時を戻す、黄金の魔女
今回はごく最近追加された新イベント「時を戻す、黄金の魔女」の攻略について書こうと思います。
このイベントですが事前準備不足が後々祟ってくるものなので、本記事ではイベントを攻略する前にどういう準備が必要なのかを私が忘れないように備忘録として纏めます。
「時を戻す、黄金の魔女」とは
「時を戻す、黄金の魔女」とは、つい最近追加されたFEHのイベントの一つで巨影討滅戦と同じく数か月に1回のスパンで開催されます。
このイベントでは、元々装備していたABCスキルと聖印が封印(効果発動しない状態)されており、その代わりマップを進めるごとに新しくABCスキルを得たり、封印された元のABCスキルを解放していきボス戦をクリアする、といったものになっています。
封印されるのは元々装備していたABCスキルと聖印だけであり、武器スキル、補助スキル、奥義スキルは装備中のものがそのまま使えます。但し、一度イベント攻略に入ると全てのスキルを途中で装備替えすることができなくなります。加えて元々A~Cスキルと聖印が装備されてなかった場合は適当なスキルと聖印が装備されます。なので、全てのスキルや聖印装備変更などの事前準備はしっかりとやっておく必要があります。
尚、イベント中に新しく得たスキルは、イベントをクリアしてしまうと消滅してしまいます。ただ「偶像の天楼」や「つながる絆」のように、今後のアップデートで課金アイテムによってイベント中に得たスキルを貰える可能性も無きにしも非ず…かもしれません。
事前準備
では、具体的にどういった事前準備が必要かを説明していきます。
当然ですが「時を戻す、黄金の魔女」イベントに出撃させるキャラクターは星5、Lv40まで鍛えましょう。余力があれば限界突破や神竜の花等で能力も底上げしておくと尚良いです。
ABCスキルを全て装備する
先にも触れた通り、キャラクターが元々ABCスキルのいずれかを装備していない場合は、適当にスキルが装備されてしまいます(イベント終了後には適当に装備されたスキルは消えます)。適当に装備されると、例えば既存の他のスキルとかみ合わせが悪くなったり、「獅子奮迅」や「~の渾身」が装備されて戦闘するたびにHPがゴリゴリ削れていく…といった不都合が生じる可能性があります。
なのでイベント攻略に出撃するキャラクターのABCスキルに空きがあれば、そのキャラクターと相性の良いスキルを継承・装備しておきましょう。
とは言えまだFEHを始めて間もなくて、効果がかなり強い高級スキルが揃ってないという人はいると思いますので、私のオススメする星4キャラクターから継承するABCスキルをピックアップします。
Aスキル
- ~の一撃…特に「鬼神飛燕の一撃」がオススメ。星4キャラクターだとリュート君やキサラギ君が持っている。
- 相性激化…武器相性が良くても敵を倒しきれない場合に。星4キャラクターだとロイ君が持っている。
- ~の大覚醒…特に「攻撃速さの大覚醒」がオススメ。星4キャラクターだとセテス殿が持っている。
Bスキル
- 進軍阻止…特に防御の高いキャラに装備させたい。星4キャラクターだとルカ君やカムイ王子様が持っている。
- 救援の行路…味方が思わぬダメージを食らいピンチになったときに。星4キャラクターだとカイン君やマリナス殿が持っている。
- 切り返し…速さが足りなくて追撃できない場合に。星4キャラクターだとクレイン君やツバキ君が持っている。
Cスキル
- 生の息吹…戦闘しながら少しでも体力を回復したい場合に。星4キャラクターだとフロリーナ君やフェリシア君が持っている。
- ~の威嚇…特に「速さの威嚇」がオススメ。星4キャラクターだとシャニー君やルーナ君が持っている。
- ~の紫煙…特に「速さの紫煙」オススメ。星4キャラクターだとチャド君が持っている。
奥義スキルは「夕陽」か「太陽」を覚えさせる
出撃キャラクターが奥義スキルを何も持っていない場合は、「夕陽」もしくは「太陽」を優先的に継承させると良いでしょう。
「時を戻す、黄金の魔女」も連戦マップで受けたダメージは引き継ぐので、自己回復できる手段があると非常に楽になります。
「夕陽」は奥義カウントが2の代わりに相手に与えたダメージの30%を回復、「太陽」は奥義カウントが3の代わりに相手に与えたダメージの50%を回復なので、継承するキャラクターの相性の良い方で継承させましょう。
補助スキルは「引き戻し」を覚えさせる
出撃キャラクターが補助スキルを持っていない場合は、優先的に「引き戻し」を覚えさせることをお勧めします。
「引き戻し」のスキルはかなり便利で、次の敵ターンに袋叩きに遭いそうな味方を安全圏へ逃がしたり、逆に倒したい敵までの歩数が足りない場合に距離を詰めさせるなど、攻守一体の動きができます。
