Mr.ハードラックの記録帳

主にFEサイファ、FEヒーローズについての備忘録です。たまにサイファ、ヒーローズ以外のFEのことも書きます。詳しくはプロフィールにて。

ミョルニル(基礎編)

今回からは暫く「ミョルニル」についての攻略記事を書こうと考えています。

前書き

まずは前回の更新から半年以上ご無沙汰して申し訳ありません。

本当であれば、当ブログはFEHを辞めておきながら悪ノリ便乗で門番君に投票しまくったこの方にFEHを復帰してもらい、そして彼のために色々FEH関連の記事を書こうと思っていました。が、彼はどうも復帰するそぶりが無いのと、そもそも彼が復帰しないのに何を書けばいいのかというのもあって今まで更新していませんでした。

ただここ最近、彼だけではなくFEHを遊ばれている皆様やひいては自分のために、FEH攻略の手助けとなるようなことを書こうと思い、半年ぶりに筆(?)を取りました。ツイッターだけで攻略内容を書くのも限界がありますしね。

勿論、ここよりも優れた攻略が載ったサイトは数多くあります。ここはあくまで参考書的な感覚で見ていただけると幸いです。

ミョルニル攻略

さて、前置きはこのくらいにして本題に入りましょう。今回はミョルニル攻略の基礎的な所を説明したいと思います。

ミョルニルとは

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こちらでも少し触れましたが、比較的短めのスパンでイベント開催される防衛マップです。

設定としてはFEHの世界における戦神トール君が、異界の英雄たちを差し向けてアスク王国に攻め入ってくるというもので、トール君の軍勢からアスク王国の門を防衛するということになっています。

上のとおりアルフォンス君は「突破されればアスク王国に明日はない」と言っていますが、度々ミョルニルでトール君の軍勢に負けています。最も、トール君の軍勢に反撃で負けているので、別にアスク王国がトール君の軍勢に制圧されたわけではないのかもしれませんが…。

因みにミョルニルがいつ開催されるかは、FEH公式が月初に発表するイベントスケジュールには一切載ってません。本当にトール君が急襲してくるという感じになります。但し、ミョルニルが開催される2~3日前には公式から予告があります。

ミョルニルでの戦闘

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ミョルニルでは大英雄の敵将が同じ作品出典の恒常英雄*1を引き連れて、マップ最上段の列から最下段にある扉(写真の赤丸で囲ったギミック)に向かって進軍します。例えばマークス様が敵将の場合、if出典の恒常英雄が敵軍となります。

2ターン目以降は2~3体ほど敵軍の増援がマップ最上段の列から出現します。

敵の思考ルーチンは扉への進軍が最優先で、敵が扉を2つともに到達すると敗北します。なので、こちらも敵を倒して敵の進軍を食い止めましょう。勿論、自軍が全滅しても敗北です。

勝利条件は7ターンの間、扉を1つでもいいから守り切ることです。尚、7ターン以内に敵将を倒したり、敵を全滅させてもクリアとはなりません。

ミョルニルの戦準備(出撃キャラクター)

ミョルニルの戦準備は開催期間中にも可能ですが、開催するずっと前からも準備可能です。ここではまずキャラクターの出撃について説明します。

ミョルニル出撃キャラクターの編成は「ミョルニル」→「秘宝砦の編集」→「防衛編成」メニューで可能です。

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ミョルニル出撃のキャラクターはダブルを組むことができ、状況に応じて好きな時に前衛と後衛を交替できます。前衛がやられた場合は後衛がその場に残ります。召喚師はダブルを組むことができません。

尚、ダブルを組むと比翼スキルや双界スキルを使うことができません。ダブルを組ませずに出撃させれば比翼・双界スキルを使うことができる(と思います)が、相対的に戦力が減るのでそことの二者択一になります。

上の写真のとおり、一番左端の遊撃役以外は特定の能力が上がるので、いずれかの能力に優れたキャラクターを配置するとベストです。

遊撃役

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一番左端のキャラクターは「遊撃役」といい、マップ上段の4列以内(写真の赤枠内)を移動できます。この部分は敵軍の増援が出てくる場所ですが、敵は遊撃役を狙うことはありません(遊撃役が攻撃したら反撃はします)。

反対に遊撃役以外の味方(写真の青枠内のキャラクター)は赤枠内に入ることはできず、遊撃役以外の味方が敵の射程内にいれば敵はそちらを狙って来ます。

遊撃役はなるべく他の味方の負担を減らせるように、厄介な敵が遠くに現れても直ぐに駆け付けられる騎馬系が良いと思います。さらに攻撃後再移動を持つキャラクター(レギン君や総選挙エイリーク君など)であればなお良いでしょう。

召喚師

ミョルニルでは召喚師自身も参戦します。能力はやや控えめですが、自分が所持している英雄のスキルを装備できる特性*2があるため、装備するスキル次第では十分な戦力になり得ます。召喚師のスキルは「仲間」→「仲間との交流」→「マイ召喚師」メニューでカスタマイズ可能です。

2021年11月現在、召喚師は剣槍斧と4色(赤、青、緑、無色)の魔法が装備可能ですが、個人的には無色の魔法を装備するのがオススメです。理由は、

  • 3すくみ不利になることが少なく、安定してダメージを与えられる
  • 「~殺し」のスキル*3で不利になることがない

の2点です。勿論、状況に応じて無色の魔法以外を装備しても構いません。

スキルのカスタマイズについても敵軍や防衛編成、装備武器によって適切なものに変えてもいいです。因みに私は現在以下のスキル編成にしています。

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  • 死銃ブレイザブリク…召喚師が現時点で唯一装備可能な無色魔法*4
  • 攻撃速さの応援+ミョルニルの敵相手には兎に角攻撃と速さが大事なので。
  • 凶星…最もスキルカウントが少ない奥義。魔防が高い相手だと若干苦戦するので、「月虹」や「血讐」でも良いかも。
  • 金剛の反撃・近距離…近距離武器敵の対策。近距離武器敵に攻撃されれば攻守が上がる上反撃も可能。
  • 速さ魔防の凪3…戦闘中、敵の速さと魔防がマイナスされるため、召喚師が敵を倒しやすくなる。
  • 攻撃速さの信義3…ターン開始時に味方と隣接していれば攻撃と速さが強化される。応援の都合上、味方と隣接していることが多いため。
  • 攻撃守備の密集3…自身の周囲2マス以内に味方が多いほど攻守が上がる。もっと良い聖印があればそっちにしても良いかも。
特別枠

編成の一番右端の枠は「特別枠」といい、条件を満たせばもう2人編成することができます。

特別枠が有効になるのは、以下の条件を全て満たした神階英雄が編成されたときです。

  • 特別枠に描かれた祝福と同じ祝福を持つ
  • 「攻撃部隊特別枠」の神階効果を持つ

特に肝となるのが2番目の「攻撃部隊特別枠」を持っているかどうかです。

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神階英雄が「攻撃部隊特別枠」を持っているかどうかは、神階英雄の祝福アイコンが金縁になっているかどうかで判別可能です。例えば、レギン君は天の祝福アイコンが金縁なので「攻撃部隊特別枠」を持っていますが、オルティナ様は金縁ではないので持っていません。尚、祝福アイコンをタップしても、「攻撃部隊特別枠」を持っているかどうか確認可能です。

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特別枠に編成可能な味方は、特別枠に描かれた祝福と同じ祝福を持つキャラクターのみです。

例えば上の写真の場合、天の祝福かつ「攻撃部隊特別枠」を持っているレギン君が編成されているため「特別枠」が有効になっています。同じ天の祝福を付与されたエイリーク君は特別枠に編成できますが、異なる理の祝福を付与された門番君は編成できません。

ミョルニルの戦準備(ギミック)

ミョルニルの戦準備では出撃キャラクターだけでなく、マップ上に5つまで味方を強化したり敵を弱体化させるギミックを配置することが可能です。ギミックの配置は「ミョルニル」→「秘宝砦の編集」メニューで可能です。

2021年11月現在は以下のギミックが存在します。

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ギミックの発動

防衛マップのギミックは飛空上のギミックと違って自動で発動するものではなく、任意のタイミングで発動させます。

ギミックをタップしたのち、画面右下に出てくるf:id:hardluck_mr:20211106145007p:plainアイコンをタップし、確認ダイアログで「はい」をタップするとギミックの効果が発動します。実際にギミックを発動させるスクリーンショットは後の記事で載せます。

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ギミックをタップするとギミックの効果が及ぶ範囲が現れるので、発動前に今一度確認しましょう。

f:id:hardluck_mr:20211106145007p:plainアイコンの横にある数字は、ギミック発動後に再発動可能になるまでのターン数を示します。例えば「ムスペルの篝火」を使用すると、その2ターン後まで「ムスペルの篝火」を再使用することができなくなります。なのでギミックの発動も戦況をよく見て発動するかどうか考えましょう。

ボーナスギミック

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ギミックの中には設置すれば全味方の能力がアップする「ボーナスギミック」があります。ボーナスギミックは毎回異なるので、準備期間中に1つは設置すると良いでしょう。

因みにですが、参考までに私は5つのギミックをこのように配置しています。

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配置するギミックは敵に固定ダメージを与える「ムスペルの篝火」と「炎まとう召喚師」、味方を回復する「生命の宝玉」と「命溢れる召喚師」、そしてボーナスギミックです。前者4つがボーナスギミックと被った場合は、敵を弱体化させる「エンブラの魔印」を5つ目に置くことが多いです。

ミョルニルではいかに敵を多く倒し味方を生き残らせるかが大切なので、固定ダメージ付与と味方回復は私にとって必須ギミックです。

敵増援にもダメージを与えるため「ムスペルの篝火」は遊撃枠に一番近いところに、多くの味方を回復させるために「命の宝玉」は中央に、それ以外は後方に設置しています。

その他

ボーナス神階英雄

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ミョルニルでは特定の祝福を持つ神階英雄が強化される「ボーナス神階英雄」がいます。例えば上の写真の場合は、天と理の祝福を持つ神階英雄が強化されます。こちらも毎回変わるので、ボーナス対象の神階英雄を防衛部隊に編成させると有利に戦えます。

尚、勘違いしやすいですが

  • ボーナス対象の祝福を持つ神階英雄以外の英雄も強化される
  • ボーナス対象の祝福を持つ神階英雄の神階効果を受けられる

わけではないので注意しましょう。

スコアと報酬

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ミョルニルの防衛戦では「将位」と呼ばれるランクがあり、「将位」が高いほどミョルニル開催終了時に貰える報酬の量も多くなります。

報酬は個性の実、秘伝書の紙片、秘宝玉、各種神竜の花と豪華なので、ミョルニルが開催されれば是非とも参戦しましょう。「秘宝玉」はミョルニルのギミックを強化するための材料です。

「将位」はミョルニルの防衛戦での得られるスコアが高いほど高くなります。スコアは減点方式で、

  • 味方がロストする
  • 扉が1つ突破される

とスコアが減ります。なので、高スコアを狙うためにも味方はなるべく生存させましょう。

またこの他にも、開催期間中は「召喚師で敵を倒す」ミッションがあり、達成すればより多くの秘伝書の紙片が報酬として貰えます。なので、召喚師も防衛戦で敵を多く倒して活躍させましょう。

敵の強さと難易度

敵軍の強さは、自分の今の「将位」、編成しているボーナス神階英雄の限界突破回数、マップの難易度、の3つによって決まります。

ミョルニルのマップには「初級」、「中級」、「上級」の3つがあります。当然ながら「上級」で敵が強いほど得られるスコアも高くなりますが、余りにも敵が強すぎる場合は「中級」または「初級」で戦うと良いでしょう。

因みにミョルニルに編成する味方のレベルは、どの難易度でもLv40(MAX)推奨です。

自動ターン終了設定

ミョルニルで防衛戦をする前に、「環境設定」で以下の設定をしておくことを強くお勧めします。

  • 「自動ターン終了」を「オフ」または「ダブル・比翼以外」に設定する

「自動ターン終了」が「オン」だと、味方の行動が全員終了すると即敵ターンの開始になるため、味方の行動全員終了時にギミック発動や前衛と後衛の交替ができなくなるからです。

上記の設定であれば味方の行動が全員終了しても敵ターンの開始とはならず、発動するギミックが残ってないか、前衛と後衛の交替は問題ないかをじっくりと確認できます。確認が終われば「ターン終了」ボタンをタップして敵ターンを安全に開始しましょう。

 

 

