Mr.ハードラックの記録帳

主にFEサイファ、FEヒーローズについての備忘録です。たまにサイファ、ヒーローズ以外のFEのことも書きます。詳しくはプロフィールにて。

FEサイファデッキ紹介5(デス・セーバー)

デッキ紹介第5回です。今回紹介するデッキは刺さるものには刺さるというかなりニッチなデッキです。

ここで使っている用語はこちらを参照ください。

デッキのタイプについてはこちらを参照ください。

デッキの概要

  • デッキ名:「デス・セーバー」
  • 主人公:セーバー君
  • シンボル:光の剣、聖戦旗、なし
  • デッキの型:暗殺型(+速攻型)

デッキレシピ

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  • 「金目当ての傭兵 セーバー」×1★
  • 「天下の用心棒 セーバー」×4
  • 「恐るべき戦鬼 セーバー」×4
  • 「優しき死神 エイル」×4
  • 「望郷の黒太子 アレス」×4
  • 「ラムの村の少女 エフィ」×4
  • 「見つめる黒翼 エフィ」×4
  • 「可憐なる闇の統治者 メイ」×4
  • 「旅立ちの刻 セリカ」×4
  • 「小さな弓兵 ライアン」×4
  • 「ヴェルトマー家当主 アルヴィス」×4
  • 「精霊の森の少女 ディアドラ」×4
  • 「四天馬騎士の娘 ミーシャ」×4
  • 「鏖殺の魔女 スラシル」×1

計50枚(★は主人公カード)

デッキの解説

前回の「制圧王マルス」と同じ赤が主人公のデッキですが、方向性は全く違います。地味に黄色が入ったデッキで優勝経験があるのはこれだけです。

序盤はセーバー君の他に条件次第で戦闘力40出せる味方でとにかく敵主人公を攻撃してオーブを減らします。

中盤以降はエイル君やエフィ君のスキルで相手のオーブを問答無用に減らします。敵主人公がかなり固くても、回避札を大量に持ってもオーブが減らせるのは強いです。

そうして相手のオーブが0になったらセーバー君のOCスキル「殺撃破甲衝」で主人公をスキル撃破します。スキル撃破できない場合は最上級の方のスキル「不可視の抜剣」で神速不可攻撃しましょう。

見ての通りですが、退避エリアから手札に加えるカードがないので、CC事故したら勝率は下がります。

「キヌガチャ」と同じく支援10は多いですが、一方で支援30の飛行系は16枚なので、実は「制圧王マルス」よりも多いです。

ピン積みしているスラシル君は相手のオーブ回復を封じるためのものですが、何かに変えても良いかもしれません。

マリガンの条件

最上級の方のセーバー君がなければマリガンです。OCの方が手札にあってもマリガンです。

先にも言った通り、退避エリアからカードを回収するカードはなく、相手も主人公がアグロか暗殺型と分かるとこちらのオーブを割ってこない傾向にあるので、CC事故した場合のセーバー君の回収はドローのみとなり、厳しくなります。

CC事故が嫌であれば、3コスのメイ君の代わりに何か退避エリアからカードを回収できるカードに変えても良いかもしれません。

理想のムーブ

ここではセーバー君が最上級の方の「天下の用心棒 セーバー」に乗っている前提とします。先攻・後攻はどちらでも構いませんが、相手主人公が高速でCCしないものであれば先攻の方がかなり有利です。

ポイント1

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序盤はとにかく主人公を攻撃・撃破して相手のオーブを減らします。

ライアン君とセリカ君は1コスの状態の敵主人公を攻撃すると戦闘力40になる上、射程2あるので、敵主人公が前衛・後衛にいようと戦闘力40で攻撃できます。

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敵主人公がCCして戦闘力が上がった場合はメイ君で攻撃します。メイ君も射程が2ある上に敵主人公を攻撃していれば戦闘力70になります。

ポイント2

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敵が魔法の主人公だった場合は、必要に応じてセーバー君のスキル「魔光返し」を使って撃破しても良いでしょう。

スキル「魔光返し」を使えばセーバー君を魔法の敵が攻撃で倒せなかった場合、セーバー君を退避エリアに置くと攻撃した敵を撃破できます。これは魔法の敵主人公も条件を満たせば撃破可能です。

スキル「魔光返し」は主人公以外の厄介な魔法の敵に使ってもいいので、誰にどこで使うかはケースバイケースでしょう。

余談ですが、敵主人公が新世界サナキの場合、まず4/2の魔法の「神に抗う皇帝 サナキ」に乗ってから、攻撃で退避を肥やしてスキル「つかみ取る未来」で6/4の新世界サナキ君を退避から取得するムーブをします。

つまり、このムーブで敵主人公の魔法のサナキ君が攻撃を仕掛けてこちらのセーバー君を倒せなかった場合は、スキル「魔光返し」の餌食なってしまう…というわけです。

ポイント3

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中盤以降は敵主人公も回避札を持っていると思うので、エフィ君やエイル君のスキルで相手のオーブを破壊します。