「引き戻し」を覚えているキャラクターは数多く、特にルーナ君は先述の「速さの威嚇」を、マリナス殿は「救援の行路」を持っているので、「引き戻し」のついでに継承させると良いでしょう。
聖印を装備させる
聖印も装備されていない場合は、ABCスキルと同様に適当に聖印が装備されてしまいます(イベントクリア後は装備された聖印は外されます)。なので、イベント攻略に出撃するキャラクターと相性の良い聖印を装備させておきましょう。
聖印は「仲間」→「個性・装備の変更」→「聖印生成・聖印覚醒」で生成可能です。
ボーナス出典かつボスに相性の良いキャラクターを編成させる
「時を戻す、黄金の魔女」では「双界を超えて」と同じように、特定の作品出典のキャラクターだと能力にボーナスが付いたり、スキル「特別枠」が解放されるなどの特典があるので、積極的にボーナス出典のキャラクターで編成しましょう。
さらに「時を戻す、黄金の魔女」のボスはイベントのホーム画面左上に示されているので、ボーナス出典でボスに相性の良いキャラクターや特効を突けるキャラクターを編成に加えると良いです。
今回の場合、ボーナス出典はヒーローズと烈火で、ボスは伝承リン君(緑弓)なので、ヒーローズ出典で火力と素早さの高い伝承ヴェロニカ君(赤魔)を編成させます。
他に編成の注意点としては全ての色属性(赤・青・緑・無色)を編成させて、射程1と射程2の味方を2人づつ、少なくとも魔法系は1人以上入れると良いでしょう。
可能であれば竜特効スキル持ちを出撃させる
もし可能であれば、竜特効スキル持ちのキャラクターも編成させると楽になります。
というのも「時を戻す、黄金の魔女」に出てくる敵は恒常英雄だけでなく、超英雄や伝承英雄もいて、特に超英雄や伝承英雄の竜石キャラクターは難敵が多いです。
なのでボーナス出典でなくても良いので、手強い竜石の敵を対処しやすくするためにも竜特効スキル持ちのキャラクターを編成させましょう。
実際私は今回の最終マップで伝承リン君よりも、一緒に出てくる花嫁チキ君の対処に苦労しました…。
杖使いは出撃させるべき?
「フェーちゃんねる」や「シャロンと学ぶ」では、他の味方を回復させるために杖使いは必ず出撃させることを推奨していますが、編成やスキル次第ではその限りではありません。
奥義スキル「太陽」や武器スキルなどで自己回復できる手段があれば、杖使いを無理に編成させる必要はないでしょう。
杖使いを編成させる場合は、いざという時に攻撃に参加できるようなある程度戦える杖使い(少なくとも「神罰の杖*1」は必須)のキャラクターを編成させましょう。
他にも杖使いが敵からのダメージを負ってしまった場合に、杖使い自身の体力を回復させる手段*2も必要です。
「時を戻す、黄金の魔女」攻略ポイント
ここからは「時を戻す、黄金の魔女」の攻略ポイントをいくつか紹介します。
「時を戻す、黄金の魔女」ではいくつかルートが分岐しており、どちらに進むかを決めます。一度ルートを選ぶと選ばなかった方のルートには行くことができません。尚、各ルートがどのようにつながっているかは横スクロールで確認可能です。
ルート上にある四角いマスには「A」や「B」の文字がありますが、これはそのマスでの戦闘マップに勝利すれば「A」スキルや「B」スキルが入手できることを意味します。
マスの色には青・赤・紫の三種類があり、青→赤→紫の順に難易度が高くなり、難易度が高いほど勝利時に貰えるスキルが強力に、時の砂の量も多くなります。
ヴァナの紋章を目指す
ルート選定のポイントとしては、まずは「ヴァナの紋章」を目指すことを念頭に置きましょう。
「ヴァナの紋章」とは光り輝くマスのことで、ここに到達すると戦闘マップがない代わりに、時の砂を消費して封印されたABC聖印スキルをランダムで誰か一人どれか一つだけ解放したり、より強力なABCスキルを入手できる場所です。
なので「ヴァナの紋章」を経由するルートを優先的に選択しましょう。
上の画像の場合、ヴァナの紋章に至るルートは3通りありますが、ABCスキルを満遍なく入手でき、尚且つ序盤なら中級(赤マス)でも難度は高くないので、より強力なスキルを得るためにも赤い矢印のルートを進むのがオススメになります。編成の強さに自信が無ければ、緑矢印のルートでも構いません。
マップクリア報酬の選び方
通常のABCマスの戦闘マップをクリアすると、報酬としてマスと同じアルファベットのスキル2個と時の砂が3種類提示され、その中から一つを選ぶ形になります。黄色の砂時計が「時の砂」になります。
スキルはアイコンと名称だけ表示されていますが、具体的なスキル効果を知りたい場合は、スキルアイコンをタップすると説明が出てきます。