さて、長くなりましたがミョルニルの基礎編はここまでとします。

次回は今から丁度10日くらい後に、死神騎士が風花雪月勢を引き連れて来るので、その時にミョルニル攻略実践向けの攻略記事第1回を書こうと思います。

*1:総選挙英雄は除く

*2:キャラクター専用スキル、および歩行や現在装備している武器種で装備できないスキルは除く

*3:特定の武器種の敵は追撃できなくなる上に、自分は絶対追撃

*4:他の無色魔法は専用武器スキルなので装備不可

FEヒーローズの英雄たち(闇堕ち英雄)

前回まではFEH入門編のようなことを話してきましたが、今回からはもう少し踏み込んだ内容について書いていきたいと思います。

今回は現在話題の「闇堕ち英雄」について書きたいと思います。

尚、当記事で扱っている「現在」は、当記事執筆時点(2021/5/9)のものとします。

闇堕ち英雄とは

「闇堕ち英雄」とは、恒常英雄や大英雄のうち、FE原作でも何らかの理由で洗脳、暴走、悪の眷属となったキャラクター達のことを指します。

毎年5月の各部ストーリー中盤に差し掛かるときに登場します。闇堕ち英雄も恒常英雄なので、普通にすり抜けで出て来る場合もあります。

注意すべきなのは「闇堕ち英雄」は公式の言葉ではなく、人によっては「闇(英雄)」、「悪堕ち(英雄)」などとも言われたりします。

尚、闇堕ち英雄は一部を除いてFE原作終盤に登場するため、原作の壮大なネタバレを食らいます。なので、ここから先の闇堕ち英雄の紹介でも原作のネタバレを含みますが、閲覧は自己責任でお願いします。

闇堕ち英雄一覧

これまでに実装された闇堕ち英雄は以下のとおりです。原作で彼らを闇堕ちさせた人間は敬称を略します。

参考までにFEサイファでも収録された闇堕ちバージョンのカードも併せて紹介します。

第2部から登場

闇堕ち英雄が初めて登場したのは今から3年前となる第2部です。第1部では闇堕ち英雄は実装されていません。

捕らわれし魂 セリカ

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(左:FEH、右:サイファ

FEエコーズ終盤で、魔女化したセリカ君です。アルム君とミラ様を助けるためジュダに嵌められ、ドーマ神の贄で魔女化してしまいます。ファルシオンを手に入れようとしているアルム君に襲い掛かりますが、最終的にファルシオンの力でドーマ神の呪いが解け、アルム君と共にドーマ神を止めに行きます。

サイファでもFEHでの登場より後に収録されており、FEHと同じく剣を使います。原作でも魔女化したセリカ君がアルム君に襲い掛かるムービーでは剣だったので、それを踏襲していると考えられます。

暗黒皇帝 ハーディン

f:id:hardluck_mr:20210220105903p:plain暗黒皇帝 ハーディン

(左:FEH、右:サイファ

FE紋章で、闇のオーブの力によって暗黒皇帝と化してしまったハーディン殿です。暗黒戦争終結後にニーナ姫と結婚しますが、姫の心が自分にないことを知るや失望し、そこをガーネフに付け込まれて闇のオーブを持たされ暗黒皇帝となってしまいます。マルス様に討たれ絶命寸前に闇のオーブの洗脳が解け、マルス様とニーナ姫に謝罪の言葉を口にして果てます。

FEHでレベル40にすると元の人格が一瞬出て来るので、興味がある人はハーディン殿を仲間にしてみると良いでしょう。尚、現時点のFEHでは元の人格のハーディン殿は実装されていません。

サイファではFEHリリース前に収録されており、FEHもサイファどちらも担当イラストレーターがDaisuke Izukaさんとなっています。

邪竜の現身 ルフレ

f:id:hardluck_mr:20210505145042p:plain破滅と絶望の竜 ギムレー

(左:FEH、右:サイファ

FE覚醒で、ファウダーの儀式によりギムレーと同化したルフレ君です。彼はそのままクロム君を殺害し、絶望の未来へと進みます。覚醒本編ではファウダーの儀式が不完全だったため同化せず、そのまま未来から来たギムレーと対峙します。覚醒本編では元の人格に戻ることはありませんでしたが、絶望の未来編では絶命寸前に元の人格に戻り、自分を滅ぼしたルキナ君達に感謝とマーク君に謝罪しつつ果てます。

こちらもFEHでレベル40にすると元の人格が混じって出て来るので、興味がある人は彼を仲間にしてみると良いでしょう。

因みに女性の方のルフレ君(ギムレー)は伝承英雄として実装されています。

サイファではFEHの登場より後に収録されており、FEHもサイファどちらも担当イラストレーターが大熊ゆうごさんとなっています。

水の眷属 タクミ

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魔に魅入られし王子 タクミ魔弓を携えし眷属 タクミ

(上:FEH、下:サイファ

FEif暗夜編で、ハイドラ神の毒牙にかかり水の眷属と化したタクミ様です。長城戦で暗夜軍に敗北し断崖絶壁から落ちて自決した後、水の眷属かつ暗夜編最後の敵としてカムイ様達の前に立ちはだかります。彼もカムイ様に討たれ、絶命寸前にカムイ様に自分を止めてくれたことに感謝して水泡となって消滅します。

大英雄なので現在では聖杯で召喚することで仲間になります。

星5になると習得できる専用武器「スカディ」は、3ターン目に自身を中心とした縦3列の敵に10ダメージ与えるというもので、原作で数ターンに1回放つ波状攻撃を再現しています。大英雄戦ではこれに加えて敵の眷属タクミ様も2人になるので、大英雄戦も原作再現でした。

サイファではFEHリリース前と後で2種類収録されています。

第3部から登場

第2部では恒常英雄は3人でしたが、この部から4人登場します。この4人の中でもカムイ様とチキ君は現在でも愛用者は多く、闘技場や飛空城でも時折見かけます。

魔剣に囚われし者 マリータ

f:id:hardluck_mr:20210505152217p:plainフィアナの剣士 マリータ

(左:FEH、右:サイファ

FEトラ7序盤で、暗黒の剣を持たされて暴走した状態のマリータ君です。帝国に捕らえられたところに暗黒の剣を持たされ、義母であるエーヴェル君に切りかかってしまいます。残念ながら私はトラ7未プレイなので、エーヴェル君との戦いがどうなったか、どうやって暗黒の剣の暴走から解放されたかはわからないです、すみません。

サイファではプロモーションカードとして収録されています。

煉獄の王子 ベルクト

f:id:hardluck_mr:20210505153752p:plain覇者への妄執 ベルクト

(左:FEH、右:サイファ

FEエコーズ終盤で、ドーマ神の眷属となったベルクト君です。アルム君が次期リゲル皇帝であることを知って絶望し、自暴自棄になって婚約者のリネア君を生贄にドーマ神から力を貰い、アルム君に立ちはだかります。彼も討たれた直後に正気に戻り、母の形見の指輪をアルム君に渡し、神に弄ばれない世界を望んで果てます。

サイファではFEHでの登場より前に収録されています。興味深いのは、FEHもサイファも武器スキルの「クリムヒルド」が味方を犠牲にすることで敵の攻撃に強くなったり射程を得られる*1という点が共通しています。原作でもリネア君を生贄に得られた武器なので、クリムヒルドは生贄を捧げなければならない武器と言えます。

禍つ魂の慟哭 カムイ

f:id:hardluck_mr:20210505191424p:plain嘆きの獣 カムイ(女)

(左:FEH、右:サイファ

FEif序盤で、理性を失って竜化している状態のカムイ様です。5章で母であるミコト様を水の眷属に殺害されたショックで竜化し、リョウマ様でさえ倒せなかった水の眷属を圧倒します。最終的にはアクア様の歌で理性を取り戻し、竜の力は竜石に封じ込められます。

サイファで一番近いカードは第15弾の2コスの「嘆きの獣 カムイ(女)」として収録されています。

眠れる竜王女 チキ

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FE暗黒竜で、ガーネフ殿に操られた状態のチキ君です。ラーマン神殿の守り竜としてマルス様達と対峙しますが、バヌトゥ殿が話しかけることで洗脳が解け、そのままマルス様の仲間になります。

実はサイファではこの状態のチキ君はプロモーション含めて収録されていません。

タタラの傀儡 デューテ

f:id:hardluck_mr:20210508132733p:plain森の村の火の玉娘 デューテ

(左:FEH、右:サイファ

FEエコーズ中盤で、タタラに操られた状態のデューテ君です。アルム軍の敵として立ちはだかりますが、彼女を倒さずにタタラを倒すと洗脳が解け、クリア後にアルム君達の仲間になります。

大英雄なので現在では聖杯で召喚することで仲間になります。

サイファではN+Xのカード*2として収録されています。

第4部から登場

今から1年前の闇堕ち英雄で、現在でも恒常の4人全員が闘技場や飛空城でも良く見かけます。

奪われた心 ユリア

f:id:hardluck_mr:20210505195158p:plainグランベルの皇女 ユリア

FE聖戦終盤で、マンフロイに操られたユリア君です。ミレトスでマンフロイに攫われ、本来ならユリウス君の脅威なので始末されそうになりますが、利用価値があると考えたマンフロイによって洗脳され、セリス君達に襲い掛かります。彼女を生かしたままマンフロイを倒し*3、その後でセリス君がユリア君に話しかければ洗脳が解け正気に戻ります。

因みに原作では、離脱時の魔道書がそのまま武器になりますが、FEHでは「暗黒の聖書」という専用武器を携えています。

サイファではプロモーションカードとして収録されています。

蘇りし魔王 リオン

f:id:hardluck_mr:20210505195853p:plain魔に冒されし清心 リオン

(左:FEH、右:サイファ

FE聖魔で、魔王フォデスに憑依されたリオン君です。父の復活のため聖石を破壊したことでフォデスの封印が解け、そのままフォデスに憑依されてしまいます。エイリーク編では完全に魔王に体を乗っ取られ、エフラム編ではまだリオン君の自我は残っているという違いはありますが、いずれのルートでもそのままエイリーク君かエフラム君に討たれ、彼らに自らが犯した過ちを謝罪して絶命します。

因みに原作では武器はナグルファルですが、ナグルファルを持つリオン君は既に大英雄として実装されています。大英雄のリオン君は魔王に完全に乗っ取られる前の状態となっています。

サイファではFEH登場前に収録されています。

その血に眠る獣 カムイ

f:id:hardluck_mr:20210505200910p:plain嘆きの獣 カムイ(男)

(左:FEH、右:サイファ

FEif序盤で、理性を失って竜化している状態のカムイ様です。闇堕ちの経緯は2年前に登場した女性のカムイ様と同様なので割愛します。

サイファでもシンボルの違いはありますが、カムイ王女様と同じコスト・効果で収録されています。

暴走の闘気 アイク

f:id:hardluck_mr:20210505201853p:plain悪夢の暴勇 アイク

(左:FEH、右:サイファ

何らかの理由で負の気に呑まれて暴走してしまったアイク君です。FE暁ではアイク君がこのような状態になることはなく、原作にはないオリジナル設定での実装だったので、登場当時はかなり物議を醸しました。

サイファで収録された「悪夢の暴勇 アイク」をFEHに逆輸入したというのが一般的な見方ですが、FEHのこの暴勇アイク君は「蒼炎で漆黒の騎士を倒せなかった世界線*4のアイク君」ではないかという説が有力です。

詳しくはこちらの解説が参考になります。

magulog.hatenablog.com

狂王 アシュナード

f:id:hardluck_mr:20210508140517p:plain邪神の力を得し狂王 アシュナード

(左:FEH、右:サイファ

FE蒼炎で、メダリオンの力でさらに強化されたアシュナード王です。ミスト君から奪ったメダリオンを手に、負の気に呑まれつつも自我を保ってアイク君に立ちはだかります*5。最終的にはアイク君に討たれ、メダリオンも取り戻されます。

大英雄なので現在では聖杯で召喚することで仲間になります。メダリオンに触れる前のアシュナード王は現時点では実装されていません。最もメダリオンに触れた後と性格はほぼ同じですが…。

サイファではこの状態のアシュナード王はFEH登場より少し前の第20弾で収録されています。

第5部から登場

ここからは第5部、つまり最新の闇堕ち英雄です。

狂乱の王子 ディミトリ

f:id:hardluck_mr:20210508144359p:plain復讐と妄執の王 ディミトリ

(左:FEH、右:サイファ

FE風花雪月5年後編で、復讐鬼となったディミトリ君です。父の謀殺の首謀者が判明し、さらに紅花ルート以外*6では5年の間に様々な裏切りに遭ったのもあり、完全な復讐鬼となってしまいます。蒼月ルートではディミトリ君に復讐しようとする者によりランベール伯(フェリクス君の父)を失ったことと先生の導きで正気に戻りますが、翠風・銀雪ルートではグロンダーズ平原の戦いで復讐鬼のまま戦死します。

厳密には彼は闇堕ちではなく、精神を病んだ状態と言った方が正しいです。そのため、他の闇堕ち英雄と異なって瞳は赤く染まってません。

因みに装備がアラドヴァルではありませんが、これは原作でも5年後に再会したときに、当初はとある理由でアラドヴァルを所持していなかったためだと思われます。原作にないオリジナルの武器ですが、意匠がデビルソードと同じなので原作未実装の「デビルランス」ではないかと言われています。やられたときに武器が涙目になるので、ちょっと可愛げがあります。

サイファにはこの復讐鬼状態のディミトリ君は何枚か収録されています。右上はその中でも代表的なSRのカードです。

闇色の未来 マーク

f:id:hardluck_mr:20210508151343p:plain教団最強の使徒 ???

