Mr.ハードラックの記録帳

主にFEサイファ、FEヒーローズについての備忘録です。たまにサイファ、ヒーローズ以外のFEのことも書きます。詳しくはプロフィールにて。

FEサイファデッキ紹介4(制圧王マルス)

デッキ紹介第4回です。今回紹介するデッキは前の3つに比べると勝率は高くないので、紹介するかどうか迷いましたが、一応優勝経験が複数回あるものなので紹介させていただきます。

ここで使っている用語はこちらを参照ください。

デッキのタイプについてはこちらを参照ください。

デッキの概要

  • デッキ名:「制圧王マルス
  • 主人公:マルス
  • シンボル:光の剣、白夜
  • デッキの型:バランス型

デッキレシピ

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  • 「長き旅の始まり マルス」×1★
  • 「神剣に選ばれし英雄 マルス」×4★
  • 「スターロード マルス」×3
  • 「英雄王の翼 シーダ」×4
  • 「危機に駆けつける弓 ノルン」×4
  • 「アリティアの王女 エリス」×2
  • 「ノーヴァの幼きシスター ジェニー」×3
  • 「究極の聖女 ジェニー」×3
  • 「捕虜となった弓兵 ゴードン」×3
  • 「気の良い戦車兵 ジェイク」×2
  • 「眩き光竜の神子 カムイ(男)」×3
  • 「白き光風の王子 タクミ」×4
  • 「不思議な呪い少女 シャラ」×4
  • 「天駆ける勇王女 ヒノカ」×4
  • 「完璧の為の努力 ツバキ」×3
  • 「才色兼備の働き者 マトイ」×3

デッキの解説

一見すると何の変哲もないバランス型デッキですが、要所要所に制圧に必要なリソースを入れています。

主人公以外の敵は常に神速不可のノルン君で敵の数を確実に減らして敵より味方の数が多くなるようにし、マルス様のスキル「勝利の道へ」やジェニー君のスキル「清冽な癒し」でリソースを確保します。中盤から終盤にかけてカムイ様のスキル「煌めく光鱗」やシーダ君の「真心の翔姫」で制圧に必要な人材を戦場に出しつつ、相手のオーブが0になったときに一気に制圧するというデッキです。

戦い方としてはとにかく自分の場を展開しつつ、主人公以外の敵を優先的に倒してスキル「勝利の道へ」でカードを引き、こちらが展開した味方の処理で相手が手間取っている間に主人公もじわじわと攻撃します。つまり展開力で勝負するデッキです。

「運び手」を持つカードはカムイ様のスキル「煌めく光鱗」の出撃対象になるよう、全部白となっています。

とはいえ弱点は結構あります。

1つ目はアグロタイプのようにマルス様を集中攻撃されるとかなりつらいです。特に中盤で、相手が制圧王と分かった瞬間にマルス様を集中的に殴るように切り替えられることがあります。

2つ目は常時戦闘力80出せるのがカムイ様しかいないため、竜以外(竜はマルス様のスキル「ファルシオン」で特効が突ける)の戦闘力が80以上ある敵に弱いことです。特に受けも戦闘力80以上出せる敵主人公は中々撃破されにくいため、制圧し辛いです。

3つ目は支援30が14枚しかなく、案外火力が出ないことです。ここは2つ目の弱点の戦闘力が80以上ある敵に弱いにつながる部分でもあります。

このデッキは「盤面展開と制圧を楽しもう」というコンセプトなので、勝ちをこだわる人にとってはあまり参考にならないかもしれません。

因みにジェニー君は「邪竜チキ」のとは共用ではないです。このジェニー君はレアリティがRなので第11弾環境のパックでかなり手に入りやすかったため、「邪竜チキ」以外の1デッキにも入れられる分だけ持っています。

マリガンの条件

手札に「神剣に選ばれし英雄 マルス」がなければ即マリガンです。マリガンしても手札にない場合は、1~2ターン目で1コスを出撃させて戦闘で退避エリアを肥やし、「神剣に選ばれし英雄 マルス」が落ちたら、ジェニー君のリカバーで回収しましょう。

理想のムーブ

ここではマルス様が「神剣に選ばれし英雄 マルス」に乗っている前提とします。

先攻・後攻で序盤の戦い方は変わります。

先攻の場合は、4ターン目のポイント1で強いカードが出せるので序盤はカードを温存しましょう。

後攻の場合は1コスをある程度出撃させておいて、3ターン目でスキル「勝利の道へ」が発動しやすいようにすると良いです。

ポイント1

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4ターン目の理想のムーブです。

まずタクミ様を出撃させた後、スキル「海割り」で任意のオーブを表向きにして、3コス以下の弓のカードを出撃させます。ここでは条件を満たすカードとして最も適切なのはノルン君です。

ノルン君は、厄介な敵が後衛にいれば前衛に、前衛にいれば後衛に出撃させましょう。ノルン君は自ターン中であれば戦闘力が70になり、主人公以外の敵は神速できないので、よほどのことがない限り敵を倒せるはずです(倒せなかった場合はスキル「ドジっ…ちゃった…」で撃破されてしまいますが…)。

