Mr.ハードラックの記録帳

主にFEサイファ、FEヒーローズについての備忘録です。たまにサイファ、ヒーローズ以外のFEのことも書きます。詳しくはプロフィールにて。

FEサイファデッキ紹介3(邪竜チキ)

デッキ紹介第3回です。今回紹介するデッキは私以外にも愛用者の多いデッキなので、他の方のも参考にするとよいです。

ここで使っている用語はこちらを参照ください。

デッキのタイプについてはこちらを参照ください。

デッキの概要

  • デッキ名:「邪竜チキ」
  • 主人公:チキ君
  • シンボル:なし、光の剣、聖痕
  • デッキの型:耐久型

デッキレシピ

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  • 「長き眠りからの目醒め チキ」×1★
  • 「目覚めし竜王の娘 チキ」×4
  • マムクート・プリンセス チキ」×4
  • 「永遠の幼子 ノノ」×4
  • 「小さな頑張り屋 ンン」×3
  • 「ノーヴァの幼きシスター ジェニー」×4
  • 「究極の聖女 ジェニー」×4
  • 「旅立ちの刻 セリカ」×3
  • 「王道に目覚めし乙女 セリカ」×2
  • 「献身の白翼姫 シーダ」×3
  • 「天真爛漫な司祭 マリア」×3
  • 「壊れた心の呪術師 ヘンリー」×4
  • 「笑顔のソーサラー ヘンリー」×4
  • 「花香る天馬騎士 スミア」×3
  • 「大空に咲く優花 スミア」×4

計50枚(★は主人公カード)

デッキの解説

チキ君に対してなんて名前を付けているんだと思われますが、これに当たった対戦相手の方がかなり気分悪くしていたので、そこからこの名前にしています。

序盤は敵主人公は極力殴らずに周りの敵を撃破し、必要に応じて壁を作ったり、相手の手札をハンデスさせるなどしてひたすら耐え凌ぎます。

4ターン目にCCしてからが本番です。絆を加速した後にジェニー君のOCでこちらの序盤の消耗をリカバリーし、さらにハンデスやスキル撃破も駆使して徹底的に相手に有利を取らせないようにして、じわじわと敵主人公を追い詰めていきます。

無論、このような戦法を取れば十中八九相手は気分を悪くされますので、このデッキを使うのであればそれなりの覚悟が必要になる、と個人的には思っています。

支援は飛行系が10枚しかないですが、チキ君は一番最初の戦闘時の火力が100以上出るので、支援30による補正がなくても十分です。また、絆カードが7枚以上であれば常時戦闘力80なので、敵が竜特効でない限り耐えることが多いです。

尚、チキ君はデッキに入れているカードの他にも高コストのカードがありますが、いずれも噛み合わないので入れていません。

また、通常は主人公カードを青の「いにしえを知る眠り姫 チキ」にして「竜人の紋章」持ちのカードを入れるのがセオリーです。が、以下のデメリットがあるので、あえて主人公カードは無色の「長き眠りからの目醒め チキ」にし、「竜神の紋章」持ちは一枚も入れてません。

  • 防御時の戦闘力が20しかなく撃破されやすい
  • 竜人の紋章」が出てくるのは運便りなので、全く出ない時もあり安定しない
  • 竜人の紋章」により手札が枯渇するので逆に苦しくなる場合がある
  • そもそも多色デッキなので「竜人の紋章」の効果も発動し辛い*1
  • 「経験豊かな闇魔道士 シェイド」のスキル「イジワルしちゃおうかしら?」をやられると「竜人の紋章」による絆加速ができない
  • 竜人の紋章」のカードを入れるために他の強いカードを入れる枠がなくなる

マリガンの条件

当然ながら手札に「目覚めし竜王の娘 チキ」がなければ即マリガンです。

こちらも4ターン目にCCできる「目覚めし竜王の娘 チキ」が4枚しかないので、最初の6枚の手札に来ないこともありますが、CCターンが遅いのとジェニー君やシーダ君、マリア君でリカバリー可能なので、相対的にCC事故は起きづらいと考えてよいでしょう。