FE覚醒の絶望の未来編で、ギムレー側の敵将となったマーク君です。彼は自分からギムレーに忠誠を誓って他の子世代と対立しているので、厳密には闇堕ちとは言えないかもしれません。彼は倒すことも可能ですが、ルフレ君が話しかけることで撤退します。特に母親であるルフレ君との会話は必見です。

サイファでは「???」というユニット名で収録されており、原作でも明らかにマーク君ではありますが「???」と表示されています。

闇色の忠節 マーク

f:id:hardluck_mr:20210508152034p:plain教団最強の駒 ???

同じくFE覚醒の絶望の未来編で、ギムレー側の敵将となったマーク君です。闇堕ちの経緯や末路は男性のマーク君と同じなので、割愛します。因みに原作では男性のマーク君はゲーティア、女性のマーク君はオートクレールを使用します。

サイファでは男性バージョンと同じく「???」というユニット名で収録されています。

覇道の終着点 エーデルガルト

f:id:hardluck_mr:20210508152759p:plain奉じた理想の果てに 覇骸エーデルガルト

FE風花雪月蒼月ルートで、ほぼ魔獣化同然の「覇骸皇帝」になったエーデルガルト君です。蒼月ルートでは、彼女と提携していた「闇に蠢く者たち」の首魁が先にディミトリ君に討たれてしまったため、ある意味追い詰められた彼女は最後の手段としてこの姿になりディミトリ君と対峙します。最期はディミトリ君に討たれて果てますが、この時のムービーは必見です。

サイファでもFEHに登場する前にこのカードが収録されています。

狂気の慕情 オルソン

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FE聖魔でグラド帝国寝返ったルネスの将オルソン殿です。失った妻のモニカをよみがえらせるためにグラド帝国に寝返り、エイリーク君やエフラム君を嵌めようとします。終盤で支配したルネス城でエイリーク君達に討たれます。

厳密には、彼も精神を病んでいる状態*7なのですが、FEHでは瞳が赤く染まっているため洗脳状態という描写がされています。但し、FE聖魔でもこの精神状態が洗脳によるものなのかどうかは不明です。

大英雄なので、現在開催されている大英雄戦をクリアするか、後のアップデートによる聖杯で召喚することで仲間になります。

サイファではオルソン殿は収録されていません。

今後登場しそうな闇堕ち英雄

ここからは完全な余談です。

FE原作でも闇堕ちしているキャラクターは数が限られるので、毎年闇堕ち英雄を登場させて大丈夫なのかというところです。が、振り返ってみると以下のように案外多いので、暫くはネタ切れになることはなさそうです。

作品ごとに今後FEHに登場しそうな闇堕ち英雄は、私は以下のとおりに予想します。抜け漏れがありましたら、コメント等でお知らせください。

紋章の謎

可能性として高いのは、洗脳されメディウスの生贄にされそうになっている、レナ君、マリア君、エリス君、ニーナ姫の4人です。そのうちニーナ姫以外は実装されています*8

ただ4人とも魔道士系なので、別々のタイミングで登場し、かつ魔道書の色もバラバラになって登場しそうです。

トラキア776

十二魔将も可能性として挙げられます。十二魔将も元は味方キャラクターらしいのですが、残念ながら私はトラ7未プレイなのでこれ以上は分かりません。

烈火の剣

烈火終章でモルフ化しているロイド君やライナス君なども可能性として挙げられます。但し、彼らは「生前の人間のエーギルから作られた存在」なので厳密には闇堕ちではないのと、終始喋らないので「想いを集めて」で困ると思います。

加えて、そのモルフ達が持っていた武器は実装済みの烈火の大英雄や恒常英雄が持っているので、この点でもモルフ達の実装は難しいかもしれません。

聖魔の光石

あり得るのはムルヴァ殿(ミルラ君の養父)かなと思います。但し、彼も一旦殺害された後にドラゴンゾンビとして蘇っているので、厳密には闇堕ちではありません。

蒼炎の軌跡暁の女神

明けぬ慟哭の夜 グレイル魔剣の闇将 ベウフォレス

可能性として高いのはグレイル殿とベウフォレス(レニング)殿だと思います。グレイル殿は超英雄として実装済みです。

前者はメダリオンに触れたことによる暴走、後者はなりそこないの薬を飲まされたことによる暴走です。

覚醒

不死なる絶望の君主 クロム

暴勇アイク君と同じサイファからの逆輸入ですが、屍王クロム君もあり得そうです。これも登場したら物議を醸しそうですが…。

但し、FE覚醒の作中ではウード君が「親が屍兵になって襲ってくることがあり得る」と言っているのと、絶望の未来編でもクロム君の遺体がどう扱われているかが不明なので、屍王として使役される可能性はなくはないです。

if

裏切りの老騎士 ギュンター透魔竜の娘 リリス

この作品については闇堕ち英雄の宝庫と言っても過言ではありません。具体的には透魔編のギュンター殿や見えざる史実編でのリリス君、水の眷属化してしまったクリムゾン君、シェンメイ様、ミコト様、スメラギ王が該当します。ギュンター殿とリリス君、ミコト様は実装済みですが、ギュンター殿は担当声優が亡くなっているため難しいかもしれません。

他にも、カンナ君が外伝でカムイ様が水の眷属に襲われたときに同じように理性を失って竜化しているので、カンナ君も可能性としてあり得ます。

風花雪月

神祖に生み出されし眷属 白きもの

今回は結果的に見送りになりましたが、銀雪ルート終章で白きものになって暴走するレア様も可能性として高いです。

他にも覇骸皇帝が実装されたので、同じように魔獣化したマイクラン君(シルヴァン君の兄)や紅花ルートのドゥドゥー君もあり得るかもしれません。

*1:サイファでは味方を一人を撃破しなければならない。FEHでは周囲2マス以内に味方がいるのが条件だが、戦闘終了後に最も近い味方に20ダメージを与える。

*2:N(ノーマル)とカード名は同じだがスキルの効果が少し違うレアカードのこと。

*3:マンフロイを倒さずに直接ユリウス君を倒すことでも、マンフロイが連鎖的に消滅しユリア君の洗脳が解ける。

*4:暁では蒼炎でアイク君が漆黒の騎士を倒した前提となっている。

*5:難易度がハード以上のみ。

*6:紅花ルートでは教会が味方に付いたため他のルートのような裏切りには遭っていない。

*7:変わり果てた姿のモニカを生前のままの姿と思い込んでいる等。

*8:エリス君は厳密には比翼の後衛のみ。

FEヒーローズをやろう(マップ編)

今回はFEHにある数々の戦闘マップについて説明します。一先ず、今回で基本的なFEHの入門編は一区切りにしようと思います。

各マップやイベント、闘技場、飛空城の詳しい攻略についても今回は触れず、またの機会に説明しようと思います。

はじめに

FEHの戦闘マップにはストーリーマップや外伝マップ、イベントマップ等色々あります。ただ私としては、FEHを始めたばかりの人は必ずメインストーリーを最新まで一通りクリアしてから、他のマップをやることをお勧めします。難易度はノーマルのみで結構です。

勿論どのマップから始めるかは人の自由ですが、メインストーリーをクリアせずに最新の外伝やイベントのマップを始めると以下のデメリットがあります。

  • 最新の外伝や一部イベントのストーリーが、最新のメインストーリーをクリアした前提の話になっていること。
  • 最新の外伝や一部イベントのストーリーで、最新のメインストーリーで根幹となるネタバレを食らうことがある。

例えばですが最新の外伝やイベントのストーリーで、メインストーリーで敵対していたキャラクター同士が仲良く登場して違和感を覚えたり、フィヨルム君の秘密やリーヴ君の正体などにも普通に触れたりします。

なので私はFEHを始めたばかりの人には、少なくともメインストーリーを最新までクリアしてから外伝やイベントのマップをやることをお勧めします。

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戦闘マップは「バトル」メニューを選択すると現れ、上の写真のとおり6種類のメニューがあります。それぞれ見て行きましょう。

ストーリーマップ

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FEHオリジナルのストーリーが存在する戦闘マップのメニューです。外伝の戦闘マップなどもここにあります。

メインストーリー

FEH本編のメインストーリーとなる戦闘マップです。2021年4月現在は第5部の序盤までメインストーリーが存在します。

メインストーリーも難易度はノーマルでいいので、第1部から順にクリアすることをお勧めします。というのも当たり前ですが、新しい部の話はそれまでの部をクリアしていることが前提の話になっているため、いきなり新しい部から始めると途中で困惑したり、それまでの部のストーリーにおけるネタバレを食らうからです。

メインストーリーの難易度はノーマル、ハード、ルナティックの3つがあり、いずれの難易度でも初回クリア報酬がオーブとなっています。

外伝

FEH本編のストーリーから少し外れたサブストーリーの戦闘マップです。超英雄たちがお祭りを楽しむストーリーも外伝になります。

先にも言った通り、外伝のストーリーの中にはメインストーリーをクリアしている前提の話があるので、ネタバレ等は注意しましょう。

こちらも難易度がノーマル、ハード、ルナティックの3つがあり、いずれの難易度でも初回クリア報酬がオーブとなっています。

クイズマップ

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指定されたターン内にマップ上の固定キャラクターで敵を全滅させるマップです。この固定キャラクターは自分が所持しているキャラクターとは異なるため、経験値やSP、英雄値を貰うことはできません。

「ストーリーマップ」に分類されていますが、特にストーリーはなくネタバレを気にする必要はありません。

「クイズ」と頭にあるだけあって解法はありますが、自分の力で解法を見つけてみると良いでしょう。

初回クリア報酬は英雄の翼ですが、たまにオーブが報酬のマップもあります。

英雄の試練

神竜の花を入手できるマップです。詳しくはこちらをご覧ください。

連戦マップ

メインストーリーや外伝の戦闘マップを連続で挑戦したり、特定の縛りを設けて挑戦する上級者向けのマップです。以下の3つがあります。

連戦トライアル

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メインストーリーや外伝の戦闘マップを連続して挑戦するマップです。3~5連戦の1セットになっています。

メインストーリーか外伝のノーマルモードをクリアすると解放されていきます。ストーリーは全て割愛されています。

こちらも難易度はノーマル、ハード、ルナティックとありますが、敵のレベルは通常のメインストーリーや外伝の時よりも上がっています。

初回報酬はノーマルとハードが英雄の翼、ルナティックがオーブとなっています。

縛鎖の迷宮

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連戦トライアルをさらに縛って挑戦する上級者向け連戦マップです。

縛りの内容は、一度出撃したキャラクターが連続して戦闘マップに出撃できないというもので、一戦毎に異なるキャラクターを編成して挑戦しなければなりません。

敵も連戦トライアルのルナティック並みに強いため、難易度は高いです。

初回クリアの報酬はオーブの他、専用の聖印が貰えます。

四天の庭園

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水、風、地、火のいずれかの祝福が付けられたキャラクター(伝承英雄含む)のみが挑戦できるマップです。例えば「水の庭園」は水の祝福が付けられたキャラクターか伝承英雄しか挑戦できません。

連戦トライアルと同じく戦闘マップはメインストーリーか外伝のマップとなっており、ストーリーは割愛されています。

庭園には通常の庭園と大庭園があり、大庭園は「縛鎖の迷宮」と同じルールです。

初回クリア報酬は水、風、地、火いずれかの属性+α(オーブや錬成の雫など)です。

修練の塔

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キャラクターの育成に適したマップです。ストーリーも存在しないので、ネタバレも気にせずに手軽にキャラクターを育成することが可能です。

全部で11の階層があり、数字が上の階層ほど敵が強くなります。特に第9と第10階層は敵が全員恒常英雄となっているため、難易度がグッと上がります。敵が強いと感じた場合は右上の矢印アイコンをタップすると敵編成とマップが入れ替わります。

