分レートが下がります。
飛空城の休日
自分が所持しているキャラクター同士が交流を深める場で、対戦要素どころか戦闘すらない緩い空間です。
本編攻略と関係する要素もあり、例えば畑では神竜の花を育てることができます。