スキルの横に編成キャラクターの顔アイコンが表示されていますが、これはそのスキルが装備可能なキャラクターを示しています。例えば「攻撃魔防の信義」は移動タイプが騎馬のキャラクターが装備できないため、正月アシュ君と正月アスク君のみ顔アイコンが表示されています。
どのスキルを選ぶか迷う場合は、以下の優先度で折衷案を考えて決めると良いでしょう。
- 時の砂の量が多いもの
- スキル効果が強いもの
- スキル装備可能なキャラクターがなるべく多いもの
特に「時の砂」は「ヴァナの紋章」での封印スキル解放に2000も使うので、多いに越したことはないです。
ただ、時の砂の量は少ないが強力なスキルが提示されている場合もあるので、時の砂を取るか強力スキルを取るか、強力スキルを取ったところで装備可能なキャラクターがどのくらいいるか、などをよく考えて選びましょう。
スキルの装備
入手したスキルはマップクリア後のルート画面で装備できます。一度マスに進んで戦闘マップに入るとスキルが装備できないので、マスに進む前に必ず装備しておきましょう。
画面下のスキルを装備したいキャラクターアイコンをタップした後、「装備変更」ボタンをタップします。
ABCスキル枠をタップし、スキル一覧から装備したいABCスキルをタップすると、選択したスキルがスキル枠に装備されます。装備確定したら「決定」ボタンをタップで装備完了しましょう。
マップを進めてスキルが増えても、スキル一覧のスキル右上に以下のアイコンがあるので、混乱なく装備できると思います。
因みに、一番右の黄色のスキル枠は「特別枠」と呼ばれ、装備可能なABCスキル1つを装備可能な枠となっています。但し、特別枠が現れるのはボーナス出典のキャラクターのみなので注意しましょう。
中ボス戦は中級を選ぶ
5マス目には必ず中ボス戦があります。難易度は赤の中級と紫の上級があります。
基本的に中ボス戦は中級に進むと良いです。というのも上級との報酬の差は英雄の羽2000枚が追加されるだけなので、特に羽が不要で確実に勝ちたい場合は中級に進むと良いでしょう。
中ボス戦をクリアすると5、15、25マス目の場合は封印スキル解放、10、20マス目の場合は新しくABCスキル枠が解放されます。
他にも時の砂とABCスキルのいずれかも報酬として貰えます。どれを選ぶべきかは「マップクリア報酬の選び方」を参照してください。
その他注意点
スタミナと敗北条件
「時を戻す、黄金の魔女」では「偶像の天楼」と同じく、1マス進むごとに専用のスタミナを消費します。スタミナは5マス分あり、1日に1回5マス分回復します。
また戦闘マップの敗北条件は「大英雄戦」と同じく、誰か一人でもロストするとその時点で敗北します。
なので、進んだマスの戦闘マップで敗北すればスタミナを1ロスした状態でその場でとどまってしまうので、戦闘マップではなるべく敵からのダメージを受けずに慎重に戦いましょう。
尚、中ボス戦やボス戦に限っては敗北してしまってもやり直し可能です。
無色属性の特殊三すくみ
「時を戻す、黄金の魔女」では、無色属性に限り以下のような特殊な三すくみ*3が存在します。
- 味方の無色属性は、敵の赤・緑・青属性には有利になるが、敵の無色属性には不利になる。
- 味方の赤・緑・青属性は、敵の無色属性には有利になる。
少しややこしいですが要するに、無色属性同士で戦わせずに、敵の無色属性には赤・緑・青属性で対処する、とだけ覚えておきましょう。
この三すくみは戦闘マップ右下の相性有利不利の簡略図にもあります。
回復の地には進むべき?
中ボス戦クリア後の分岐ルート上には「回復の地」と呼ばれる草が生い茂るマスがあります。
ここに入ると戦闘マップやスキル報酬が全くない代わりに、編成キャラクターの全員のHPを全回復するという効果があります。
基本的に編成の体力に余裕があるうちは「回復の地」に進まなくてよいですが、ここまでに編成全体が致命的なダメージを負っている場合は「回復の地」に進むことを勧めます。
特に誰か一人でもロストすれば敗北してしまうのと、次のマップで回復が追い付かない場合は、闇雲に次の戦闘マップに進んで敗北してしまうよりは、ちゃんと「回復の地」で編成全体のHPを確保することも大切です。
詰んだら「時を戻す」
どうしても次の戦闘マップで勝てない場合は時を戻してみましょう。時を戻すことによって、別の安全なルートを選択することもできますし、より強力なスキルが報酬として出てくる可能性もあります。
「時を戻す、黄金の魔女」ホーム画面に戻り「時を戻す」ボタンをタップすると時を戻せます。「時を戻す」ではイベントに挑戦する前の最初の状態か、直近でクリアした中ボス戦後の状態の2つを選べます。
時を戻したタイミングまでに消費したスタミナは全て貯蓄分として戻ってくるので、1日のプレイで時を戻す直前まで進んだところまで挽回することも可能です。