毎月、修練の塔を全員生存で一定回数クリアするとオーブなどがもらえるミッションがあるため、忘れずに周回すると良いでしょう。

スペシャルマップ

期間限定で挑戦できる戦闘マップです。こちらは基本的にFEH本編のストーリーからは完全に独立しているため、ネタバレを食らうことはありません。

スペシャルマップには主に以下の5つが存在します。

大英雄戦

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大英雄が敵将の戦闘マップです。初回クリアで敵将の大英雄が仲間になります。

但し、出撃している味方4人全員が生存していることが条件で、1人でもロストするとその時点でゲームオーバーになります。

通常はメインストーリーで新しい話が追加されたタイミングで、その新しい話に登場するキャラクターと同じ出典のキャラクターがボスの大英雄戦が開催されます。

期間を過ぎてもたまに大英雄戦が復刻開催されることがあり、その時はオーブがもらえる特別ミッションが存在しますが、ミッションクリアの難度は高いです*1

この他にも、日替わりの大英雄戦というのもあります。

絆英雄戦

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大英雄戦と交互に開催される戦闘マップで、任意の同じ作品出典のキャラクター2名*2が敵将のマップです。初回クリア報酬はオーブとなっています。

こちらも大英雄戦と同じく、出撃している味方4人全員が生存していることが条件になります。

また、大英雄戦と同じく定期的に復刻開催されることがあり、その時はオーブがもらえる難度の高い特別ミッションが存在します。

伝承・神階英雄戦

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伝承・神階英雄が敵将の戦闘マップで、伝承・神階英雄召喚が行われる毎月末に開催されます。

こちらも大英雄戦と同様、出撃している味方4人全員が生存していることが条件です。

大英雄戦の伝承・神階英雄版とみてよいですが、難易度は大英雄戦よりも高く、クリアしても伝承・神階英雄は仲間になりません。初回クリア報酬は伝承・神階英雄と同じ祝福またはオーブになります。

制圧戦

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1部隊20人の大部隊で挑戦するマップです。次々と敵の本拠地から出て来る敵を倒しながら敵の陣地を奪い、指定ターン内に敵の本拠地を落とすとクリアとなります。

最初味方は8人ですが、味方もロストした人数分編成した20人のキャラクターが味方の本拠地から増援として登場します。

敵から奪った陣地と敵を倒した数、特定の移動タイプで敵を撃破で獲得スコアが上がり、クリア時に獲得スコアが目標スコアより上回っていれば初回クリア報酬が貰えます。

初回クリア報酬は難易度によって異なります。また、獲得スコアが上がる対象移動タイプや初回クリア報酬は毎週土曜に更新されます。

特別訓練

モブ敵が次々と増援として現れる日替わりマップで、修練の塔と同様、キャラクターの育成やSP稼ぎに利用できるマップです。

難易度は他のスペシャルマップに比べてかなり低く、「特別訓練 魔道」のように、特定の武器のキャラクターが育成しやすいようなマップになっています。

イベント

期間限定のイベントマップで、通常の戦闘マップとは異なるルールで戦うものが多いです。イベントによってはメインストーリーのネタバレを食らう可能性があるため注意しましょう。

2021年4月現在、頻繁に開催されるイベントの種類は以下の6つですが、将来的に開催頻度が低下したり、追加・廃止されるイベントがあるかもしれません。また以下の6つ以外にもイベントはありますが、開催頻度はかなり少ないのでまた別の機会に説明します。

想いを集めて

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メインストーリーで新しい話が追加されたタイミングで開催されるイベントで、その新しい話に登場する新キャラクターに関するストーリーが見られます。但し、キャラクターによってはメインストーリーのネタバレが含まれることがあります。

戦闘マップで敵を倒すと対象の4人のキャラクターいずれかのハートマークをドロップし、それが一定値以上貯まると報酬やキャラクターに関するストーリーが見られます。

報酬には召喚を1回無料にできるチケットの他、個性の実、アクセサリー等があり、さらに1日1回オーブ2個貰うことができます*3

戦闘マップの敵は出撃する味方のレベルに合わせるので、このイベントはネタバレを除けばFEHを始めたばかりでもとっかかりやすいと思います。

戦禍の連戦

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新しい超英雄の登場と同時期に開催される連戦マップです。

ルールは通常の連戦マップと同じですが、ボーナスキャラクターというのが設けられており、そのキャラクターを出撃に編成すると獲得するスコアが上昇する他、ボーナスキャラクターの能力が強化されます。

連戦マップを最後までクリアするとスコアがもらえ、スコアが一定値以上貯まるとオーブや連戦のみで仲間になる超英雄などの報酬が貰えます。連戦のみで仲間になる超英雄もボーナスキャラクターになります。

偶像の天楼

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「偶像」と呼ばれる固定キャラクター達を育てていくイベントで、ほぼ恒常で開催されています。偶像は一定の期間で更新されます。

修練の塔と同じ形式で1階層ずつ難易度が上がっていきますが、修練の塔よりも敵が強力なのと、マップに挑戦しない限り敵編成が変わりません。さらに、各マップを挑戦すると天楼スタミナを消費していくので、計画的に挑戦しないといけません。

天楼スタミナは毎日3つずつ回復するのと、「偶像の灯」と呼ばれるアイテムで回復できます。尚、1日1回初回プレイ時にオーブなどの報酬も獲得できます。

各マップで最初に敵を倒したキャラクターが好きなスキルや限界突破などの強化を受けることができます。貴重なスキルを惜しみなく付けられるので、もしかすると偶像の方がキャラクター本人よりも強くなるということもザラにあります。

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そんな強力になった偶像を仲間するには、「偶像の魂」と呼ばれるアイテムが必要になります。但し、「偶像の魂」は課金アイテムなのと、期間中に1個だけしか手に入れられません。

仲間になった偶像は通常のキャラクターと区別するためレア度を表す星が青色になり、限界突破の突破元やスキル継承の継承元に選べないという制限があります。

ミョルニル

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比較的短めのスパンで開催される防衛マップで、大英雄が敵将の部隊からマップ両左右下端にある扉に辿りつかれないように防衛します。

出撃する味方は常にダブル状態になっている他、味方の強化や敵の弱体化をするギミックも設置して敵の侵攻を食い止めます。

キャラクターの生存数や敵の撃破数に応じて高スコアが得られます。報酬には個性の実や秘伝書と交換できる紙片などが含まれます。

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ミョルニルでは召喚師も戦闘に参加することができます。能力は固定ですが、スキルは所持しているキャラクターのスキルを任意で付けることが可能です。また、召喚師がいることで発動する特別なギミックもあります。

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防衛期間の2日間を過ぎると今度は反撃イベントがあり、全国のプレーヤーのスコアも加算して敵部隊を撃破します。たまに負けることがありますが、あまり気にしなくて大丈夫です。

ロキの盤上遊戯

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自分が育てたキャラクターをチェスのように盤上で戦わせるイベントで、週末に実施されることがあります。

大部隊編成で編成したキャラクターが駒となり、それを購入して敵の駒と戦います。武器や移動タイプの組み合わせで役が決まり、駒が強くなります。また同じキャラクターを3体揃えると駒のレベルが上がります。

戦闘は自動で行われ、戦闘終了時の味方の駒の合計HPが相手より勝っていれば勝ちとなり、その残りHPに応じてポイントを取得します。累計ポイントでオーブなどの報酬がもらえる他、イベント終了時により優秀な成績を収めると追加で報酬が貰えます。

投票対戦

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あるテーマで該当キャラクターたちが競う人気投票のようなイベントで、毎月末に実施されます。例えば上の写真は「ポニーテルvsツインテール」であり、ポニーテールとツインテールのキャラクターが戦います。

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プレーヤーは投票対戦に参加している任意のキャラクターから一人選んでそのキャラクターの陣営で戦い、キャラクターが投票で勝てばそのまま次へ、負ければ他のキャラクターの陣営につきます。各回戦の投票期間は2日間です。

戦闘マップでは自分が選んだキャラクターの他、任意のフレンドのキャラクターと、フレンド以外のプレーヤーのキャラクターの3人編成となり、敵陣営のプレーヤーの3人編成と戦います。戦闘マップで勝利すると、投票権と「対戦の旗」を消費して投票します。投票権と対戦の旗の消費量で投票数が倍増します。投票権は1時間に1回分回復します。

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投票数が相手よりも少ない場合、投票したときの倍率がかなり高くなるので、1時間後には形勢が逆転することがよくあります。なので、今まで勝てそうになかったキャラクターが逆転勝ちするということがザラにあります。

投票対戦に参加すればミッションでオーブがもらえる他、大量の英雄の翼も報酬として貰えますが、自分が好きなキャラクターが敗北する可能性があるので、人によっては不快なイベントになるかもしれません。

闘技場と飛空城

闘技場と飛空城は、他のプレーヤーが育てたキャラクターと戦う対戦要素になっています。但し、一部はそうでないものもあったりします。どちらも毎週火曜に更新され、報酬リセットやランクアップダウンなどが発生します。

闘技場

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他のプレーヤーのキャラクターと4vs4で戦います。但し、対戦相手のレベルはこちらの編成の合計レベルに合わせます。

戦禍の連戦と同じようにボーナスキャラクターが設けられており、そのキャラクターを編成すると獲得スコアが上がる他、そのキャラクターの能力も上がります。

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闘技場で優秀なスコアを残せば、1週間後に貰える報酬も豪華になり、ランクも上がります。但し、あまりにも低い成績だった場合は降格の可能性もあります。

闘技場は初回の5連勝でオーブや錬成石などのアイテムが貰えるので、あまり成績とかを気にしない人は5連戦の報酬目当てで挑戦すると良いでしょう。

縛鎖の闘技場

闘技場の縛鎖版で、出撃するキャラクターを1戦毎に変えながら7連勝を狙うマップです。

但し他の縛鎖系と異なり、相手のキャラクターのレベルはこちらの編成のレベルに合わせて来ます。

報酬は大量の英雄の翼や錬成石、聖貨(聖印を生成・覚醒するためのアイテム)です。

フレンドダブル戦

フレンドのキャラクターの力を借りて伝承・神階英雄の軍勢を倒すマップで、どちらかというと協力の要素が大きいです。

味方の編成の4人目のキャラクターがフレンドのキャラクターとダブル状態になります。

報酬は毎回変わりますが、フレンドダブル戦は隔週の開催になります。

双界を越えて

逃げる盗賊を倒すマップで、他の闘技場マップに比べると対戦要素はありません。

異なるFE2作品出典のキャラクターにボーナスがかかり、そのキャラクターを出撃させると能力が強化されます。

こちらの報酬は個性の実や紙片などとなっております。

飛空城

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闘技場よりもさらに対戦要素が強いマップです。

闘技場との大きな違いは、対戦相手のキャラクターのレベルがそのままのレベルであることと、マップも対戦相手が編集したもので挑戦することの2点です。

闘技場と同じく能力が強化されるボーナスキャラクターが設けられている他、1日1回プレイ報酬が5回貰えます。この報酬は闘技場と異なり勝つ必要はないため、負けても報酬は貰えます。こちらも成績を気にする必要が無ければ、1日1回プレイ報酬目当てで飛空城に挑戦すると良いでしょう。

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闘技場と異なりこちらの成績はレート形式であり、対戦相手に勝てばレートが上がりますが、こちらが編集した防衛マップを相手が突破されればその分レートが下がります。

飛空城の休日

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自分が所持しているキャラクター同士が交流を深める場で、対戦要素どころか戦闘すらない緩い空間です。

本編攻略と関係する要素もあり、例えば畑では神竜の花を育てることができます。

*1:特定の移動タイプのみの編成でクリアや、アルフォンス君、シャロン君、アンナ君、同じ大英雄でボスを倒すなど

*2:ルフレ君とカムイ様のように異なる作品出典のキャラクターが組むこともあります

*3:復刻開催の場合は紙片になります

FEヒーローズをやろう(英雄編)

FEH入門編5回目となる今回は、英雄(キャラクター)や彼らとの交流について説明します。

英雄の種類

前回の育成編でも「伝承英雄」や「神階英雄」という言葉が出て来たと思いますが、召喚されたキャラクターは「~英雄」という区別をされることがあります。

恒常英雄

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召喚メニュー問わず召喚されるキャラクターのことです。FEH公式では単に「英雄」と呼ばれていますが、他の英雄と区別するために攻略サイト等では「恒常英雄」という呼ばれ方がされています。

この恒常英雄には星5だけでなく、星4や星3のキャラクター、さらには毎年行われる英雄総選挙で上位となったキャラクターも含まれます(総選挙上位のキャラクターも召喚メニュー問わずに召喚されるため)。