理想のムーブ

ここでは4ターン目にチキ君がCCできる前提で解説します。

先攻・後攻は勿論先攻の方が有利です。後攻は相手の構築にもよりますが、若干厳しいです。特に相手の構築がアグロでこちらが後攻だとかなり厳しいです。

ポイント1

序盤はとにかく敵の攻撃を耐えることです。方法としてはいくつかあります。

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1つ目はチキ君のスキル「小さな竜鱗」を使うことです。スキル「小さな竜鱗」は次の相手ターン終了まで戦闘力が50になるので、戦闘力40以下の敵の攻撃に耐えやすくなります。

2つ目は1ターン目の後衛に「壊れた心の呪術師 ヘンリー」を出撃させ、2ターン目に「笑顔のソーサラー ヘンリー」にCCしてスキル「死の呪い」を使うことです。これで相手は手札を2枚捨てるので、チキ君を攻撃するための敵のカードも少なくなって安全になります。また、1ターン目にヘンリー君を後衛に出すことで、相手はヘンリー君を優先的に倒しにかかるので囮にもなります。

3つ目は3ターン目の後衛に「大空に咲く優花 スミア」を出撃させ、スキル「あなたの力になりたい」でチキ君の戦闘力を相手ターン終了まで+10させます。先述したチキ君のスキル「小さな竜鱗」と合わせれば相手ターン終了まで戦闘力60になるので、生存率が上がります。

ポイント2

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4ターン目で「目覚めし竜王の娘 チキ」にCC*2したら反撃開始です。敵を倒してスキル「高まる竜力」でデッキトップからカードを1枚絆に置いて絆加速します。

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4ターン目で敵の撃破に成功すれば5ターン目には絆が6枚になるので、ジェニー君を出撃フェイズでOCさせることができます。ジェニー君を「究極の聖女 ジェニー」にOCさせるとスキル「妖精王の光」で退避エリアのカードを1枚オーブに埋めることができます。

オーブには「究極の聖女 ジェニー」を埋めるのがセオリーですが、状況に応じてチキ君でも良いでしょう。

また、スキル「清冽な癒し」で退避エリアからジェニー君以外で名前が異なるカード2枚を回収します。回収対象のうち1枚はチキ君ですが、もう1枚は自分の手札や絆、相手の状況に応じて回収するといいでしょう。因みにお勧めは絆回収できて射程2があるノノ君です。

ポイント3

チキ君のスキルで絆加速をしていくと、欲しいカードが絆に埋まってしまうことも多々あると思います。その場合はノノ君のスキル「幼き竜」か、ンン君のスキル「大人びた幼竜」で任意の絆カード1枚を回収します。

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ンン君のスキル「大人びた幼竜」は絆の枚数は据え置きですが、裏絆が2枚増えるので、状況に応じてスキルを実行しないことも可能です。

また、ノノ君のスキル「幼き竜」はターン終了時に強制的に発動するので、忘れないよう注意しましょう。

ノノ君かンン君のスキルで回収する絆カードはスキルのコストとしても支払えなくなった裏絆が良いです。なので他のスキルのコストで裏返す絆は、ノノ君かンン君のスキルで回収することを見越して、回収したいカードを裏返すと良いでしょう。

ポイント4

今のデッキレシピの状態でも十分強いですが、やろうと思えばいくらでも改編できます。どう改編するかはその人次第ですが、改編で入れておくと良いカードを紹介します。

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この2枚は私がはじめにこのデッキを作ったときに入れていたカードです。

1枚目は「闇まとう魔道少女 デューテ」です。OCでスキル「死の微笑」が発動し、こちらから相手の手札の表を見ずに2枚指定してハンデスさせることができます。さらに、スキル「古き神々の魔術」で自分の手札が相手の手札より多ければ、自分のターン中に戦闘力70になり射程3を得るので、攻撃面も優秀です。

2枚目は「ホーリー・プリンセス リズ」です。スキルの「きらーんって来て、ばーん!」でオーブの1枚を主人公カードと入れ替えられるのも強力ですが、スキル「ロイヤル・ブラッド」で他の味方がCCするとリズ君自身の戦闘力も+30されるので、OC中心の構築になりやすいこのデッキとの相性は良いです。