エフィ君は出撃フェイズでOCすればスキル「葬魂の黒天馬」で相手のオーブを退避エリアに置かせます。

一方のエイル君はターン終了時にスキル「死は、慈悲…」で2リバすれば相手のオーブを破壊できます。

スキル的に強いのはエフィ君の方ですが、少なくともエフィ君のカードが2枚必要なのと出撃フェイズで絆を5以上使うので、相対的に見て発動し辛いです。なので基本はエイル君の「死は、慈悲…」でオーブを破壊することが多くなると思います。

オーブ破壊スキルの強いところは敵主人公の戦闘力がかなり高くても、スキル撃破できなくてもオーブを破壊することにより相手を追い詰められるのと、結局最終弾の22弾まで「スキルでオーブを破壊するのを無効化するようなスキル」が出なかったのでオーブ破壊スキルのメタカードもないことです。

ポイント4

相手のオーブが0になったときのムーブです。この時、敵主人公がスキル撃破できるかどうかでムーブが変わります。

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まずは敵主人公がスキル撃破できる場合です。

相手がセーバー君のスキル「不可視の抜剣」の回避不可攻撃を恐れて、敵主人公を後衛に引っ込めている場合は、アレス君のボンド「黒騎士の聖血」を使って敵主人公を引き摺り出します。

ボンド「黒騎士の聖血」はアレス君が絆に置かれたときに手札が3枚以下であれば、後衛の敵を1体引き摺り出せます。手札が枯渇しやすいこのデッキであれば十中八九発動します。

もし、手札にアレス君がない場合はディアドラ様のスキル「運命の扉」で退避からアレス君を絆に置いてボンドを発動させます。

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敵主人公が前衛に出たら、出撃フェイズでセーバー君を「恐るべき戦鬼 セーバー」にOCさせます。この時にOCスキル「殺撃破甲衝」が発動し、前衛の敵主人公が撃破されます。

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敵主人公がスキル撃破できない場合は、OCに乗らずに必殺札として取っておきましょう。

敵主人公が後衛にいる場合はアレス君で引き摺り出しても良いですが、この場合はアルヴィス君のスキル「近衛軍の指揮官」でもOKです。

その後でスキル「不可視の抜剣」で回避不可状態にして、引き摺り出された主人公を攻撃しましょう。

因みに以下のような条件が揃っている場合は、まず出撃フェイズのOCで敵主人公をスキル撃破と弱らせてから最上級の方に乗りなおして、スキル「不可視の抜剣」でとどめを刺す…ということもできます。

  • 相手のオーブが1枚
  • 自分の手札にOCと最上級のセーバー君がある
  • 自分の絆が7枚以上

デッキ作成の経緯

このデッキは前回の「制圧王マルス」の作成から3弾間を空けて、第16弾環境で作ったデッキです。第16弾では新世界を作るサナキ君がかなり流行った環境です。

当時は新世界サナキ君のカードがかなり高額で手に入りづらかったことに加え、やはりへそ曲がりだった私は流行りの新世界サナキ君デッキは作らず、発売前のFEサイファのカード紹介でもセーバー君とエイル君で久しぶりに暗殺型デッキ組めそうと考え、発売後もセーバー君とエイル君が比較的安価だったこともありこのデッキを作りました。

因みにこのデッキを作ったのにはもう一つ動機があります。

それは、FEH(ファイアーエムブレムヒーローズ)にキヌ君が実装されたことにより、私もFEHを始めたことです。この時期はエイル君が登場する第3部の序盤だったので、折角なのでFEHのキャラクターであるエイル君も入れたデッキを作ろうと思ったのも動機です。

当初はこのデッキが新世界サナキ君にどこまで通用するかを試すためショップ対戦会で使ってみて、優勝は難しいだろうと考えていました。が、予想とは裏腹にこのデッキが対戦相手の新世界サナキ君に刺さる形になり、結果として新世界サナキ君が横行していた環境で優勝してしまいました。

因みにこの日は確か、対戦会参加者の7~8割が新世界サナキ君だったと記憶しています。なので、私のところだけは早くサナキ君を暗殺し終えて、他はサナキ君同士が新世界を作りあっていたのでロングゲームでした。妙なたとえですが、多数のベグニオン皇帝の会合に暗殺者が紛れ込んでいた、ようなものでした。

冒頭でも言った通り、このデッキは刺さるものには刺さるタイプですが、アグロ+暗殺型なのでセーバー君がCC事故しなければある程度の勝率は担保されると思います。

その後

この対戦会での優勝の後は、トパック君が強かったので彼を使った緑のデッキを作ろうと模索していました。実は、デッキ構築編2で挙げたミスト君主人公もこタイミングで構築していました*1が、暴勇を入れることを渋っていたので勝率は低かったです。そのうち、ミスト君デッキは5弾のサナキ君が主人公になりましたが、新世界作る方には分が悪かったです。

これはそんな中で運よく優勝した時のものです。実を言うとこの大会の決勝戦で新世界サナキ君に当たったのですが、相手がCC事故で終始新世界サナキ君に乗れずに投了したためそのまま優勝してしまいました。なので本当に運が良かっただけです。

このデッキは、今はデッキ構築編2のミスト君デッキのために解体されています。

*1:作り始めた時期は第12弾からで当時は白を入れてました。