因みに、英雄総選挙で上位となったキャラクターは「総選挙英雄」とも呼ばれることがあります。

星4恒常英雄のオススメ

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恒常英雄の星4キャラクターのうち、一番私が個人的にオススメしたいのがこのラインハルト殿です。

青魔法の騎馬に加えて、星5の専用武器「ダイムサンダ」が非常に強力で、魔防の低い赤属性の敵であれば先制の2回攻撃で大抵沈めてしまうことができるからです。

さらに言えばラインハルト殿は星4以下なので召喚されやすく、限界突破もしやすいという利点もあります。

個性は攻撃得意で、スキルは「鬼神の一撃」や「攻撃魔防の凪」などががお勧めです。

神装英雄

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第1回のコラムでも少し話にあった課金要素「フェーパス」のアイテムによる強化された恒常英雄です。

初期の星5や星4以下の恒常英雄が対象で、能力が強化される他、イラストも一新されます。因みに神装英雄の衣装はFEHに登場する国家の装束を模したものとなっています。

但し、神装英雄は課金による強化なので、上記のように610円かかる上、フェーパス(1か月間950円)にも加入しないといけません。

神装英雄の対象となる英雄は今後も増える予定です。

大英雄

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召喚メニューからは召喚されず、「大英雄戦」の初回クリアで仲間になるか、聖杯で召喚されるキャラクターのことです。

「大英雄」と大層な名前がついていますが、FE原作で敵対していたキャラクターがこの「大英雄」に抜擢されることが多いです。

超英雄

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クリスマスやハロウィン*1などの季節もののイベントやお祭りで登場するキャラクターです。それぞれのお祭りにちなんだ衣装に身を包んで、キャラクターたちがお祭りやバカンスを楽しんでいるという設定です。

また、この季節もののイベントには「戦禍の連戦」という連戦イベントがあり、そこの報酬で仲間になるキャラクターも超英雄になります。尚、戦禍の連戦の報酬で仲間になるキャラクターは後に聖杯でも召喚できます。

当然ながら期間限定の召喚なので、恒常英雄より入手機会は少ないです。

因みに、「本編で戦争しているキャラクター達が祭りなんて楽しんでいる暇あるのか?」という意見はあるかと思いますが、それについてはこのツイートを見て一考してみてください。

比翼英雄

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2人1組になっているキャラクターです。MAP上でも2人同時に現れますが、戦闘するのは名前欄のキャラクターで、もう片方はサポートに回っているという設定です。

比翼英雄の主な特徴として、

  • 「比翼スキル」というスキルを保持している
  • ステータス画面で特殊な会話が用意されている(左上にある「…」の吹き出しのアイコンをタップ)
  • ホーム画面でキャラクターをタップしたときにどちらかのキャラクターが喋る

の3つです。

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「比翼スキル」は下側のメニューの翼のようなアイコンをタップすることで発動します。発動する前に使用して良いかどうかの確認が出るので、そこで「使用する」を選択すると特殊なエフェクトと共に比翼スキルが発動します。

尚、比翼スキルが発動するときの効果の範囲は確認画面が出る時に表れるので、そこで確かめることができます。

双界英雄

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比翼英雄と同じく2人1組のキャラクターです。こちらも名前欄のキャラクターが戦ってもう片方はサポートに回るという設定です。

比翼英雄と似ていますが、

  • 「双界スキル」というスキルを保持している
  • キャラクターは2つの異なる作品が出典元であること(比翼英雄は2人とも同じ作品が出典元)

が大きな違いです。

「双界スキル」も一見すると「比翼スキル」と似ていますが、双界英雄と同じ出典元の味方にもスキルの効果が作用する違いがあります。例えば上のチキ君とニニアン君の場合、双界スキルを発動するとそのスキルの効果が他の「紋章の謎」または「烈火の剣」出典の味方(マルス様やリン君など)にも作用します。

因みに出典元はステータス画面で名前欄をタップすると確認できます。

伝承英雄

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通常の召喚では召喚されない強力なキャラクターです。主に各FE原作での主人公格のキャラクターが伝承英雄に抜擢されることが多いです。

伝承英雄は毎月末に実施される伝承(神階)英雄召喚にて召喚されます。

伝承英雄には火、水、風、地のいずれかの祝福が付いており、この祝福を変更することはできません。その代わり、その伝承英雄と同じ祝福が付与された味方を強化する「伝承効果」が付与されています。

伝承効果は伝承英雄ごとに異なります。

祝福と伝承効果

伝承英雄と同じ祝福が付与された味方は、伝承英雄の持つ祝福のシーズンであれば、戦闘MAPでその伝承効果に応じた強化を受けることができます。

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例えば、キヌ君に伝承アイク君と同じ「地」の祝福を付与した場合、伝承アイク君と同時に出撃するとHPと攻撃が強化されます。これはキヌ君が伝承アイク君の伝承効果「HP+3、攻撃+2」の効果を受けているからです。

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但し、先ほど説明した通り、伝承効果はいつでも受けられるわけではなく、伝承英雄と同じ祝福のシーズンでないと伝承効果が発動しません。伝承アイク君の場合、「地」のシーズンでないと伝承効果が発動しません。

因みに今どのシーズンかはホーム画面等で左上の祝福属性アイコンをタップすると確認できます。戦闘MAPでは確認できないので、戦闘MAPに入る前に事前によく確認しましょう。

神階英雄

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伝承英雄と同じく、通常の召喚では召喚されない強力なキャラクターです。主に各FE原作でも神話上や神に近しい伝説の存在が神階英雄に抜擢されることが多いです。

神階英雄も毎月末に実施される伝承(神階)英雄召喚にて召喚されます。

伝承英雄と同じで、神階英雄には光、闇、天、理のいずれかの祝福が付いており、この祝福を変更することができない代わりに、その神階英雄と同じ祝福が付与された味方を強化する「神階効果」が付与されています。但し、この神階効果は「飛空城」でしか効果が発揮しません。

神階効果は神階英雄ごとに異なります。

祝福の入手方法

さてここまで記載した祝福ですが、入手機会は少ないです。特に神階英雄の属性と同じ光、闇、天、理の祝福はかなり手に入りづらいです。

祝福の主な入手方法は以下のとおりです。

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  • 各種イベントや闘技場の報酬(火、水、風、地のいずれか)
  • 伝承英雄戦または神階英雄戦のハード初回クリア報酬(伝承・神階英雄と同じ属性の祝福がもらえる)
  • 伝承英雄または神階英雄を召喚したとき(伝承・神階英雄と同じ属性の祝福がもらえる)
  • 飛空城挑戦の報酬(光、闇、天、理のいずれか)

尚、祝福を付ける時の注意点は、異なる属性の祝福を付けると祝福が上書きされて、それまでの祝福に戻すことができなくなります。なので、付け替える時など祝福は計画的に消費しましょう。

聖杯で英雄を召喚

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先ほども説明した「大英雄」や「戦禍の連戦」の報酬で仲間になるキャラクターは、後に「聖杯」というアイテムを使用することで召喚されます。

聖杯による召喚は、「仲間」→「聖杯で英雄を召喚」メニューで行います。

聖杯は飛空城の挑戦報酬等で貰えます。

注意しないといけないのは同じ英雄を何度も召喚すればするほど、消費する聖杯の量が増えます。例えば初回は消費する聖杯は100個ですが、召喚回数を増やすと50個ずつ増えて行きます。

また、同じ英雄は20回までしか召喚できません。なので、継承可能なスキル目当てで無限に召喚するということはできないので注意しましょう。

聖杯で召喚できる英雄のオススメ

FEHを始めたばかりでまだ戦力が整っていない場合は、聖杯から英雄を召喚して戦力を整えると良いでしょう。ここで、私がオススメする聖杯で召喚できる英雄4名を紹介します。

幼少ミネルバ

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とある事情でかなり強化された幼少期のミネルバ君です。見てのとおり魔防以外の能力が全て高いうえ、「赤い竜騎士の盾」というスキルで飛行特効が無効化されるので弓も受けられます。

装備武器スキルである「赤い竜騎士の斧」も強力なので、飛行の斧使いとしても十分一軍になる実力を持っています。

プラハ

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デイン王国四駿の1人である大英雄です。速さが高い槍の騎馬というのもありますが、一番強力なのは武器スキルの「フレイムランス」です。

「フレイムランス」は残りHPが高いと敵の魔防でダメージ計算する他、武器種「牙」に特効です。「牙」のキャラクターはほぼほぼ魔防が低いキャラクターが多いので、「牙」の敵が出て来た時に非常に有利に戦えます。

ネサラ

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キルヴァス国王の大英雄です。飛行タイプ「牙」のキャラクターで速さが高い他、自ターン開始時に化身していれば移動力が3になり、高い機動力を誇ります。

但し防御と魔防は低いので、飛行特効を突かれなくても大ダメージを受けてやすい点は注意が必要です。

忍者カザハナ

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忍者のお祭りに参加している超英雄のカザハナ君です。武器スキルと「死線」のスキルで攻撃と素早さが極端に高く、おまけに「忍の斧」で自分から攻撃したときに2回連続で攻撃します。

但し、守備と魔防が極端に低いので、武器相性が良くてもHPが半分以上削れてしまうことがザラにあります。

支援

最後にFE原作にもある支援について説明します。支援にはキャラクター同士の通常の支援の他、召喚師との絆の契りの2種類あります。

キャラクター同士の支援

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FEHの支援も原作と同じように、支援相手の味方が近くにいれば戦闘中の能力が強化されます。支援相手はパラメータ画面で見ることができる他、MAP上でキャラクターを選択したときに、ハートマークが現れるのが支援相手のキャラクターになります。

支援は「仲間」→「仲間との交流」→「支援」メニューでつけることができ、最初は支援レベルCから始まって最高レベルはSです。

暁の女神と同様、支援相手は一人のみで、他のキャラクターと支援を付ける場合はそれまで支援を結んでいた相手とは支援レベルが解消されるので注意しましょう。

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支援相手に制限はありません。原作通り仲の良いキャラクター同士や夫婦同士で支援を付けるのもアリですが、原作では敵対していたキャラクター同士や、サイファと同様に作品の垣根を越えて付けるのもアリです。

但し、支援値が貯まる条件は、戦闘MAPで自分の2マス以内にいる支援相手がLv35以上の敵と戦闘したときです。なので、大分強敵と戦わないと支援値が貯まらない点で言うと、FEHを始めたばかりだと支援レベルを上げるのも少々厳しいかもしれません。

召喚師との絆の契り

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召喚師(プレイヤーの分身)との支援です。キャラクター同士の支援と違うのは、常時能力が上昇する点です。

召喚師との絆の契りは、「仲間」→「仲間との交流」→「召喚師との絆の契り」メニューでつけることができ、支援と同様最初はレベルCから始まって最高レベルはSです。

召喚師との絆の契りのレベルがSになると、そのキャラクターのパラメータ画面の背景が特別なものになり、編成画面の顔写真の星もピンク色に変わります。

召喚師との絆の契りも支援と同様、結べる相手は一人のみで、他のキャラクターと召喚師との絆の契りを結ぶと、それまで結んでいた相手とのレベルが解消されるので注意しましょう。

但し、フェーパスに加入していれば召喚師との絆の契りを結べる相手が3人まで増えます*2

こちらも支援と同じく、召喚師との絆の契りによる支援値が貯まる条件は、戦闘MAPで召喚師との絆の契りを結んだ相手がLv35以上の敵と戦闘したときです。

*1:作中ではクリスマスは「冬祭り」、ハロウィンは「秋の収穫祭」と呼ばれています

*2:キャラクター3人と召喚師との絆の契りを結んだ状態でフェーパスの加入から脱退した場合、結んでいた3人の内いずれか1人を選んで召喚師との絆の契りを結ぶことができます

FEヒーローズをやろう(育成編)

今回はFEHにおけるキャラクターの育成や強化について説明します。

レベルアップ

FE原作ではおなじみのレベルアップはFEHにも健在で、レベルが上がるとキャラクターの能力が上がっていき強くなります。FEHにはクラスチェンジが存在しない代わりに、レベル上限は40となっています。

FEHでキャラクターをレベルアップさせるには2通りの方法があります。

1つ目はFE原作と同じように戦闘MAPに出て敵と戦闘or敵を倒すことで得られる経験値によるレベルアップです。敵を倒せば、前回説明したスキル習得に必要なSPも得られるため、一石二鳥です。杖のキャラクターの場合は杖を使えば経験値が得られます。