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味方は主人公以外の敵を優先的に撃破して、自ターン中に敵よりも多い状況を作ります。そうすればターン終了時にマルス様のスキル「勝利への道へ」でカードを1枚引くことができます。因みにスキル「勝利への道へ」はマルス様が前衛であることが条件なのと、「引いても良い」とあるのでカードの引き忘れに注意。

さらに相手ターン開始時に、自分のオーブが1枚以上表であればタクミ様のスキル「風巻く地平」で前衛に出した味方も後衛に移動するので、マルス様以外の味方の生存率も上がります。

これで相手ターン中も味方が生存できれば、次の自ターンでも味方を出撃させて主人公以外の敵を優先的に撃破し、味方の数が敵より多ければスキル「勝利への道へ」でカードを1枚ドロー、相手ターン開始時にスキル「風巻く地平」で味方を安全な後衛に移動…というループが出来上がります。

ポイント2

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6ターン目の理想のムーブです。

カムイ様を出撃させたのち、スキル「煌めく光鱗」で任意の絆カードを回収して白の2コス以下を出撃させます。このスキルで出撃できるカードは、白の2コス以下であれば回収した絆カードでも問題ないです。

ここでは絆からシャラ君を回収し、そのまま出撃させましょう。シャラ君は他に味方が3体いれば、スキル「謎の秘術」で自ターン中戦闘力が60になります。味方が多くなりやすいこのデッキであれば戦闘力60を出しやすいです。

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因みに、タクミ様のスキル「風巻く地平」が有効だと、主人公のマルス様以外の味方は全て後衛に流されてしまいます。

なので、前衛にアタッカーを持っていきたい場合はカムイ様の「煌めく光鱗」で「運び手」を持つ白のカードを出撃させて、「運び手」でアタッカーを前衛に移動させましょう。相手ターン開始時に前衛の味方は「風巻く地平」で後衛に流されるので、安全に味方を後衛に移動させることができます。

ポイント3

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相手のオーブが0になったときのムーブです。

カムイ様のスキルで白の2コス以下の味方がかなりいる状況になっていると思いますので、ここでマルス様のスキル「制圧 ~英雄王の名の下に~」を発動しましょう。

マルス様の他に任意の味方5体行動済みにすると、ゲームに勝利できます。

デッキ作成の経緯

このデッキが作成および活躍していた時期は第13弾なので、前回の「邪竜チキ」から時間を置かずに作成されたことになります。

第13弾当時は、特殊勝利できる制圧王のマルス様が主に単色で流行っていた時期だったので、「制圧楽しそうだな」という単純な感覚で私も組もうと思ったのが始まりでした。

ただ私はへそ曲がりなところがあったので、他の方は赤単色で制圧王を組んでいたのに対し、私は「同じく出撃メインのスキル多めの白と相性良さそう」と思ってあえて白のカードを含めて組みました。

とはいえ、これまでの私のデッキ作成の失敗の最たる原因が「周りがやらないだろうもので、環境のカードに他のカードを組ませるとシナジーあって強そう」という考えだった(しかも上手く回らず空回りばかり)ので、これも失敗するだろうと考えていました。

ところが意外なことに、第13弾環境でなんと同じショップ対戦会で2回優勝してしまいました。

この時は中野でも優勝したので実質3回優勝です。

詳細はデッキの解説に委ねますが、ノルン君やタクミ様のおかげでマルス様のスキル「勝利の道へ」でカードを引きやすく、さらにはカムイ様が白の味方を最大3体出撃させるため、制圧も誘発しやすく、相性は良かったといえます。

とはいえ「制圧王マルス」の天下は第13弾だけでした。第14弾環境では相性的にカムイ様やオボロ君には悪いため、制圧する前にカムイ様やオボロ君にボコボコにされること(そもそもこのころは周りが制圧対策をしだしたことも要因)が多々ありました。

なので、このデッキの勝率は中の上と言ったところです。第15弾以降のマルス様は主人公を交替する軸の方が強いので、そちらの方が参考になるかもしれません。

その後

第14弾でまたしてもデッキ作成迷走期間に入り、ガウェイン殿やイレース君、樹君主人公を作りましたが、これらも上手くいきませんでした(例によってこれらはカード整理やレシピ散逸で復元できません)。

続く第15弾も、第14弾の失敗からデッキを作るモチベーションは上がりませんでした(このころは新規デッキに何を作ったかも覚えていません)。加えて、第15弾で例の3コストのカミラ様とエリーゼ様が出たため、キヌガチャを優先的に改編し、それで満足していたというのもデッキを新しく作るモチベーションがなかった一因でした。

因みにですが、第14弾で白、第15弾で赤のカードが追加されましたが、いずれもその弾のSRのカード組み込んでみたところ噛み合いが悪くなってしまったので、この「制圧王」には入れていません。