ここで、「ホーリー・プリンセス リズ」を入れた場合に強いコンボを紹介します。

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ホーリー・プリンセス リズ」が既に戦場にいることが前提です。

出撃フェイズでジェニー君が「究極の聖女 ジェニー」にOCしたことにより、スキル「妖精王の光」で退避エリアからオーブに「究極の聖女 ジェニー」を埋めます。

この時ジェニー君がOCしたことにより、リズ君はスキル「ロイヤル・ブラッド」で戦闘力が90になります。

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行動フェイズでリズ君のスキル「きらーんって来て、ばーん!」を使い、先ほどジェニー君のスキル「妖精王の光」で埋めたオーブ(「究極の聖女 ジェニー」)を破壊し、退避エリアから代わりにチキ君のカードをオーブに埋めます。

つまりこのコンボにより、自分のターン中にオーブに埋めたジェニー君を手札に加えられるだけでなく、チキ君の回避札も実質増えるので、かなり強力です。

ただしこのコンボにも弱点があり、例えば敵の「殺戮人形 クライネ」のスキル「無音の死矢」で折角埋めたチキ君のオーブが簡単に無限エリアに置かれてしまうので、注意が必要です。

デッキ作成の経緯

このチキ君は第11弾環境トップだったものですが、私の場合は一弾遅れて第12弾から使いだしました。

ニノ斬りが完成した後の第8~11弾も、デッキを新しく作ってはショップ対戦会で負けて失敗するの繰り返しでした。この時期に作ったデッキについては正直あまり覚えていないです。というより第9、11弾で緑と紫のカードが、第10弾で白黒のカードが増えたため、キヌガチャやニノ斬りの強化もしていた時期なので、そればかり頭にあって他のデッキ作成のモチベーションがイマイチなかったのも記憶にない原因かもしれません。

因みにキヌガチャに白黒カンナ君、ニノ斬りにティーナ君を入れたのはこの時期でした。

第11弾環境トップだったこのチキ君は、キヌガチャで速攻をかけるか、ニノ斬りで暗殺に成功すれば全く勝てない相手ではなかったので、このチキ君を対策するデッキも特に考えていませんでした。

キヌガチャやニノ斬りで勝てないデッキが出たのが第12弾でした。第12弾では例の戦闘力100を持つ「悪夢の暴勇 アイク」(以下「暴勇」と記載)が登場し、しかもデッキ構築編2で解説した通りミスト君と組み合わせることで暴勇をスキルで撃破することができないというデッキに、キヌガチャもニノ斬りも手も足も出ませんでした。

なので、ここで初めて第11弾環境トップのチキ君の助けを求めました。チキ君はスキル「チキの出番!」で最初に攻撃すると戦闘力100で攻撃できるため、必殺攻撃なしで暴勇を倒すことができます。さらにポイント4で解説したジェニー君とリズ君のコンボもやってみたいと思ったのもありますが、ジェニー君やリズ君でチキ君が暴勇の攻撃を回避できるようにし、暴勇が回避できないようにデューテ君でハンデスさせるなど、とにかく暴勇憎しの感情もあって色々盛りこんでデッキを作りました。

その結果、手も足も出なかった暴勇を倒せたどころか、そのままショップ対戦会で2連優勝しました。ただこの試合では全5試合中3試合で相手が不機嫌そうに投了したため、かなり気まずくなりました。

この時期はフルコンプ吉祥寺さんの店長さんが変わった時期でもあり、優勝時のフルコンプ吉祥寺さんが掲載された私のデッキレシピの写真は現在散逸しています。

後者の私のツイートは散逸前にフルコンプ吉祥寺さんが撮ったデッキレシピの写真を引用しています。

このデッキは今でも序盤さえ乗り切ってしまえば、中盤以降の勝率は安定して高いです。

また、後半の弾では暴勇の他にもほぼ常時戦闘力100になるカードがあるため、戦闘力100対策のデッキとしても活躍しています。

*1:竜人の紋章」は攻撃している味方と支援の色が一致しないと発動しない

*2:因みに無色のカードは絆の色関係なく出撃、クラスチェンジ可能。すべて裏絆でもOK。