但し、戦闘MAPに出て得られる経験値で注意しないといけないことが以下の2点です。

  • 敵よりもこちらのレベルがある程度高い(5ぐらい上)と、倒しても貰える経験値は必ず1になり、SPも貰えません。
  • ターンが経過する程、敵と戦闘若しくは杖の使用による経験値は減少し、やがて0になります。つまり、ボスチクや杖を使い続けての経験値稼ぎはできません。

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2つ目は「仲間」→「仲間の強化」→「レベルアップ」メニューでアイテムを消費する代わりにレベルを上げるというものです。アイテムとなる結晶がある限り、いくらでもレベルを上げることができ、一気にLv40まで育てることも可能です。

結晶はデイリーミッションのクリア報酬等で貰えます。

蒼炎や暁におけるボーナス経験値と似たシステムですが、あちらとの違いとして必ずレベルは上がり、レベルが上がる寸前まで経験値を貯めるといったことはできません。

個性の変更

FEHでは成長率は設けられておらず、レベルアップで上がる能力は固定となっています。なので成長がヘタレるということはありません。

その代わり、召喚されたキャラクターには特定の能力に得意・不得意がある「個性」というものが存在します。この個性の違いによって同じキャラクターでも能力に差が出るため、ある意味これが「ヘタレた成長をしたキャラクター」を表します。

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例えば上のサーリャ君の場合、同じレベルでも左は攻撃が高い代わりに守備が低く、右は早さが高い代わりにHPが低いです。この青字で示された高くなっている能力は得意赤字で示された低くなっている能力は不得意といいます。なお、得意不得意が無い場合は「無個性」といいます。

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「個性・装備の変更」→「個性の変更」メニューでこの個性を変更することができます。個性を変更するためには個性の実100個が必要です。

個性の実は闘技場や「想いを集めて」と呼ばれるイベントの報酬などで貰えます。

限界突破

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レベル40になったキャラクターをさらに強化する方法として、まず「限界突破」が挙げられます。限界突破をすると各種能力とSPが上がるだけでなく、不得意の能力も消滅します。

限界突破は10回まで行え、レベルの隣に限界突破回数の+Xがつきます。

限界突破は「仲間」→「仲間の強化」→「限界突破」メニューで可能です。

限界突破するためには、肩書き含めて全く同名のキャラクター(または秘伝書)かつ同じレアリティのものが必要になります。レアリティが低い場合は説明にある通りSPのみ入手され、限界突破されません。限界突破ではどちらかのキャラクターは消滅するので、こちらもスキル継承と同じで慎重に行いましょう。

覚醒

キャラクターを強くする方法として「覚醒」というものがあります。これは、キャラクターのレアリティ(星の数)を1上げるというものです。レアリティが上がるとキャラクターが一回り強くなり、覚えるスキルも増えます。覚醒はキャラクターだけでなく秘伝書にも有効です。

覚醒は「仲間」→「仲間の強化」→「覚醒」メニューで可能です。

注意しなければならないのは、覚醒する際にレベルや能力値は全て初期値に戻る点です。これは限界突破にも言え、例えば星4で10回限界突破したキャラクターのレアリティを上げると、限界突破も0回にリセットされます。

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覚醒の際は勲章と「英雄の翼」を消費し、レアリティが上がれば上がるほど消費する翼の量が増えます。例えば星3から星4へは英雄の翼2000枚、星4から星5へは英雄の翼20000枚消費します。

勲章は各種イベントや「修練の塔」の報酬で貰えます。英雄の翼の入手方法については後述します。

英雄の翼の入手方法

さて、覚醒の際にかなりの枚数を消費する英雄の翼ですが、入手手段はかなり多いです。以下に主な入手手段の6つを説明しますが、他にも入手手段はあります。

1. 英雄値を貯める

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パラメータ画面の能力の一番下に英雄値というものが存在します。これは、戦闘MAPのクリア時に生存していたキャラクターに与えられるもので、どのぐらい戦闘したかを示すようなパラメータです。

戦闘MAPクリア時に生存したキャラクターから羽と共に「+X.X」と表示されますが、これが貰った英雄値になります。英雄値はクリアした戦闘MAPの難度が高いほど多くもらえます。

現時点(2021/3/7時点)では上限値は7000ですが、アップデートでこの上限が上がる可能性があります。

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この英雄値が500の倍数貯まると、ホーム画面でそのキャラクターから英雄の翼500枚がもらえます。英雄値が500の倍数貯まると、戦闘MAPクリア時にそのキャラクターから金色の羽が大きく飛び散るようなエフェクトになります。その後ホーム画面に行くとそのキャラクターから羽が出ているので、そのままキャラクターをタップで英雄の翼を貰います。

2. デイリー

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英雄の羽はデイリーでも貰えます。ホーム画面にいる任意のキャラクターからハートマークが出ています。このキャラクターをタップすると英雄の翼5枚が貰えます。

さらに、ホーム画面下側から挨拶に来るフレンドの召喚士またはキャラクターもハートマークが出てるので、彼らをタップしても英雄の翼5枚が貰えます。

入手手段としては一番少ないですが、塵も積もればなので毎日忘れずに貰っておきましょう。

3. イベントや闘技場の報酬

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英雄の翼は各種イベントや闘技場の報酬でもかなりの枚数が貰えます。貰える枚数は各種イベントや闘技場の内容に依存しますが、報酬の英雄の翼は数百枚や数千枚という単位になります。

また、この各種イベントや闘技場で良い成績を残すと、報酬として貰える英雄の翼の枚数が増えます。

なので、こういったイベントや闘技場が実施されていれば、積極的に参加するといいでしょう。

4. ミッションの報酬

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英雄の翼はミッションの報酬でも入手することができます。ミッションで手に入る英雄の翼はイベントの報酬に比べると少なめですが、こちらも塵も積もればなので是非とも積極的にミッションをこなして入手しましょう。

ミッションはホーム画面右下にある噴水のようなオブジェをタップすると表示されます。

5. キャラクターの送還

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英雄の翼は召喚されたキャラクターを「送還」することでも得られます。

「送還」とは文字通り、召喚されたキャラクターを元の世界に送り帰すことで、送還されるキャラクターは元の世界に帰る代わりに英雄の翼を置いていくという設定になっています。

星5のキャラクター召喚の時に多数召喚された星4や3のキャラクターはこのままにしておくと兵舎(所持できるキャラクターの数)を圧迫してしまうので、(ちょっと心は痛むかもしれませんが)適度に送還しておくと良いでしょう。

「送還」は「仲間」→「兵舎の整理」→「送還」メニューでできます。送還されたキャラクターのレアリティに応じて獲得できる英雄の翼の枚数が決まります。

送還時の注意書きにもありますが、送還したキャラクターは消滅して二度と元には戻せませんので、送還は慎重に行いましょう。お気に入りに設定したキャラクターは送還できないので、誤って送還したくないキャラクターはお気に入りに登録すると良いでしょう。

6. 秘伝書の売却

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英雄の翼は「秘伝書」を売却することでも得られます。

「秘伝書」とはキャラクターの送還の一種で、こちらはキャラクター自体は元の世界に帰る代わりに、自身が覚えているスキルの書を置いていくという設定です。

一見すると「送還」と同じように見えますが、前回触れたスキルの継承に必要な「秘伝書」を残すという違いがあります。また「秘伝書」は兵舎を圧迫しないという利点もあります。なので単純に「送還」するよりも一度「秘伝書」にしてから売却するというのが一般的です。

秘伝書の作成は「仲間」→「兵舎の整理」→「秘伝書の作成」メニューで、売却は「秘伝書の売却」メニューでできます。売却する秘伝書のレアリティに応じて獲得できる英雄の翼の枚数が決まります。

秘伝書を置いていくキャラクターも送還と同じように、一度秘伝書にするとそのキャラクター自体は消滅して二度と元に戻せなくなるので、秘伝書の作成も慎重に行いましょう。こちらも送還と同じく、お気に入りに設定したキャラクターは秘伝書の作成ができなくなります。

神竜の花

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限界突破や覚醒の他にも「神竜の花」を使って能力を底上げすることができます。

神竜の花と呼ばれるアイテムを消費する代わりに、HP、攻撃、速さ、守備、魔防のいずれかの能力が1ずつ上がります。どの能力から順に上がるかはキャラクターに依存します。使用するとキャラクターのレベルの隣に神竜の花の使用回数が表示されます。

神竜の花の使用回数は昔のキャラクターであれば10回、最近のキャラクターであれば5回になります。また使用する回数を重ねるごとに消費する神竜の花の量が多くなります。神竜の花は移動タイプに合わせて4種類あり、赤が歩行緑が重装黄色が騎馬青が飛行となっています。移動タイプに対応する色の花を消費します。

神竜の花による強化は、「仲間」→「仲間の強化」→「神竜の花」メニューでできます。

神竜の花の入手方法

そんな神竜の花ですが、他の消費アイテムに比べるとそう簡単に手に入るものではなく、入手法も限られるため稀少性は高いです。

1. 「英雄の試練」で入手

神竜の花の1つ目の入手方法は「英雄の試練」をクリアすることです。

「英雄の試練」とは、任意の1人のキャラクターで挑戦する試練で、条件を満たして勝利すれば神竜の花を貰うことができます。但し、1日1回しか挑戦できません。

貰える神竜の花の数は比較的新しく登場したキャラクターほど多く貰えますが、その分難易度は高くなります。また、敵の強さは全員Lv40なので、FEHを始めたばかりだと大分辛いです。なので、ある程度戦力が整ってから挑戦しましょう。

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「英雄の試練」は「バトル」→「ストーリーマップ」→「英雄の試練」メニューから挑戦できます。

試練に挑戦するキャラクターを選び、その後そのキャラクター以外から任意のキャラクターをサポートに選びます。サポートに選ぶキャラクターは敵の編成を見て、試練に挑戦するキャラクターの相性を補完してくれるキャラクターが望ましいです。

「戦闘開始」をタップすると一通り勝利条件や試練達成の説明が表示されます。説明通り、試練を達成して神竜の花を手に入れるには、試練に挑戦するキャラクターで敵を2人以上倒さないといけません。

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試練を達成すると報酬の神竜の花が貰えます。

尚、一度試練を達成したキャラクターは二度と報酬の神竜の花を貰うことができなくなります。一度試練を達成したキャラクターには右下に試練達成を示すアイコンがつきます*1

2. 「飛空城の休日」の畑で採取

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2つ目は、「飛空城の休日」の畑で神竜の花を育てて採取します。

「飛空城の休日」とは、召喚されたキャラクター同士が交流する場で畑の他に温泉やら食堂やらを設置することができます。詳細は後日説明します。

「バトル」→「飛空城」→「飛空城の休日」メニューで入れます。

ここの畑の設備に神竜の花を植えると、その次の飛空城シーズン(1週間後)には花が咲くので、そこで収穫します。同じ種類の神竜の花を同時に植えることはできません。収穫できる数は5つと少なめですが、こちらも塵も積もればなので毎週植えるといいでしょう。

注意しないといけないのは植えたシーズンの次の次のシーズン(2週間後)まで放置すると枯れてしまって収穫できなくなるので注意しましょう。

また、神竜の花を植えるには交流ポイント60が必要になるのでそれなりに多く消費します。交流ポイントは「飛空城の城」に入ると1日1回10ずつ貰えるのと、1シーズンに1回どこかの施設で60貰えます。なので、あまり植えすぎると交流ポイントが足りなくなることが多くなるので、なるべく計画的に植えましょう。

因みに、初めて飛空城に入ったときは畑が無いので、畑や神竜の花用の鉢植えも交流ポイントを消費するため、神竜の花を植えられる環境になるまでにも大量の交流ポイントを消費します。

3. 各種イベントや闘技場の報酬

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英雄の翼と同じように、神竜の花も各種イベントや闘技場の報酬として入手できることがあります。

但し、英雄の翼に比べると入手できるイベントや闘技場は限られますので、神竜の花が報酬にあるかどうかを確認てから挑戦しましょう。

また、成績に応じて入手できる量が変わるのも英雄の翼と同じです。

武器の錬成

殆どのFE原作と同じように、装備武器(武器スキル)を錬成することも可能です。装備武器を錬成することで威力が上がるのは勿論、何かの能力が補強されたり、何かしら強力なスキルが付与することがあります。

装備武器の錬成は「仲間」→「仲間の強化」→「武器の錬成」メニューで可能です。

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武器の錬成はスキル習得と同じでSPを消費する他、メダルや錬成石が必要になります。メダルや錬成石は闘技場の報酬で入手可能です。錬成した武器を装備したキャラクターはホーム画面で上の写真のような光を発します。

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一般的な継承可能な武器スキルを錬成すると「神錬の雫」というアイテムが貰えます。この雫は「本人のみ装備可能」と書かれた専用武器スキルを錬成するのに必要になります。

専用武器を錬成すると上のトールハンマーのように専用武器専用の強力なスキル(緑字で記載された部分)が付与されます。

尚、全専用武器が錬成できるかというとそうではありませんが、今後のアップデートで錬成可能な専用武器が増えるので、期待して待ちましょう。

祝福の付与

最後に「祝福の付与」について少しだけ説明します。

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「祝福」とはキャラクターに付けられる属性のようなもので、FE蒼炎や暁の属性と同じく火・水・風・地・光・闇・天・理の8種類あります。

祝福を付けると、そのキャラクターが戦闘で敵を倒したときに貰える経験値とSPの量が倍になります。なので、キャラクターの育成ブーストの役割を持ちます。

祝福は、「仲間」→「仲間の強化」→「祝福付与」で任意の祝福を付けることができます。但し、元から祝福がついている伝承英雄・神階英雄にはつけることができません。

祝福には育成ブーストの他にも効果はありますが、それはまたの機会に説明します。

*1:写真の×マークは秘伝書や送還等で現在兵舎におらず、試練に挑戦できないキャラクターを示します

FEヒーローズをやろう(スキル編)

今回はFEHのスキルについて説明します。

今回説明するのはスキルの種類や習得、継承、装備方法で、実際どういったスキルがあるか、どのようなスキルを継承させるかまでの細かいところは、また次の機会に説明します。

FEHのスキル

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FEHのスキルはキャラクターのパラメータの右隣にある7つの枠(写真赤枠)になります。上から順に武器、補助、奥義、A、B、C、聖印となります。

因みに上の写真のようなキャラクターのステータスは、マップのキャラクターのアイコンまたは編成の顔写真をロングタップすると現れます(元の画面に戻る場合は左上の矢印をタップします)。

武器スキル

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装備武器です。武器もスキル扱いで、他のスキルと同じように付け替えることで装備武器を変更します。何も武器スキルを装備しなければ丸腰も可能です。

当然ながらスキル扱いなので、FEHの武器には外伝やifと同じように耐久が存在しません。なので武器が壊れることは考えなくて良いです。

補助スキル

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ライブなどの杖による回復や、踊り、応援、移動補助などのコマンドで発動する補助スキルです。

杖による回復も補助スキルのため、こちらも杖の耐久は考えなくてよいです。

奥義スキル

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発動すれば敵に大ダメージを与えるスキルです。FEHにおける必殺の代わりになります。

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奥義が発動すると、戦闘アニメーションでセリフ付きのカットインの後に奥義専用のエフェクト付きで攻撃します。例えば「氷華」だと上の写真のように雪華が舞います。

奥義カウント

奥義スキルをタップしたときに表示される数字は奥義カウントと呼ばれ、奥義が発動するまでのカウントになります。

戦闘で攻撃を加えるか受けるかすると1づつ減っていき、0になるとその攻撃で奥義が発動します。発動後はまた元の最大カウント(例えば「氷華」の場合は4)に戻ります。因みに、杖のキャラクターの場合は杖による補助スキルを使っても1減ります*1

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奥義カウントはマップ上のキャラクターのアイコン(武器アイコンの下の数字)にも表示されます。奥義発動状態になると奥義スキルと同じマークが表示されます。

この奥義カウントはスキルの効果で増減することもできます。例えばキル系武器はこの奥義カウントがさらに-1され、逆に「キャンセル」のスキルは敵の奥義カウントの減りが-1(つまり敵の奥義カウントが±0)されます。

カウントの少ない奥義と多い奥義

奥義スキルには似た効果ではあるが、

  • 奥義カウントが少ない代わりに、発動時の効果がやや控えめのもの
  • 奥義カウントが多い代わりに、発動時の効果が大きいもの

の2つがあります。

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例えば、「氷蒼」と「氷華」はどちらも自身の魔防の値でダメージを追加しますが、

  • 「氷蒼」は奥義カウントが3*2の代わりに、魔防の50%をダメージに追加
  • 「氷華」は奥義カウントが4の代わりに、魔防の80%をダメージに追加

という効果にになっています。

どちらを覚えさせた方が良いかはそのキャラクターの強さや編成する味方、マップ上の敵などに依存するのでケースバイケースです。

範囲攻撃型と杖の奥義

奥義には戦闘時に発動するものが殆どですが、他にも

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  • 戦闘前に特定の範囲の敵にダメージを与える範囲攻撃型(写真左)
  • 杖のキャラクターが回復時に発動する杖の奥義(写真右)
  • 戦闘後に発動する奥義(疾風迅雷、巨影の奥義など)

があります。

範囲攻撃型の場合は、ダメージを与えるマスに奥義スキルのマークがつきます。

ABCスキル

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奥義や補助スキルに属さない3つのスキル枠です。自身の強化や敵の弱体化などが多いので、覚えておくと戦闘を有利に進められます。

ABCスキルに明確な違いというものはないですが、傾向としては

  • Aスキル…遠近反撃系、戦闘時に自身が強化されるもの(「~の一撃」など)、常に何かしらの強化がされるもの(「死線」など)
  • Bスキル…戦闘順序が入れ替わるもの(「待ち伏せ」など)、追撃に関するもの(「守備隊形」など)、敵が弱体化するもの(「~の凪」など)
  • Cスキル…ターン開始時に味方の能力を上げたり(「~の波」など)敵の能力を下げたり(「~の謀策」など)するもの、周囲の味方の能力を上げたり(「~の紋章」など)敵の能力を下げたり(「~の牽制」など)するもの

となっています。

聖印

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いわゆる4番目のABCスキル枠です。

聖印として存在する任意のスキルを装備することができ、すでにABCスキルで装備しているスキルと同じものでも装備することも可能です。

聖印のスキルはABCスキルと同じものが多いですが、中には聖印にしか存在しないスキル(「重装のブーツ」など)もあります。

スキルの習得と装備

ここからはスキルの習得や装備について説明します。

まず、注意しなければならないのはこれらスキルの習得と装備は、戦闘マップに入ったときにはできません。なので、戦闘マップに入る前にしっかりとスキルの取得や装備などの準備を行いましょう。

スキルの習得

スキルを習得するためには、SPを消費することで、そのキャラクターが覚えているスキルを習得することができます。

「仲間」メニュー→「仲間の強化」→「スキル習得」*3でスキルを習得できます。

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SPはレベルアップか戦闘で敵を倒すと貰えます。敵を倒したときの「SP+X」という表示が敵を倒した後に貰えるSPを表します。杖のキャラクターの場合は杖のスキルを使用することでもSPは貰えますが、戦闘で敵を倒したときよりも少ないです。

注意しなければならないのは、いきなり効果の強いスキルを覚えることはできず、まず効果の弱いスキルから順に覚えないと強いスキルを覚えることはできません。

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例えばSPの量的にスルト王「金剛の構え2」を覚えられますが、いきなり「金剛の構え2」を覚えることはできず、その前に「金剛の構え1」を覚えさせる必要があります。

因みに、強力なスキルを覚えさせる前に必要なスキルが存在する場合、「~の習得が必要です。」という表示がされます。

スキルの装備

「仲間」メニュー→「個性・装備の変更」→「スキル装備変更」と「聖印装備変更」*4で、覚えているスキルや持っている聖印を付け替えることができます。

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またここで装備しているスキルのチェックマークを外すと、何もスキルを装備していない状態になるので、丸腰もここで可能です。

スキルの継承

さて、最初からキャラクターが覚えているスキルの他にも、他のキャラクターが覚えているスキルが欲しい場合があると思います。

その場合は他のキャラクターから「スキルの継承」を行います。

「仲間」メニュー→「仲間の強化」→「スキルの継承」でスキルの継承が行えます。継承元のキャラクター(或いは秘伝書)から継承したいスキルを4つまで選んで他のキャラクターからスキルを得ます。継承したいスキルを持ったキャラクターが見つからない場合は「スキル検索」ができます。

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ここでもスキルの習得と同じで、未収得でいきなり効果の強いスキルを得ることはできません。未収得の場合は効果の弱いスキルから継承する必要があります。継承するのに必要なスキルがある場合は「~の素質が必要です」と表示されます。

尚、写真の注意書きにもありますが、スキル継承元のキャラクター(秘伝書)は継承が完了すると消滅してしまいます。なので、スキル継承は慎重に行いましょう。

また、継承元のキャラクターに「お気に入り」が設定されていた場合は、そのキャラクターを継承元に選ぶことはできません*5

武器の継承

他のキャラクターが装備している武器を得る場合も「スキルの継承」で武器を継承します。従ってFEHも聖戦と同じで武器の交換というものがありません。

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継承できる武器はそのキャラクターが装備している武器だけ継承できます。例えば剣のキャラクターは剣の武器のみ継承できます。

また魔法とブレスは、継承元のキャラクターと同じ色の魔法とブレスのみ継承できます。例外なのは弓と暗器で、弓と暗器は色が異なっても武器の継承が可能です。

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尚、武器の中にはそのキャラクターしか装備できない専用武器というものがあり、その場合は継承元と継承先の武器が一致しても継承ができません。専用武器は「本人のみ装備可能」と記載があります。特に牙は専用武器が多いので武器の継承が難しいです。

コラム:炎魔法使いに闇魔法を持たせる

前回、魔法は色事に属性分けがされていて、炎魔法と闇魔法は赤魔法に分類されることを話しました。

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ということはつまり、炎魔法と闇魔法は同じ赤魔法なので、武器の継承で炎魔法使いに闇魔法を持たせることが可能となります。勿論逆に闇魔法使いに炎魔法を持たせることも可能です。

同じようなことが青魔法の雷魔法と光魔法にも言え、雷魔法使いに光魔法を、光魔法使いに雷魔法を持たせることも可能です。

継承不可のスキル

武器以外のスキルもなんでもかんでも継承できるものではなく、どうしても継承できないスキルがあります。

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専用武器のように「本人のみ装備可能」というものの他に、特定の移動タイプや武器のキャラクターに継承できないものがあります。「装備不可」の記載の横にそのスキルを継承できない移動タイプや武器種のアイコンがあるので、そこで継承可能かどうか確認可能です。特に杖のキャラクターは継承ができないスキルが割と多いので、注意しましょう。

スキルセット

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スキルの継承などで覚えたスキルや聖印の組み合わせを記録しておきたい場合は、「スキルセット」を使うと良いです。

「仲間」メニュー→「個性・装備の変更」→「スキルセット装備・変更」*6でスキルセットを記録したり、記録したスキルセットのスキルを一括で付け替えることが可能です。

*1:レスキューなど奥義カウントが減らないものもあります

*2:写真の正月キヌ君は武器スキルで2になっています

*3:或いはステータス画面右下の「スキル習得」

*4:或いはステータス画面下の「スキル変更」

*5:最初からいる特務機関のアルフォンス君、シャロン君、アンナ君も継承元に選べません

*6:或いはステータス画面下の「スキルセット」

FEヒーローズをやろう(戦闘編)

前回はFEHの召喚など導入的なところを説明しましたが、今回はFEHの戦闘システムについて説明していきたいと思います。

FE作品本編との相違点

FEHもFEシリーズの1つではありますが、システムはFE作品本編と大幅に異なるところがあります。ここでは、特にFE作品本編と大きく異なる相違点を挙げたいと思います。

魔法、暗器に射程1がない

FE作品本編では、大抵の魔法や暗器には射程1が備わっていますが、FEHには射程1がありません。

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つまり、FEHの魔法と暗器も弓と同じく常に2マス先の敵しか攻撃や反撃ができず、隣接マスの敵には攻撃も反撃*1もできません。上の写真では魔道士のリンダ君が隣接して攻撃するキヌ君に反撃できない様子を示しています。

因みに、グラディウスや雷神刀などの原作では射程1-2の武器を持つキャラクターの射程も1で、自分から2マス先の敵に攻撃することはできませんが、反撃時のみ2マス先の敵に攻撃できます。

杖で攻撃ができる

FE作品本編では殆どの作品で杖での攻撃はできませんが、FEHでは杖による攻撃も可能です。と言っても暁の女神のような反撃のみ可能な杖ポコではなく、ちゃんと相手の魔防で計算する魔法攻撃扱いで、自分から攻撃することも可能です。

但し、杖によるダメージは通常の半分の値になり、そのままの数値で攻撃したい場合は武器スキルで補うか「神罰の杖」というスキルが必要です。

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上の写真は杖での攻撃の一例です。サクラ様の攻撃26に対し敵ボウファイターは魔防7なのでダメージは26-7=19になるはずですが、最終的に与えるダメージはその半分の9になっています。

因みに杖の射程も魔法や暗器と同じ射程2で、隣接マスの敵には攻撃できません。

命中と回避が存在しない

FE作品本編には技や速さ、幸運などの数値で攻撃の命中率や回避率が決まりますが、FEHには命中と回避が存在せず、攻撃は絶対に必中します。そのため、FEHのキャラクターには技と幸運のパラメータがありません。

その代わり、後述のとおり3すくみの効果が大きいので、そこで存在しない回避を補うことができます。また武器の効果やスキルでも受けるダメージを軽減できます。

3すくみの効果が大きい

大抵のFE作品に備わっている武器の3すくみは、FEHにも実装されています。ただし、その効果はかなり大きいです。

というのも相性有利であれば攻撃力が+20%、相性不利であれば攻撃力が-20%されるからです。つまり武器相性が良ければ、ある程度攻撃力が低くても大ダメージをたたき出したり、ある程度守備が低めでも受けるダメージが激減されます。

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上の写真は3すくみによるダメージ増減の例です。キヌ君が攻撃47守備22に対し、漆黒の騎士殿は攻撃46守備39なので、一見するとキヌ君が大ダメージを負って漆黒の騎士殿はあまりダメージを受けないように見えます。しかし3すくみで青牙>剣(赤)となり、キヌ君が漆黒の騎士殿に大ダメージを与え、逆に漆黒の騎士殿はキヌ君へ与えるダメージが低くなります。

必殺が存在しない

先ほど説明にもありました通り、FEHには技のパラメータが存在しません。ということは技のパラメータ依存で発生する必殺攻撃もFEHには存在しません。

こちらについては奥義スキルが必殺攻撃の代わりになり、キル系武器はその奥義スキルが発動しやすい特性を持っています。奥義スキルについてはまた別の機会に説明します。

FEHの武器

ここからはFEHの武器について説明したいと思います。

FEHにも色々武器はありますが、それらは、無色の4色に大別されます。この4つの色は前回取り上げた召喚石の色と同じであり、つまり召喚石の色によってどの武器のキャラクターが召喚されるかが決まります。

この武器の色に3すくみがあり、>>>という3すくみが成り立ちます。無色は3すくみから外れます。どの色にどの武器が割り当てられているかは以下のとおりです。

尚、残念ながら2021年2月現在、武器種「拳」は実装されていません*2

剣・槍・斧・杖

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おなじみ剣、槍、斧ですが、FEHでも大抵のFE作品本編と同じように、剣>斧>槍>剣という3すくみが割り当てられています。

FEHの色では剣(>斧(緑)>槍(青)>剣(赤)となっています。実はこの色割り当てはifと同じなので、ifをプレイされたことがある人にはとっつきやすいと思います。

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またFE作品本編に出て来る杖は3すくみから外れることが多いので、FEHでも無色扱いです。今のところ赤緑青の色がついた杖はありません。

魔法

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一部のFE作品本編にある魔法の3すくみはFEHにもあります。ただし、炎>風>雷>炎や、理>光>闇>理というものではなく、赤魔法>緑魔法>青魔法>赤魔法という3すくみになっています。

因みに、これまでのFE作品本編の魔法の属性にどの色が割り当てられるかの傾向は、

赤魔法(炎・闇)>緑魔法(風)>青魔法(雷・光)>赤魔法(炎・闇)

のとおりなので一応、炎>風>雷>炎や、理>光>闇>理というすくみ関係にはなっています(ただし、緑の光魔法や闇魔法もあったりするので例外はあります)。

因みに魔法には無色の魔法というのもありますが、この魔法を持っているキャラクターは今のところ4人*3しかおらず稀少です。

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大抵のFE作品本編では3すくみから外れる弓は、FEHでも3すくみから外れる無色扱いであることが多いです。

最近では赤弓>緑弓>青弓>赤弓という弓も出てきていますが、数は圧倒的に無色の弓よりも少ないです。

尚、誰にどの色の弓が割り当てられているかはあまり決まってません*4

暗器

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FEifなどに出てきた暗器は、FEHにも引き続き出てきます。今回は忍者やメイドだけでなく、原作で盗賊やアサシンだったキャラクターも装備しています。

こちらも弓と同じく無色が多いですが、赤暗器>緑暗器>青暗器>赤暗器という暗器も出ています。勿論、こちらも無色の暗器よりも数は少ないです。

弓と同じで誰にどの色の暗器が割り当てられるかは決まってません。

ブレス(竜石)

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FE作品本編に登場するマムクートのキャラクターは、FEHでは竜石の代わりにブレスという攻撃手段を持っています。

このブレスも赤ブレス>緑ブレス>青ブレス>赤ブレスという3すくみが成り立ち、無色のブレスは3すくみから外れます。弓や暗器と異なりこちらは無色の方が数が少ないです。こちらも誰にどの色が割り当てられるかは決まってません。

尚、FEHでのブレスは射程1で、魔法と同じく魔防を参照してダメージが計算されます。ただし、殆どのマムクートのキャラクターは「射程2の敵に守備か魔防の低い方でダメージ計算」という武器スキルを持っているので、魔防が高くて守備の低い魔道士キャラクターを壁にすると痛い目を見ます。

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FE蒼炎などに登場するラグズ系のキャラクター*5が装備しています。

この牙も赤牙>緑牙>青牙>赤牙という3すくみが成り立ち、無色の牙は3すくみから外れます。弓や暗器、ブレス、魔法と異なりどの色も満遍なくキャラクターに分配されて偏りがありません。こちらも誰にどの色が割り当てられるかは決まってません。

牙のキャラクターは「ブレス(マムクート)と牙以外のキャラクターが隣接していなければ化身状態になる」武器スキルを持ち、化身状態であれば自分から攻撃したときに相手は追撃不可、移動力+1などの特典が付きます。

移動タイプ

FEHに登場する各キャラクターには「移動タイプ」というものが存在し、このタイプによって移動力やどの地形に侵入できるかが決まります。

大別すると「歩行」、「重装」、「騎馬」、「飛行」の4タイプあります。

歩行

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FE原作でロードや傭兵、スナイパーなどの徒歩のキャラクターが相当するタイプです。レベルの隣にあるブーツマークが目印です。

ヘルプにもある通り基本的に2マス進めますが、林の地形だと1マスしか進入できません。また山や川といった地形には進入できません。

重装

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FE原作でアーマーナイトのキャラクターが相当するタイプです。FEサイファの重装タイプにも似た鎧の兜のようなマークが目印です。

進入可能な地形は歩行と同じですが、基本的に1マスしか進めません。

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しかし、「重装のブーツ」や「重装の行軍」などのスキルで移動力が補強される手段が多く、その場合は歩行が進入し辛かった林も2マス進めるという特徴があります。

補足1:こんなキャラクターも重装

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FEHで重装となるキャラクターには元々アーマー系だったキャラクターの他にも、

  • 原作では重装っぽい見た目だが厳密には重装ではないキャラクター(ハーディン殿やゼフィール王など)
  • 重装よりも軽装に見えるが何かしらの仮装をしている徒歩のキャラクター(超英雄に多い)
  • 原作では全く重装ではないがかなり筋骨隆々なキャラクター(ドーマ神、カイネギス王など)

も重装扱いになります。仮装してたり筋骨隆々なだけで移動力が1マスになったり、ハンマーで大ダメージ負ったりするので中々シュールかもしれませんが、そこもFEHの面白いところだと思います。

補足2:FEHの重装の能力

大抵のFE作品では重装系は攻守が高く、魔防と速さが低いというイメージがあります。

FEHでも名前なしの敵を始めとしてそのような重装キャラクターは多いですが、中には

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  • 守備が低くて、魔防と速さが高い重装キャラクター
  • 守備・魔防ともに高くて、速さが極端に低い重装キャラクター
  • 守備・魔防もそんなに高くないバランス的な重装キャラクター

などもいたりするので、一口に重装といっても能力は十人十色です。

また、装備するスキル次第では魔防と速さが低い重装キャラクター(アーダン君など)を速くしたり魔法に強くしたりすることも可能です。

騎馬

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FE原作で騎乗しているキャラクターが相当するタイプです。FEサイファの獣馬タイプにも似た馬の頭のようなマークが目印です。

移動力は3マスと全移動タイプ中最高の移動力を持ちますが、林に進入できず、畑や柵は1マスしか進めないという欠点があります。勿論歩行や重装が進入不可能な地形にも進入できないので、歩行や重装よりも進入可能な地形に制限を受けます。

特に林に進入できないというのは大きな欠点で、上の写真のように林の地形が殆どを占めているマップでは、他の移動タイプが林に進入している一方で騎馬は大回りする必要があり、場合によっては他の移動タイプより遅れてくることが多いです。

補足1:騎馬タイプの牙キャラクター

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FEサイファでは武器が牙のキャラクターは問答無用で「獣馬」タイプがつきますが、FEHでは一部の牙のキャラクターが「騎馬」タイプになります。

当然ながら騎馬タイプの牙のキャラクターも同じように林に進入できないデメリットがあります。なので、猫やキツネ、ウサギが林に進入できずに大回りして移動するというこちらも中々シュールな光景になります。

補足2:グレートナイトのキャラクター

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FE原作では重装と騎馬の両方のタイプを併せ持つグレートナイトのキャラクターは、FEHではタイプが「騎馬」のみになり「重装」はつきません。

なので受ける特効もナイトキラーなどの騎馬特効のみになり、ハンマーなどの重装特効は受けません。

飛行

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FE原作でペガサスナイトドラゴンナイトなどの飛行系のキャラクターが相当するタイプです。FEサイファの飛行系と同じく翼のマークが目印です。

移動力は歩行と同じ2マスですが、林を2マス進めるだけでなく、FE原作と同じく山や谷、川や海にも進入できます。ただし、城壁や家屋に進入することはできません。

殆どの地形に進入できる点は強いですが、FE原作と同じく弓の攻撃に弱いので注意しましょう。

補足1:こんなキャラクターも飛行

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FEHで飛行となるキャラクターには元々ペガサスナイトドラゴンナイトだったキャラクターの他にも、

  • 翼がや羽があって飛んでいるキャラクター(ミルラ君、ピアニー君など)
  • 翼はないが魔法の箒などに乗って空を飛んでいるキャラクター(超英雄の飛行系など)
  • 何かしらの力で浮遊しているキャラクター(総選挙ミカヤ君、ヘル王など)

も飛行扱いになります。

特に注意しなければならないのは3番目の「何かしらの力で浮遊しているキャラクター」であり、良く見ないと歩行と間違う可能性があるからです。例えば守備の高いヘル王で弓を引きつけようとすると、ヘル王は飛行のため思わぬダメージを受けてしまいます。

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マップ上での歩行との見分け方は、地に足をつけているのが歩行、地に足がついておらず浮遊しているモーションなのが飛行になります(それでも大分分かりづらいかもしれませんが)。

特効

最後にFEHの特効について説明します。FE原作やFEサイファには特定の兵種やタイプに対して武器の威力が倍増したり戦闘力が上がる「特効」というのが存在します。

FEHにもこの「特効」が存在しますが、その時のダメージは攻撃の1.5倍になります。

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ただし、特効までを考慮した攻撃力に3すくみの補正がかかるため、武器相性が悪いと特効ありでも与えるダメージが低くなり最悪ダメージ0というのがザラにあります。逆に言えば、特効ありで武器相性も良ければ一撃で敵を倒すことも可能です。

因みに特効ありの攻撃の場合はダメージの数値が緑色になります。

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特効には「移動タイプに対する特効」「武器に対する特効」の2つがあります。前者は例えば弓全般が「飛行」に特効になり、後者は例えばファルシオンが武器「ブレス(マムクート)」に対する特効になります。

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マップ上で敵と味方の攻撃に特効があるかどうかを知る手段として、味方キャラクターをタップすると敵にマークが出てきます。先述の歩行と間違えそうな飛行タイプもこのマークで判別可能です。

敵に緑のチェックマークが現れれば、その味方キャラクターの攻撃で特効を受ける敵という意味になります。

逆に敵に赤の!マークが現れれば、その味方キャラクターは敵キャラクターの攻撃で特効を受けるという意味になります。

因みに敵がどちらの条件も満たしている場合は緑と赤のマークが交互に現れます。

*1:「近距離反撃」系のスキルがあれば反撃できる

*2:拳の印象が強いラファエル君は無色の弓で登場しました

*3:ミョルニルにおける召喚士、ブラミモンド君、花嫁ミカヤ君、ハロウィンチェイニー君

*4:キャラクターのイメージカラーの可能性もありますが、ミドリコ君はなぜか赤弓なのでその線はなさそうです

*5:竜のラグズはブレス扱い